Alexa Fluor® 488色素は、明るい緑色の蛍光色素であり、488 nmのレーザー線に最適な励起波長を持ちます。イメージングおよびフローサイトメトリーにおける安定したシグナル発光のために、Alexa Fluor® 488色素は幅広いモル範囲においてpH非感受性です。

高い蛍光量子収率および光安定性を有するプローブを使用することで、少量しか存在しない生物学的構造を高感度で検出できます。Alexa Fluor® 488色素の分子は、顕著な自己消光を起こすことなく高モル比でタンパク質に付着可能なため、より明るいコンジュゲートおよびより高感度な検出を実現します。

Life Technologies社では、細胞のラベリングおよび検出に最適化された様々な抗体、ペプチド、タンパク質、トレーサー、および増幅基質のAlexa Fluor® 488色素コンジュゲートをご用意しております。加えて、お客様ご自身による抗体コンジュゲートまたはプローブの作製に、反応性色素およびラベリングキットもご利用いただけます。

Alexa Fluor® 488 ダイジェスト


初期輝度

 
 

 

 
  

生細胞または固定細胞における高感度な検出に、最も明るく最も光安定生が高い緑色色素です。マルチプレックス解析に、Alexa Fluor® 350、594、および647色素とよく併用されます。

 

バッファー中での光安定性

 
 
 
 
 
 
   

退色防止剤中での光安定性

 
 
 
 
 

 

 

 488FITC490525 
 
レーザー波長

一般的なフィルターセット

最大励起波長

最大発光波長
 

用語の定義、および数値を求めた手順

Alexa Fluor® 488反応性色素

以下の反応基でコンジュゲートを作成する色素ラベリングケミストリーをお選び下さい:

アミンチオールアルデヒド-、ケトン、カルボン酸塩またはリン酸塩クリック反応

Alexa Fluor®色素ファミリー

研究を照らし続けて15年

Alexa Fluor® dyes

Alexa Fluor®色素—現在はLife Technologies社の一部となったMolecular Probes社が開発—は今日市販されている蛍光色素の中で最も信頼されている色素です。製品の優れた性能はもちろんのこと、経験豊富なテクニカルサポートチームがトラブルシューティングのお手伝いをいたします。また、50,000を超える公表文献、アプリケーションおよび実験上のヒント、また実験計画の手助けとなるプロトコール集をご参照いただけます。優れた研究を実現するために、Alexa Fluor®色素をどうぞご利用下さい。

詳細情報:

Alexa Fluor®色素の全容についてはMolecular Probes® Handbookをご覧ください:

Resources

Molecular Probes® Handbook

Molecular Probes Handbook大幅に改訂された11版は、蛍光ラベリングおよび検出に関する最も充実した参考資料です。Molecular Probes® Handbookは、蛍光ラベリングおよび検出実験において最良の実験結果を得るためのお手伝いをします。オンラインでハンドブックをご覧いただくか、または印刷したハンドブックをお申し込みください。

退色防止剤

Antifade reagents退色防止剤は、光退色を抑え、蛍光ラベルされたターゲット分子を維持します。これらの退色防止剤はAlexa Fluor® 488色素およびそのスペクトルにわたる多数の色素に優れた適合性があり、多色アプリケーションにおいて特に有用なツールです。

   

細胞染色シミュレーションツール

Cell stain tool弊社のシミュレーションツールを使用してお客様の細胞を染色し、弊社特製の多様な蛍光色素を用いて再現性の高い結果を得てください。抗体プローブ、反応性色素、およびカウンター染色についてマルチプレックス実験の計画を行い、完璧に標識された蛍光細胞を作り上げてください。

 

Fluorescence SpectraViewer

Fluorescence Spectraviewerスペクトルのプロットおよび比較を行い、Molecular Probes®の蛍光プローブを含め一般的な蛍光色素分子とのスペクトル適合性を確認できます。Fluorescence SpectraViewerツールは、顕微鏡イメージングおよびフローサイトメトリーアプリケーション用にフォーマットされています。