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当社は、アクチン標識において抗体より遥かに優れたアドバンテージを提供する Invitrogen Molecular Probes の蛍光およびビオチン化ファロイジンを多数ご提供しています。ファロイジンコンジュゲートの結合特性は、植物や動物など異なる生物種のアクチンに対してもほとんど変化しません。また、非特異的染色もほとんど認められません。そのため、染色された部分とされていない部分のコントラストが明瞭です。 他の細胞骨格染色用製品を見る |
ファロイジンは、致死性の高い Amanita phalloides (タマゴテングダケ)から分離された毒素ファミリーに属す二環性ペプチドであり、固定化細胞や透過化細胞、無細胞実験においてF-アクチンを選択的に標識するためのイメージングアプリケーションに一般的に使用されています。標識ファロイジンコンジュゲートは、高分子および低分子フィラメントに対して同様の親和性を示し、筋肉細胞および非筋肉細胞のアクチンサブユニットあたり 1 個のファロトキシンの割合で化学量論的に結合します。また一部の抗アクチン抗体とは異なり、モノマーの G-アクチンとは結合しないことがわかっています。
Alexa Fluor および Alexa Fluor Plus 色素を使用したファロイジンの蛍光コンジュゲートは、F-アクチン染色剤として幅広く使用され、全てのスペクトル領域にわたってカラー選択が可能です。ファロイジンコンジュゲートは、スペクトルの類似した他のコンジュゲートと比べ卓越した明るさと光安定性を発揮する蛍光プローブとして研究現場で利用されています。
固定、透過処理したウシ肺動脈内皮細胞を、Invitrogen SelectFX Nuclear Labeling Kit および Alexa Fluor ファロイジンコンジュゲートを使用して可視化しました。核と F-アクチンをそれぞれDAPI と Invitrogen Alexa Fluor 680 ファロイジン(左上)、Invitrogen SYTOX Green dye と Invitrogen Alexa Fluor 568 ファロイジン(右上)、7-AAD と Invitrogen Alexa Fluor 488 ファロイジン(左下)、Invitrogen TO-PRO 3 dye と Invitrogen Alexa Fluor 350 ファロイジン(右下)で染色しました。
アクチン選択的プローブ | 励起/発光* | 最大分子量 | 製品番号 |
---|---|---|---|
Alexa Fluor 350 ファロイジン | 346/442 | 1100 | A22281 |
NBD ファラシジン | 465/536 | 1040 | N354 |
Alexa Fluor Plus 405 ファロイジン | 405/450 | 1010 | A30104 |
フルオレセインファロイジン | 496/516 | 1175 | F432 |
Alexa Fluor 488 ファロイジン | 496/519 | 1180 | A12379 |
Oregon Green 488 ファロイジン | 496/520 | 1180 | O7466 |
ローダミンファロイジン | 540/565 | 1250 | R415 |
Alexa Fluor 555 ファロイジン | 555/565 | 1910 | A34055 |
BODIPY 558/568 ファロイジン | 558/569 | 1115 | B3475 |
Alexa Fluor 594 ファロイジン | 590/617 | 1620 | A12381 |
Texas Red-X ファロイジン | 591/608 | 1490 | T7471 |
Alexa Fluor 647 ファロイジン | 650/665 | 1950 | A22287 |
Alexa Fluor 680 ファロイジン | 679/702 | 1850 | A22286 |
ビオチン-XX ファロイジン | NA | 1300 | B7474 |
Alexa Fluor Plus 750 ファロイジン | 758/784 | 2122 | A30105 |
* 最大励起波長と最大蛍光波長(Em)、単位は nm。 |
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.