Autophagy Research 

オートファジーとは、タンパク質および細胞小器官を含む、細胞質カーゴが分離、輸送され、リソソーム機構を介して加水分解酵素により分解される過程です。オートファジーは細胞の健常な機能にとって極めて重要であり、オートファジーの障害が細胞損傷の蓄積および老化の主要要因となっています。

p62およびLC3Bをモニターするためのツールにより、ユビキチン化分解機構とオートファジーとの関係を研究することが可能となります。当社は、イメージングおよびマイクロプレートプラットフォームを使用してオートファジー活性を研究するために、幅広い種類のMolecular Probes® 製品を提供しています。Molecular Probes®製品 を使用して、オートファゴソームへのリソソームの取り込みを追跡し、タンパク質を合成からオートファジーのパスウェイを通して凝集およびユビキチン化に至るまでをモニターすることが可能となります。

 

オートファジー研究用製品を見つける。

LC3B & p62

With LC3B & p62によるオートファジーの追跡

  • LC3Bによるオートファジーの追跡
  • オートファゴソームの成熟のモニタリング
  • p62による、オートファジーの選択的な追跡
 Lysosome Markers

リソソームマーカー

  • リソソームの位置決定および追跡
  • リソソーム内容物の位置決定および追跡

 

High-Throughput Techniques

ハイスループット技術

  • 固定化細胞中のLC3Bの位置決定および追跡
  • LC3B 蓄積の定量アッセイ
 

オートファジーの流れ

Schematic depiction of the autophagy pathway
 
p62 およびLC3Bを含む、オートファジー経路の図解。最初の段階には、隔離膜またはファゴフォアの形成および伸長が含まれます。第二段階は、細胞質の拡大および隔離を伴い、二重膜のオートファゴソームが形成されます。この段階においてLC3タンパク質がオートファゴソームに取り込まれ、p62 とユビキチンが共役しLC3Bタンパク質に結合します。リソソームがオートファゴソームと融合することにより、オートリソソームが形成されます。この段階において、LC3Bが解離し、p62および結合していたユビキチンカーゴが分解されます。