少ないサンプル量でより多くのバイオマーカーをプロファイルします

Invitrogen ProcartaPlexアッセイは、Luminex xMAP技術を使用する抗体および磁気ビーズベースのイムノアッセイで、わずか6.3~50 µLの血漿、血清、細胞培養上清、またはその他の体液サンプルに含まれるターゲットタンパク質を最大80種類まで1つのウェル内で同時に検出および定量できます。このアッセイは、幅広い600種類を超えるサイトカイン、ケモカイン、増殖因子、およびその他のタンパク質ターゲットに対応しています。

 

ProcartaPlexアッセイは、設定済みパネル(2~80プレックス)とカスタマイズ可能なオプションの幅広いメニューにより、高い柔軟性を提供して個々の研究ニーズにお応えします。炎症、免疫学、サイトカインプロファイリング、腫瘍学、感染症のいずれの研究でも、ProcartaPlexマルチプレックスアッセイの正確性、感度、再現性、および汎用性を活用してより深い知見を得たり、複雑な生物学的プロセスを解明できます。

 

ProcartaPlexマルチプレックスアッセイは、バイオマーカー分析や疾患研究に対して、ハイスループット(96ウェルおよび384ウェルフォーマット)で費用対効果が高く、時間を節約するソリューションを提供します。


ProcartaPlexアッセイフォーマット

Dual Reporter Panel

NEW 市場に新しく導入されたのProcartaPlex Dual Reporterアッセイをご確認ください。本製品は、最大8種類のシグナル伝達タンパク質のリン酸化型と総タンパク質を同じビーズ上で同時に定量できます。


ProcartaPlexアッセイを選ぶ理由?

柔軟性

希望する正確なパネルを入手できます。90%以上のProcartaPlexアッセイは相互に組み合わせることがきるため、個別性に優れたハイプレックスパネル(≤ 80プレックス)の作成を可能にします。

 

再現性のある結果

各ProcartaPlexアッセイはISO 9001認定施設で製造されており、厳格な品質管理検査を受けているため、再現性とロット間の一貫性を確保します。

 

スケーラビリティ

プレックスサイズに関係なく再現性のある性能を実現し、異なるサイズのパネルやシンプレックスキットからのデータを相関させることができます。

高い特異性と感度

すべてのProcartaPlexアッセイは、ネイティブな内在性タンパク質に対する特異性と検出に加えて、組み合わせ可能性、干渉、および交差反応に関して広範囲かつ個別に試験されています。

 

リソースの節約

ProcartaPlexマルチプレックスアッセイでは、1アナライトアッセイと比較して必要なサンプル量が少なく、かつハンズオン時間が短いため、結果取得までの時間、コスト、労力を低減します。

 

無料の解析ソフトウエア

ProcartaPlex Analyst AppはThermo Fisher Connectから無料で入手でき、1 TBのクラウドストレージが付いています。

ProcartaPlexイムノアッセイデータ

Luminex 200およびFLEXMAP 3DとLuminex xMAP INTELLIFLEXとの比較におけるProcartaPlexアッセイのパフォーマンス

(A)ヒトIL-8標準曲線データは、INTELLIFLEXと確立されたLuminex装置の間に優れた相関を示します。INTELLIFLEXでは、Luminex 200(LX200)との比較のために低PMTモード(LPMTLX)で、FLEXMAP 3D(FM3D)との比較のために高PMTモード(HPMTFM)でデータを取得しました。(B)INTELLIFLEXとLuminex 200およびFLEXMAP 3Dでデータを取得した場合、さまざまなサンプル(非刺激および刺激PBMCs)のヒトIL-8総タンパク質測定において優れた相関性と一貫性を示しています。 


ProcartaPlex品質管理基準

すべての設定済みマルチアナライト試薬パネルは、組み合わせ可能性、干渉、および交差反応について広範囲に試験されており、厳格な品質管理基準を満たしています。

 

表1. ProcartaPlex設定済みパネルにおけるアナライトの交差反応性試験。ここでは、アナライトのごく一部のサブセットのみを示しています。

図1.異なるサイズのProcartaPlexパネル間の再現性を示す拡張性データ。ProcartaPlex Human Immune Monitoring Panel, 65-PlexおよびProcartaPlex Human Immune Response Panel, 80-Plexを使用して解析した、42個のヒト血液サンプルからのタンパク質発現データの比較。ここには一部のアナライトを示しています。他のアナライトでも同様の結果を得られます。

図2.ProcartaPlexアッセイを使用した場合の、大規模と小規模のマルチプレックスアッセイの高い相関性を示すデータ。ProcartaPlex Chemokine Panel 2(9-plex)とProcartaPlex Human Immune Response Panel, Immune Response Panel(80-plex)を比較した回帰解析で、R2値>0.9が得られました。(MCP-4の場合0.99、CCL1の場合0.93)

図3.ProcartaPlexマルチプレックスイムノアッセイのワークフロー

Luminexプラットフォームを対象としたProcartaPlexマルチプレックスイムノアッセイは、従来のELISAと同様の方法で実行されますが、1つのウェルから最大80のターゲットを定量できます。手順は類似していますが、プレートに直接結合された捕捉抗体ではなく、抗体でコーティングされたビーズを使用してアナライトを捕捉する点が異なります。各キットは、標準曲線が確立できるように、既知濃度のスタンダードが提供されます。シェーカーでインキュベーションした後、96-ウェルプレートをフラットマグネットに30秒間置いてビーズを洗浄します。その後、ウェルを振るか、自動プレートウォッシャーを使用して溶液を廃棄します。マグネットを取り外し、ビーズを検出抗体で再懸濁します。再度インキュベーションと洗浄を行った後に、ストレプトアビジン-R-フィコエリスリン(SAPE)を加えます。ビーズは洗浄され、分析の準備が整います。ProcartaPlex解析アプリでデータ解析を合理化できます


「我々の中核施設では、Invitrogen Th1/Th2 Cytokine 36-Plex Mouse ProcartaPlex Panelを組織ライセートで使用しています。我々の顧客の多くはアッセイの再現性にうれしい驚きを示し、一部の顧客は次のようにコメントしています:「このアッセイは、私たちが遺伝子発現で発見したものをうまく検証しました。」

―Diane Bender、PhD

The Bursky Center for Human Immunology and Immunotherapy Programs

Washington University School of Medicine



イムノアッセイ研究分野

免疫腫瘍学、神経生物学、アイソタイピング、免疫グロブリン特性評価、がんの特性、CAR-T細胞など、さまざまな研究分野に対応した当社のイムノアッセイをご覧ください。

Immunoassay Research Areas

大規模なマルチプレックスパネルにアクセス

バイオマーカーの発見と検証方法を変革できます。Luminexプラットフォームにある最大規模のready-to-useパネル—ProcartaPlex Human Immune Response Panel 80-PlexおよびProcartaPlex Mouse Immune Response Panel 64-Plexにより、スクリーニングプロジェクトを加速できます。

生物学的システムにおける細胞毒性の影響を理解

ADME/Tox研究用の最大11のバイオマーカー(FDA推奨マーカーを含む)と、関連性の高いCYPターゲットを解析して、肝臓および腎臓疾患の進行や、薬物誘発性肝毒性および腎毒性をモニタリングできます。

よりハイスループットでかつ、少ないサンプルインプット量の実現

ProcartaPlex 384-ウェルアッセイは、少ない反応量用に特別に開発された、至適化済みの試薬組成を提供します。わずか6.3 µlのサンプルで、最大30,720のデータポイントを取得できます。当社独自の凍結乾燥ビーズキットフォーマットで結果までの時間が短く、液体ビーズ組成と比較してハンズオン時間が短縮されています。


“Like magic, science takes practice, but the end results are so satisfying.”

 

お客様の体験談をお読みになり、Martin Pelletier博士がトランスレーショナル研究において、少量サンプルからマルチプレックスバイオマーカーをスクリーニングする際や、再現性の高い大規模試験の実施における課題をどのように克服したかをご覧ください。

Martin Pelletier、PhD

Researcher, Division of Infectious and Immune Diseases at the CHU de Québec-Laval University Research Center

Associate Professor, Department of Microbiology-Infectious Diseases, and Immunology

Faculty of Medicine, Université Laval, Canada


ProcartaPlex解析アプリは、Luminex装置で取得したProcartaPlexアッセイからのデータ解析を効率化します。使いやすいこのソフトウエアはロット固有のアッセイ情報の割り当てを簡素化し、4PL/5PL曲線適合の至適化、グループ単位の統計、およびヒートマップ解析を提供します。さらに、このアプリでは、プレゼンテーションや出版物のための画像を含む詳細なレポートのエクスポートが可能です。

ProcartaPlex Analysis App

研究用途にのみご使用ください。診断目的の使用はできません。