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Invitrogen Countess 3 FL自動セルカウンターは、14種類のスペクトルオプションから選べて容易に交換できる2つの蛍光ライトキューブを搭載でき、蛍光測定に対応します。Countess 3 FL機器では、蛍光モードと明視野で細胞をカウントし、生存率を測定できます。また、蛍光試薬を使用して、蛍光タンパク質の発現、アポトーシス、トランスフェクション効率、および細胞生存率をわずか30秒で評価できます。当社のチームは開発時に人工知能を利用して、Deep Learningニューラルネットワークアルゴリズムを適用し、もっとも困難な細胞サンプルタイプでも非常に正確な細胞カウントを生成しました。
蛍光細胞カウントでは、蛍光ベースの細胞アッセイを使用することができ、これは蛍光細胞染色や蛍光でタグ付けした細胞を使用することにより、複雑なサンプルでさらに高い特異性を実現します。
Countess 3 FL機器はCountess 3モデルと共通する特長-正確、高精度、迅速、シンプル、および自動化-を有しています。幅広い細胞株で生存率測定やシングルセルデータを提供し、再利用可能なスライドに対応しています。また、電子記録の21 CFR Part 11準拠をサポートするオプションのソフトウエアがあります。さらに、その蛍光機能は選択肢とアプリケーションをさらに拡張します。
蛍光アプリケーション
生存率、アポトーシス、トランスフェクション効率、蛍光タンパク質発現などの解析
交換可能なLEDライトキューブ
GFPとRFP以外の蛍光タンパク質および蛍光色素の選択を拡張
最適化済みのReadyCount試薬
Countess 3 FLセルカウンター用に設計
Countess 3 FL機器の蛍光機能は細胞カウントに加えて細胞の生存率、アポトーシス、トランスフェクション効率、および蛍光タンパク質発現の評価にもよく使用されます。そのアプリケーションは、自己蛍光したり、蛍光色素で標識できるあらゆる細胞パラメーターにまで広がります。細胞培養の品質管理、CAR-T細胞スクリーニング、CRISPR-Cas9の編集効率、およびその他の蛍光アプリケーションを解説したデータをサンプルデータで見ることができます。
細胞生存率。細胞生存率の評価は日常的な細胞培養において重要なステップであり、正確で効率的なダウンストリームアプリケーションプロセスに必要です。Countess 3 FL蛍光オプションは、ダウンストリームのサンプル分析に先立って迅速かつ容易に実行できる、高感度で特異的な生死判定を提供します。
トリパンブルーは明視野細胞カウントでの生死判定に広く使用されていますが、特定のケースで細胞形態を変化させる場合があります。たとえば、マウス末梢血単核球(PBMC)の死細胞をトリパンブルーで染色すると、膨張して生細胞とは異なる焦点面に沈む場合があるため、正確な検出やカウントが困難になります。蛍光の代替として、Invitrogen ReadyCount Green/Red Viability Stainはacridine orangeとpropidium iodide(AO/PI)を最適化された組成で含んでいます。蛍光染色は細胞の形態を変えることなく、混合細胞集団の生死状態を優れた感度とより高い特異性で示します。
アポトーシス検出。蛍光染色は、細胞膜の変化(アネキシンV)、ミトコンドリアの変化(JC-1)、またはカスパーゼの活性化(カスパーゼ3/7)など、アポトーシスのさまざまな特徴や段階を標的にできます。これらのうちの1つをCountess 3 FLの生死判定染色と組み合わせることで、生死細胞に加えてアポトーシス細胞を識別できます。
トランスフェクション効率。集団内で正常にトランスフェクションまたは形質導入された細胞の割合を評価することは研究に不可欠です。一般的に、トランスフェクションまたは形質導入はGFPなどのレポーター蛍光タンパク質と組み合わせます。Countess 3 FL自動セルカウンターは、選択したライトキューブを取り付けると、トランスフェクション効率のデータを容易に取得できる、迅速でシンプルな方法を提供します。
トランスフェクション効率
Jurkat細胞をGFP発現ベクターでトランスフェクションしました。(左)EVOS M5000イメージングシステムで捕捉したこの画像で、細胞が容器に付着していることが確認できます。(右)細胞をトリプシン処理し、EVOS GFP ライトキューブを取り付けたCountess 3 FLセルカウンターでカウントしました。分析により、50%の細胞が正常にトランスフェクションされていることが示されました。
Countess 3 FL自動セルカウンターの蛍光機能により、細胞培養室で蛍光タンパク質を容易に可視化したり、アポトーシスまたは増殖アッセイを行うことができます。
Countess 3 FL機器には2つの蛍光チャンネルオプションがあり、個々のライトキューブを挿入することで蛍光色を検出します。Countess 3 FL機器では交換可能な14種類のライトキューブから選択できるため、GFPやRFPを発現する細胞の検出に限定されません。
Countess 3 FLでのこれらの蛍光アプリケーションが可能なInvitrogen EVOS LEDライトキューブは、50,000時間以上の明るい(かつ調整可能な)光源を提供し、経年劣化を最小限に抑えながら一定に保たれます。EVOS LEDライトキューブはコスト効率が高くて環境にやさしく、かつスペクトルが最適化されており、正確な制御、最小限のメンテナンス、および優れた信頼性を実現するよう設計されています。
各キューブにはLED、照明光学系、およびフィルターが含まれます。ライトキューブはユーザー自身で交換でき、Countess 3 FLシステムにより自動的に検出されるため、プラグアンドプレイの簡易性を実現しています。
注記:使用する色素や蛍光タンパク質に基づいてカスタマイズできるよう、Countess 3 FLセルカウンターにライトキューブは付属しておりません。
使用する色素とカウントアプリケーションに適したスペクトルを有するライトキューブをお選びください。ライトキューブは、新たなアプリケーション要件を満たすよう容易に交換でき、いつでも購入できます。幅広い色素に対応しています。
多くの研究者は蛍光タンパク質の検出にGFPおよびRFPを選択しますが、EVOS LEDライトキューブは14種類の選択肢があります。DAPIは、従来から使用されている核染色試薬です。7つの一般的なライトキューブで検出される蛍光色素の例を表に示します。
細胞集団内のアポトーシスと生存率の両方を測定することに関心があるとします。カスパーゼ活性化を測定するCellEvent Caspase-3/7 Green Detection ReagentなどのアポトーシスインジケーターをEVOS GFP 2.0ライトキューブとともに使用できます。また、SYTOX Red Dead Cell Stainなどの生存率色素をEVOS Cy5 2.0ライトキューブとともに使用して、アポトーシスが進んだ死細胞を測定できます。この染色の組み合わせを2つのEVOSライトキューブと合わせると、アポトーシスと生存率のデータを得るための迅速でシンプルなマルチプレックスを実現できます。
カタログ番号 | ライトキューブ | 励起(nm) | 蛍光(nm) | 適合する一般的な色素/蛍光タンパク質 |
---|---|---|---|---|
AMEP4950 | DAPI 2.0 | 357/44 | 447/60 | DAPI、Hoechst、NucBlue、Alexa Fluor 350、BFP |
AMEP4951 | GFP 2.0 | 470/22 | 525/50 | GFP、Alexa Fluor 488、SYBR Green、FITC、Calcein、Fluo-4、MitoTracker Green、pHrodo Green |
AMEP4954 | YFP 2.0 | 500/24 | 542/27 | EYFP、Acridine Orange(+DNA) |
AMEP4952 | RFP 2.0 | 531/40 | 593/40 | RFP、Alexa Fluor 546、Alexa Fluor 555、Cy3、PE、dTomato、MitoTracker Orange、Rhodamine Red、SYTOX Orange |
AMEP4955 | Texas Red 2.0 | 585/29 | 628/32 | Texas Red、Alex Fluor 568、Alexa Fluor 594、MitoTracker CMXRos、mCherry、pHrodo Red、Cy3.5、CellTracker Red CMTPX |
AMEP4956 | Cy5 2.0 | 628/40 | 692/40 | Cy5、Alexa Fluor 647、Alexa Fluor660、DRAQ5 |
AMEP4667 | Cy7 | 710/40 | 809/81 | Cy7、IRDye™ 800CW、DyLight 750 |
蛍光染色は、細胞、特に不均質なサンプルの中の細胞に関する豊富なデータを提供しますが、市販の染色剤を混合、滴定、および適用して最適な性能を得るが難しい場合があります。Invitrogen ReadyCount試薬はベンチ上で安定している蛍光色素で、Countess 3 FL自動セルカウンターで使用するように事前に最適化されています。
ReadyCount試薬を使用して混合集団内の特定の有核細胞を染色でき、適切なEVOSライトキューブと組み合わせると、複雑さを低減し、カウント間およびサンプル間の再現性を向上させます。10 µLの細胞サンプルと10 µLの染色液を混合し、溶液をCountessチャンバーまたは再利用可能なスライドにロードし、スライドを機器に挿入するだけです。
ReadyCount Green/Red Cell Viability Stainは最適化済みのAO/PI混合染色剤で、有核細胞を緑色に、死細胞を赤色に染色し、EVOS GFPおよびRFP、またはTexas Redライトキューブと併用して蛍光カウントが可能です。結果を(左)1.0x magnificationと(右)4.0x magnificationで表示させています。
たとえばReadyCount Green/Red Cell Viability Stainは、アクリジンオレンジとヨウ化プロピジウムの最適な混合物(AO/PI)で、それぞれ有核細胞と生存率測定の標準染色剤です。トリパンブルーでカウントするのは難しいことで知られる末梢血単核細胞(PBMC)サンプルでも、AO/PI染色剤を使用すると赤血球(RBC)、血小板、および細胞片を区別できます。
ReadyCount Green/Red Viability Stainの説明は、上の蛍光カウントアプリケーションをご参照ください。
技術仕様 | 処理時間:<30秒 |
サンプル濃度範囲:1 x 10⁴~1 x 10⁷ cells/mL | |
粒子径範囲:約4~60 µm | |
細胞直径範囲:約4~60 µm | |
必要サンプル量:10 μL | |
USBドライブ:32 GB(FAT32、exFAT、およびNTSF適合) | |
光学系:5メガピクセルカメラ、2.5X光学倍率 | |
物理的特性: | 本体寸法: |
228.6 mm (W) X 139.7 mm (D) x 228.6 mm (H) | |
重量:8 lbs;3.6 kg | |
カウント範囲 | 領域:2.26 mm x 1.69 mm(3.82 mm²) |
構成品: | USB drive for storing and transferring data to your computer |
Countess Disposable Slide Holder | |
Countess Reusable Slide Holder | |
Countess Cell Counting Chamber Slides (Qty 50) | |
Power cord and 4 plug adaptors to accommodate most countries | |
Quick reference card (QRC) | |
別売品: | Countess Reusable Slide |
High-Power USB Wi-Fi Module (dongle) | |
Countess Cell Counting Chamber Slides | |
Trypan Blue Stain | |
Countess SAE Software Solution | |
Countess 3 Cell Counting Standard Slide |
* Extended waranty included without additional cost
研究用途にのみご使用ください。診断用には使用いただけません。