細胞カウント用アクセサリ:スライド、電子記録、ライトキューブ、蛍光色素

自動セルカウンターの性能を補完および強化するように設計された当社の包括的なアクセサリをご覧ください。当社は、正確で効率的な細胞カウントの重要性を理解しています。そのため、研究者のさまざまなニーズを満たすように作成されたさまざまなアクセサリを提供しています。正確なカウントを実現するように設計されたキャリブレーションキットから、正確な生存率評価を容易にする試薬キットまで、当社の製品ラインアップには細胞カウントのワークフローを最適化するために必要なものがあります。


スライドおよびスライドホルダー

Countess 3およびCountess 3 FL自動セルカウンターの両方で、便利なディスポーザブルスライドと、経済的で環境に優しい再利用可能なスライドのどちらかを選択できます。どちらも、Countess 3セルカウンターで使用するように特別に設計されています。

 

各スライドにはチャンバーが2つあり、同じサンプルを重複して、または2つの異なるサンプルをカウントできます。明視野カウントには、等量のトリパンブルーと混合したわずか10 µLのサンプルが必要なだけです。細胞はカウントチャンバーの中央部でカウントされます。カウントされるサンプル量は0.4 µLで、標準的な血球計の1 mm²の正方形4つ分と同等です。

ディスポーザブルのCountess Cell Counting Chamber Slidesは、処理する細胞サンプルが多数ある場合や、細胞培養施設が混んでいる場合に細胞サンプルを処理したり、あるいは汚染サンプルや有害サンプルの廃棄を簡素化するのに便利です。ディスポーザブルスライドは残留サンプルによる汚染のリスクや、共有の血球計が汚れているのを発見した時のストレスを排除します。血球計とは異なり、チャンバースライドは使用前後に洗浄する必要はありません。

 

Countess Reusable Slideは、ディスポーザブルスライドに代わる、環境に優しく費用対効果の高い製品です。スライドを1日に数枚しか使用しないラボでも、再利用可能なスライドを使用することで年間あたりのコストを削減し、廃棄物を低減できます。この革新的なスライドにより、ラボでの細胞カウントの自動化を実現しやくなります。再利用可能なスライドは血球計の場合と同じように、カウントを行うたびに洗浄して乾燥させる必要があります。

チャンバースライドと再使用可能スライドのスライドホルダーは異なります。チャンバースライドを使用する場合、ホルダーをカウンター内に残しておくことができるため、各スライドを直接カウンターに容易に挿入できます。再利用可能なスライドは、まずスライドをスライドホルダーに挿入し、スライドとホルダーが合体したものをCountess 3または3 FL自動セルカウンターに挿入します。

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Countess 3スタンダードスライド

Countess 3スタンダードスライドは生存率と細胞数の機能的リファレンスとして使用できます。すぐに使用可能なこのスライドは、細胞カウントチャンバー内に永久固定された15 µmのミクロスフェアを0.5~1.5 x 10⁶/mLの濃度で含んでいます。このミクロスフェアは、Countess 3またはFL自動セルカウンターの明視野で見ると、トリパンブルー溶液で染色した生および死細胞の1:1混合物を模倣します。  

明視野モードでのCountess 3スタンダードスライド

スタンダードスライド上のミクロスフェアは明視野モードで見ると、およそ50%の生細胞と50%の死細胞を模倣し、濃度は0.5~1.5 x 10⁶細胞/mLです。

 

蛍光モードでのCountess 3スタンダードスライド

スタンダードスライド上のミクロスフェアは蛍光モードで見ると、約50%の青/緑色細胞と約50%の赤色細胞を模倣し、濃度は 0.5~1.5 x 10⁶細胞/mLです。青/緑色のスフェアはGFPまたはDAPIライトキューブで、赤色のスフェアはRFP、Texas Red、またはCy5で見ることができます。ごく一部の粒子は両方の色に蛍光します。

1:1混合のミクロスフェアはCountess 3 FL自動セルカウンターで見ると蛍光色で、約50%はDAPIまたはGFPライトキューブで、約50%はRFP、Texas Red、またはCy5ライトキューブで検出されます。50%の蛍光集団は、シングルおよびデュアルチャンネルの両方の蛍光カウントに現れます。

 

Countess 3スタンダードスライドに永久固定されたミクロスフェアは、カウント間のバラツキが最小限です。このスライドは、日間、または複数のCountess 3機器間の細胞カウントや生存率の機能的リファレンスとして使用できます。このスライドはすぐに使用でき、再使用可能です。

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21 CFR Part 11準拠サポートソフトウエア

Countess SAEソフトウエアソリューションはオプションのソフトウエアモジュールで、米国食品医薬品局の電子記録および署名規則(21 CFR Part 11)に準拠した電子記録保存をサポートします。このソフトウエアの機能には、権限のないユーザーの制限、パスワードポリシーと有効期限、ユーザー権限と役割の定義、監査ログによりすべてのデータ変更の追跡、監査レポート、およびオンボード電子署名ワークフローなどがあります。すべてのCountess 3およびCountess 3 FL自動セルカウンターは、Countess SAEソフトウエアライセンス購入後にSAEモードで動作できます。 

 

Countess SAEソフトウエアソリューションの詳細情報は、特長をご参照ください。

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Countess SAEソフトウエアソリューションをCountess 3自動セルカウンターで使用するために、ソフトウエアライセンスを別途購入するか、またはCountess 3 FL機器とソフトウエアライセンスのパッケージのバンドルの一部としてを購入できます。


蛍光細胞カウントアプリケーション用のその他のアクセサリ

Countess 3 FL自動セルカウンターの蛍光機能は、シンプルな細胞カウントに留まらず、細胞生存率、アポトーシス、トランスフェクション効率、および蛍光タンパク質発現の評価に利用されます。 

EVOS LEDライトキューブ

Countess 3 FL自動セルカウンターの蛍光機能により、細胞培養室で蛍光タンパク質を容易に可視化したり、アポトーシスまたは増殖アッセイを行えます。EVOS LEDライトキューブはコスト効率が高くて環境にやさしく、かつスペクトルが最適化されており、精密なコントロール、最小限のメンテナンス、および優れた信頼性を実現するよう設計されています。
 

最適化済みのReadyCount試薬

扱いが難しい細胞サンプルのカウントは、明視野細胞カウントを超える検討が必要です。Invitrogen ReadyCount色素は、初代細胞サンプル中にデブリが存在していても、細胞選択的に染色します。ReadyCount試薬は混合集団内の有核細胞の特異的染色を可能にするため、複雑さを低減し、カウント間およびサンプル間の再現性を向上させます。

研究用にのみ使用できます。診断用には使用いただけません。