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細胞増殖および細胞サイクル分析の研究は、腫瘍と抑制遺伝子のメカニズムやアポトーシスのモニター、さまざまな物理的、化学的、または生物学的手法により生じる成長パターンの変動などの検出に役立ちます。 ライフテクノロジーズは、細胞増殖や細胞周期進行を解析するお客様のフローサイトメトリー実験プロトコルの簡略化のため、独自のバイオレットレーザー用蛍光試薬を提供しています。
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Vybrant® DyeCycle™ バイオレット染色は生細胞におけるDNA選択的な染色です。 この試薬を用いた細胞サイクル分析はクリアな細胞周期分布パターンを示します: G0/G1期(1細胞における1対の染色体1セット)、S期(DNA合成による一定でないDNA量)、G2/M位相(細胞分裂前の1細胞における1対の染色体2セット)。 この生細胞染色は他の染色試薬による同時染色が可能であり、DNA含有量によるセルソーティングと幹細胞side populationの同定を可能にします。
Vybrant® DyeCycle™ Violet Stain を使用した細胞周期解析。 Vybrant® DyeCycle™ Violet Stain で染色した Jurkat 細胞(生細胞)のヒストグラムで DNA の分布を表示しました。 G0/G1とG2/M期のヒストグラムのピークはS期の分布により分離されます。 405 nm 励起のバイオレットレーザーと 440/40 バンドパスフィルターを使用しました。 |
FxCycle™ バイオレット染色 FxCycle™ バイオレット染色は、固定細胞の細胞サイクル分析に使用できるバイオレットレーザー励起試薬です。 細胞サイクル分析用のFxCycle™ バイオレットを使用すると、免疫表現型検査、アポトーシス分析、または死細胞識別など他の細胞分析用に488 nmおよび633 nmレーザーが自由に使えるようになり、マルチプレックスの能力が向上します。 FxCycle™ Violet Stain は蛍光スペクトルの幅が狭いため、標準的な色素(Propidium iodide 7-AAD)に比べて他の蛍光チャネルとのオーバーラップが少なく、コンペンセーションが最低限で済むとともにデータの精度が高まります。
マルチパラメータ細胞周期およびイムノフェノタイピング解析。 TF-1 赤芽球をアルコールで一晩固定した後、洗浄し、0.1 % Triton® X-100/PBS/1 % BSA で懸濁しました。その後、Zenon® Alexa Fluor® 488 Rabbit IgGで標識した抗ヒストン H3[pS10] 精製抗体と 、FxCycle™ Violet 染色剤で染色しました。 pH3シグナル(赤)は有糸分裂中の細胞を示しています。
Click-iT™ 技術を使用した細胞増殖のフローサイトメトリー分析 Jurkat 細胞は、10 μM の EdU で 2 時間処理した後、固定および透過処理して Click 反応液で染色して洗浄し、細胞周期解析のために 7-aminoactinomycin D(7-AAD)で対比染色しました。 405 nm レーザー励起、450⁄50 nm および 675⁄20 nm のバンドパスフィルターを使用したフローサイトメーターで細胞を解析しました。
生細胞と死細胞の判別および絶対細胞数計測
530/30 nm バンドパスフィルターで収集したcalcein蛍光シグナルと 610/20 nm バンドパスフィルターで収集したethidium homodimer-1蛍光シグナルのプロットにより、生細胞と死細胞だけでなくカウントビーズも明確に分離します(C36950)。 Jurkat 細胞(ヒト T 細胞白血病)の生細胞と熱処理細胞の混合液を LIVE/DEAD® Viability/Cytotoxicity Kit の試薬で処理しました。このサンプルにカウントビーズを加え、488 nm 励起のフローサイトメトリーで解析しました。