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定量的PCR(qPCR)は、リアルタイムPCRまたはデジタルPCR 装置で行うことができます。多くの様々なモデルのqPCR装置に利用可能です。蛍光色素を励起する励起源と、蛍光を検出する検出器を備えているqPCR装置をご利用いただくことが必要です。各励起および蛍光フィルターは異なる種類の色素に対応しており、これらのフィルターの数は使用するqPCR装置により異なります。また、サーマルブロックも必要です。qPCR装置により、ブロック固定のタイプと、ブロック交換可能なタイプがあります。デジタルPCRにより、サーマルサイクラーと蛍光測定機器は別の場合がほとんどです。
TaqManプローブを用いた5 'ヌクレアーゼアッセイは、リアルタイムまたはデジタルPCRで何万という文献に採用されている、非常に幅広く使用されている検出方法です。多くの文献でTaqMan Assaysおよび試薬を、Applied Biosystems qPCR 装置以外のBio-Rad、 RocheおよびAgilent qPCR システムを含む装置で使用したデータが発表されています。
SYBR™とTaqMan検出のメカニズムは本質的に異なります。SYBR色素は、二本鎖DNA(dsDNA)に結合するインターカレート色素で、PCR中に蓄積するPCR増幅産物を検出します。PCR後に非特異的増幅産物と特異的増幅産物を識別するための融解曲線分析が必要です。
一方、TaqMan AssaysはPCR中に増幅するターゲットの検出に、配列特異的な蛍光標識プローブを利用します。TaqMan検出方法は、TaqManプローブの配列が特異的で、またシグナル生成には2本のプライマーとTaqManプローブが近接した場所にハイブリすることが必要なので、より高い特異性を引き出します。
TaqMan Assaysは広範囲のアプリケーションに対応する製品を揃えており、デザイン済みアッセイの選択肢は1000万以上あります。遺伝子発現、ノンコーディングRNA、コピー数多型判定、SNPジェノタイピング、変異検出およびタンパク質発現解析に利用できます。デザイン済みTaqMan Assaysは最適化や検証が不要です。動作保証もあります。そして全てのお客様にご使用いただけます。また、デザイン済みTaqMan Assayおよびマスターミックスにお客様のサンプルを追加するだけで、すぐに実験を開始できます。
Real-Time PCR Assaysのご注文はこちらをご覧下さい。ご希望の生物種を選択し、目的の遺伝子を入力、そしてアッセイを選択するだけです。特定のアッセイについての詳しい情報や、どのアッセイにより最良のカバレッジが得られるかを知りたい場合は、マウスをクリックするだけでこの情報を見つけることができます。
弊社はアッセイのデザイン、製造における長年の経験があります。すべてのアッセイは、18,000以上のアッセイのラボテストによって検証済みの、弊社の高機能のバイオインフォマティクスデザインシステムを用いて設計されています。さらに論文審査を経た何千、何万もの文献により検証されています。
そして遺伝子発現、ノンコーディングRNA、SNPジェノタイピング、コピー数、薬物代謝酵素、変異検出およびタンパク質アッセイなどの研究において、高い品質と成果をご提供しています。TaqMan Assayが保証の仕様通りに動作しない場合は、無償にて交換を致します。
PCR効率は、リアルタイムPCRアッセイのデザインおよび最適化における重要な要素です。標準曲線(標的テンプレートの希釈系列から生成された)から、PCR効率を算出することができます。この値は反応系が良好か否かの指標になります。標準曲線の傾きを算出することにより、効率を簡単に測定できます。また、弊社の新しいApplied Biosystems™ Real-Time PCRシステムのソフトウェアではPCR効率を自動で計算できます。しかし、希釈系列の調製に問題がある場合は、PCR効率の精度に影響が出る可能性があります。
Applied Biosystems™ブランドはリアルタイムPCRにおいて20年以上の実績があり、TaqMan Assaysを用いてゴールドスタンダードな性能、品質、内容でリードしています。プライマーおよびプローブ設計は長年のバイオインフォマティクスにおける専門知識を用いて、またアプリケーションや統合プラットフォーム間の厳しいテストを経て開発されており、TaqMan Assaysは信頼性の高い強固なリアルタイムPCRソリューションを提供します。TaqMan Assaysを始めることは難しい場合があることを理解しており、お客様がどのステップでも進められるよう支援するため、トレーニングやセレクションガイド、およびテクニカルサポートなど様々なツールを提供することで、実験をより簡単に行っていただけるよう努めております。
TaqMan Assaysを用いた総時間は、アッセイの検証に費やす時間やそれに伴う試薬のコストを考えると、実際にはかなりの時間の節約になります。時は金なりを忘れないで下さい。SYBR Greenアッセイ(すなわち、設計、テスト、再設計など)あるいは経験の浅いプロバイダからのアッセイの検証には、多くの時間と試薬を必要とします。弊社はご購入いただいたすべてのTaqMan Assayをサポートしています。
問題が発生した場合は、弊社のテクニカルサポートチームにご報告いただければ、問題を特定し、必要に応じてアッセイの交換をサポートします。
MIQE、またはPublication of Quantitative Real-Time PCR ExperimentsのMinimum Informationは、もともとBustin et al. のClinical Chemistry (April 2009)に公開された一連のガイドラインで、「定量的リアルタイムPCR実験の公表に必要な最低限の情報を記述しています。」これらの推奨事項は、あらゆる側面のqPCR実験設計および分析、また他の研究者との情報共有のための基準が含まれ、透明性と再現性を確実なものとします。
オリジナルのガイドラインでは、必要なプライマー配列をリアルタイムPCRの全出版物に含めるよう推奨しました。しかし、企業の機密情報のため、多くの市販のqPCRアッセイではこのプライマー/プローブ配列は公開されていません。プライマー配列の開示規定を明確にするため、この記事の改訂版が2011年に出版され、そこには「プライマー配列またはアンプリコンコンテキスト配列のいずれか 」を含めなければならないと記載されています。
すべての設計済みTaqMan Assaysは最新のバイオインフォマティクスを用いてデザインされており、ターゲットへの特異性、増幅効率を最大化し、また反応条件も標準化されており最適化が不要です。現在のMIQEのガイドラインに準拠して、TaqMan Assaysにはコンテキスト配列、プローブ位置 、そして表示が適切とみなされる製品では アッセイが交差するエクソンジャンクション情報が公開されています。すべてのTaqMan Assayのデザインは固有のアッセイID番号がついており、他の研究者や文献のデザインを複製する場合の参照として使用できます。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.