扱っているサンプルの種類において目的の遺伝子の発現量が低い、あるいはサンプルの種類によって抽出できる核酸の収量が低い可能性があります (セルソーティングによって回収したサンプルやLCMで分離したサンプル、FFPEなど)。

リアルタイム PCR 研究において必要な RNA インプット量を判断する指針については、「Guide to Performing Relative Quantitation of Gene Expression Using Real-Time Quantitative PCR」の25ページをご参照ください。

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ソリューション:

  • リアルタイム PCR 反応で使用するテンプレートの量を増やす
  • 収量を最大化するために、サンプルの種類に合わせて RNA アイソレーションキットを選択する
  • ターゲット配列の前増幅:TaqMan®PreAmp Master Mix Kit は、非常に少量の cDNA での使用に向いています。100 までのターゲットを1回のマルチプレックス反応で同時に前増幅することができます。限られた量のサンプルで前増幅を行う前に、すべてのアンプリコンがバイアスなく均一に増幅されていることを確認します。詳細は TaqMan®PreAmp Master Mix Kit プロトコルをご参照ください。

文献:Noutsias, M. et al.(2008) Preamplification techniques for real-time RT-PCR analyses of endomyocardial biopsies.BMC Mol Biol 9(1):3

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.