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蛍光検出法を用いることで、ECLの最適化や、フィルム、暗室等を準備することなく、ウェスタンブロットの定量的かつマルチプレックスな解析を机上スペースで実現します。検出限界が化学発光による検出ほど低くないが、蛍光による検出は複数のターゲットを切り取って再検出することなくアッセイできるユニークな特性があります。弊社では、蛍光検出法を用いたウェスタンブロットとして、Invitrogen™ Alexa Fluor™色素、およびInvitrogen™ WesternDot™プローブを提供しています。
Alexa Fluor色素は、弊社の熟練したテクニカルサポートチームが問題解決にあたることで裏打ちされ、信頼された高性能な蛍光色素です。WesternDotプローブ抗体のような長波長のレポーターについては、メンブレン上にて、高感度かつ低バックグラウンド、低散乱で検出することができます。
Invitrogen™ iBind™ウェスタンシステムは、ウェスタンブロット自動処理プラットフォームであり、わずかな一次抗体で高感度かつ再現性のある実験結果を実現します。ブロッキング、抗体インキュベーション、および洗浄工程のすべてをハンズフリーで行うことができ、溶液を充填した後、その場を離れることが可能です。電気も電池も必要としません。また、HRP、AP、Alexa Fluor色素、IRDye™(LI-COR™)などとの二次抗体コンジュゲートを含む、既存の化学発光、発色、蛍光ウェスタンブロット検出プロトコルを用いることもできます。
WesternDotコンジュゲートは、他の蛍光検出試薬では不可能な、2つ以上の色素のマルチプレックス化を実現します。WesternDotプローブは、紫外線によって励起され、それよりも長波長では検出されない蛍光特性を有しています。2つの色素を用いた実験において加えられたその他の蛍光検出試薬は、光の波長による励起を必要とし、この波長が、高バックグラウンド、低S/N比の原因となるメンブレン固有の蛍光をも励起します。検出は、強いシグナルと弱いシグナルの両方を、4,000倍もの線形ダイナミックレンジで同時に行います。適切なリーダーを使用して、同一ブロットにおいて最大で3つのプローブをマルチプレックス化することが可能であり、最高水準の精度と生物学的条件での測定を実現します。
Alexa Fluor色素は、強い蛍光と高い光安定性を持つ、信頼できる高性能な蛍光色素です。Alexa Fluor色素で標識された抗体をウェスタンブロット法に用いるよう改善することで、お客様が求める堅牢性と高品質が実現します。Alexa Fluor 680およびAlexa Fluor 790二次抗体を使用することで、LI-COR™ Odyssey™イメージングシステムやKodak™イメージステーションなどの標準的な近赤外蛍光スキャナーでのイメージングが可能な、マルチカラーウェスタンブロット法を構築することができます。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.