vector-rnai-sho

RNA 干渉(RNAi)は、遺伝子発現を効果的にノックダウンし、さまざまな細胞タイプでタンパク質機能を研究するための最善の方法です。  ベクターを RNAi 実験に用いることで、従来の small/short interfering RNAs(siRNAs)を超えて実験の可能性を拡大できます。

RNAi ベクターを注文

ベクター技術により、次のことが可能になります:

  • 一過性または安定したターゲットノックダウンの実現
  • トランスフェクトが困難な細胞、初代細胞、および非増殖細胞など、あらゆる細胞における RNAi の実行
  • 誘導系 RNAi 発現による遺伝子抑制の調節
  • RNAi 配列を安定して発現する細胞集団の選択
  • 組織特異的なプロモーターによる in vivo での遺伝子発現の調節

表 1.RNAi ベクターテクノロジーの比較。

BLOCK-iT™ Pol II miR RNAi BLOCK-iT™ shRNA
Pol II 発現系Pol III 発現系
miRNAs のポリシストロニック発現(連鎖法)プロモーター当りの単一 shRNA 発現
GFP の同時発現により、発現の確認が可能デリバリーのみを確認可能(別の発現カセットで)
多くの Gateway® DEST ベクターに対応BLOCK-iT™ DEST ベクターに対応
最高レベルのデザイン成功率(70%超)中程度のデザイン成功率(約 50%)

表 2.当社の RNAi ベクター製品。

製品タイプ概要オンライン注文
BLOCK-iT™ miR RNAi Selectどの生物にも対応する、プレデザインされた miR RNAi ベクターインサートベクターインサートBLOCK-iT™ RNAi Express
ベクターバックボーン:オンラインカタログ
BLOCK -iT™ Pol II miR Validated miRNA Vector DuoPakヒトキナーゼ遺伝子に対して検証済みの miR RNAi コンストラクトグリセロールストック:BLOCK-iT RNAi Express
カスタム BLOCK-iT™ Pol II miR RNAi ベクターどの生物にも対応できるカスタム miR RNAi ベクターベクターインサートBLOCK-iT™ RNAi Designer
ベクターバックボーン:オンラインカタログ
BLOCK-iT™ shRNA ベクターどの生物にも対応できるカスタム sh RNA ベクターベクターインサートBLOCK-iT™ RNAi Designer
ベクターバックボーン:オンラインカタログ
RNAi ベクター用のコントロールRNAi 実験用のトランスフェクション、ポジティブおよびネガティブコントロールオンラインカタログ

Ambion® pSilencer™ siRNA Expression ベクター
pSilencer siRNA Expression ベクターラインには、U6(RNA ポリメラーゼ III)プロモーター付きの複数の従来型プラスミドベクターが含まれます。  これらのシステムには、あらかじめ切断したベクター、ネガティブコントロールベクター、およびポジティブコントロールインサートが含まれます。  これらのベクターには細胞は含まれず、Gateway との互換性はありませんのでご注意ください。

発現ベクター
ベクタータイプアプリケーション
pSilencer 2.1-U6 Neo
shRNA ベクター(Gateway 非対応)トランスフェクション細胞の shRNA の一過性および安定した発現  ネオマイシンによる安定発現の選別
pSilencer 2.1-U6 Hygro
shRNA ベクター(Gateway 非対応)トランスフェクション細胞の shRNA の一過性および安定した発現  ハイグロマイシンによる安定発現の選別
pSilencer 2.1-U6 PuroshRNA ベクター(Gateway 非対応)トランスフェクション細胞の shRNA の一過性および安定した発現  ピューロマイシンによる安定発現の選別

リソース

カスタムサービス

RNAi 研究でお困りですか?ご相談やお見積もりはお問い合わせページをご確認ください。

ご質問

ご質問は当社のトップ研究者までお送りください。RNAiresearcher@thermofisher.com

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.