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Molecular Probes®の非常に応用性が高いAmplex® Red試薬および Amplex® UltraRed試薬 は、酵素活性アッセイで高い安定性と感度を示す基質としてデザインされており、以下の特長があります。
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Amplex® Red 試薬は無色の基質であり、過酸化水素(H2O2)と1:1の化学量で反応して非常に蛍光の強いレゾルフィン (励起/蛍光の最大波長 = 570/585 nm)を生成します(図1)。Amplex® Red反応を用いれば、100 μL中わずか10ピコモルのH2O2を感度良く検出することができます(50 nm、 図2)。この感度は、過酸化水素用に通常使用されるスコポレチンアッセイで得られる感度に比べ10倍以上高いものです。スコポレチンアッセイでは、HRPが蛍光スコポレチンから非蛍光産物への変換を触媒します。スコポレチンとは違い、Amplex® Red 試薬は、非常にバックグラウンドの低いの蛍光基質です。このように、Amplex® Redを基質として用いたアッセイは、蛍光の減少でなく増加をもたらすため、酵素アッセイの本質的に優れた手法となります。第2世代のAmplex®基質である Amplex® UltraRed 試薬は高い抗酸化性を示し、より低いpH環境で適切に働きます。この試薬は、酸性の中間体が生じて低い反応pHをもたらすアッセイに使用します(例)、EnzChek® MPO活性アッセイキットを用いたミエロペルオキシダーゼ)。
スコポレチンベースのH2O2アッセイに勝るAmplex® Red反応の利点は、Amplex® Red 試薬の高い化学的安定性、蛍光産物、レゾルフィンおよびレゾルフィンの長波長スペクトルなどです。レゾルフィンの励起/蛍光の最大波長が約570/585(スコポレチンでは360/460 nm)であるため、たいていの生体サンプルでは、自家蛍光による干渉がほとんどありません。
図 2. Amplex® Red過酸化水素/ペルオキシダーゼアッセイキットを使用したH2O2の検出。 挿入図は、低濃度のH2O2におけるアッセイの感度と直線性を示しています。
(※大変申し訳ございませんが、日本では対応いたしておりません。)
Amplex® RedおよびAmplex®をカスタム フォーマットで提供します。
詳細については、当社 カスタムアッセイグループまでお問い合わせください。
Amplex® RedおよびAmplex® UltraRedの共役アッセイは、様々なターゲットを非常に高い感度で定量することを可能にします。対象としては、グルコース、ガラクトース、コレステロール、グルタミン酸、キサンチン(または、ヒポキサンチン)、尿酸、コリンおよびアセチルコリン、無機リン酸塩およびピロリン酸ならびに過酸化水素などが挙げられます。 これらの製品は、下表中から、または「マイクロプレートアッセイ」ページ全体よりご確認ください。