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岩手大学 工学部応用化学・生命工学科 富田研究室 菅野 江里子
遺伝子導入の方法として様々な手法が開発されている。エレクトロポレーション法やマイクロインジェクション法、ナノ粒子を用いた遺伝子導入法、ウイルスベクターを用いた方法などがある。我々は主にウイルスベクターを使用しているが、その精製法は煩雑であり得られるウイルスの精製度及び、ウイルス力価を毎回チェックする必要がある。正確な力価測定はその後の実験系に大きな影響を及ぼすことから、研究を進めるうえでの一つのボトルネックとなり得る。したがって、簡易的、且つ、正確に測定できるシステムは生物学研究において非常に強力なツールとなる。今回、ウイルス力価測定において、LifeTecnologies 社のTali™ イメージベースサイトメーターを用い、これまで我々が用いてきたELISA 法と比較検討を行った。その結果、非常に迅速かつ簡便にウイルス力価の測定を行うことができ、しかも、擬陽性カウントを排除したより正確な測定を行うことができた。
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