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東京医科歯科大学再生医療研究センターの関矢一郎センター長らは、15年ほど前より滑膜幹細胞を活用した再生医療の実現に取り組み、現在、マイクロミニピッグをはじめとする動物モデルによる基礎研究から、ヒト滑膜幹細胞を関節鏡下で自家移植する臨床研究まで、幅広い研究を展開中です。関矢氏の厚い信頼のもと、滑膜幹細胞を用いた臨床研究を牽引する水野満氏にお話を伺いました。Read More
がんではユビキチン・プロテアソームシステム経路が亢進する一方、神経変性疾患ではこの経路が抑制されて過剰なタンパク質の凝集が観察されます。このようなタンパク質分解システムは、多様な生命現象に関わるだけでなく、新たな創薬ターゲットとしても大きな注目を集めています。東京大学教授の村田茂穂氏らは、細胞内でのタンパク質分解制御に対する約2万種類の遺伝子の影響を細胞イメージアナライザーで測定し、新規分子や経路の発見を目指しています。Read More
1924年、ハンス・シュペーマンらが、鮮やかな実験手法で示した生物の発生におけるオーガナイザー(形成体)の存在。多くの研究者の心をわしづかみにし、その実体となる誘導物質探索が大きなブームを引き起こします。しかしその後50年経っても、誘導物質は同定されず、誰もが研究から手を引き始めます。東京大学名誉教授の浅島誠氏は、大学院進学を前にシュペーマンの本と出会い、誘導物質研究の魅力にとり憑かれます。Read More
第4の悪性腫瘍治療法として期待される免疫療法。なかでも近年は免疫抑制性分子を標的とした治療法が奏功し、世界的に大きな話題となっています。その潮流の中、免疫抑制性細胞の制御を切り口に、がん治療のトランスレーショナル研究を進める近畿大学医学部の藤田貢氏。インターフェロンをはじめとする腫瘍関連サイトカインおよび免疫細胞の解析や、腫瘍細胞を駆逐しうる有力な細胞や分子を探索しています。Read More
受精卵から胎盤が形成される過程のエピジェネティクスを研究する中西もも氏。大学の講義で知った胎盤研究の面白さに惹かれ、研究に没頭してきましたが、カナダでの留学生活は「これからを考える良い機会になった」と話します。彼女が考える「これから」とは? 一時帰国中の中西氏に、カナダでのポスドク生活について伺いました。Read More
動脈硬化やがん細胞の転移において異常な細胞の遊走が認められます。血管の治療をおこなった後に再び血管内腔が狭まる再狭窄も、遊走した細胞が血管内腔で増殖することが原因と考えられています。大阪大学の塚本蔵氏は、これまでエネルギー代謝調節因子として知られていたAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)の新規の基質Pdlim5を発見し、Pdlim5がリン酸化されることで細胞の遊走が抑制されることを明らかにしました。Read More
パート5では、特別編としてエキソソームの蛍光標識について紹介します。実験の1例として、HeLa細胞をレシピエント細胞に使う「In vitro実験:エキソソームの標識法とレシピエント細胞への取り込みのトレーシングプロトコール」を説明します。またオプションとして、生細胞内でのエキソソームの蛍光標識法についても、プロトコールの1例を紹介します。Read More
最新の高分離能型フローサイトメトリーでは、ナノサイズの小胞体(免疫標識済)を定量的に解析可能と報告されていますが(1, 2)、一般的なフローサイトメトリーでは300nm以下の小胞体を単独に検出することは難しく、100nm以下の微細なエキソソームの解析には工夫が必要です。Read More
パート4では、特定のタンパク質をターゲットとして、免疫吸着法による追加の分画法を紹介しています。前回は、細胞から分泌される小胞体について概説し、サブタイプ分画に使用するエキソソームマーカーの候補についてご紹介しました。サブタイプによる分画は、それ以降のアプリケーションによって回収方法が分かれます。今回は、Western / qRT-PCR / Sequencing解析用のエキソソームサブタイプの回収について説明します。Read More
これまで様々なサンプルからのエキソソーム回収法やエキソソーム分画中のRNAやタンパク質の解析について説明しました。今回から数回にわたり、エキソソーム濃縮サンプルを使ったサブタイプ解析についてご紹介します。サブタイプ解析では、どのような解析法を使うかにより分画法が異なります。Read More