Search Thermo Fisher Scientific
Search Thermo Fisher Scientific
「iPS細胞でマウス誕生。世界初、精子のもとを作る。」 2011年8月、ちょっと刺激的な表現で研究の成果が一般紙やテレビを騒がせました。話題になったこの研究を進めたのは、京都大学医学部教授の斎藤通紀氏。当時、研究者やジャーナリストだけでなく、海外の不妊に悩む人たちからもたくさんの問い合わせのメールが届いたそうです。斎藤氏の研究目標は、「エピゲノム制御の本質を理解し、細胞の分化・増殖・機能を自由に制御すること」。一代限りの体細胞とは異なり、次世代へ受け継がれる生殖細胞。そのゲノムに織り込まれる制御システムを解明することで、多様な形と多彩な機能を発揮する細胞の個性の源を探ろうとしています。Read More
「見えない人の生活は、想像もできないくらい大変ですよね。そういう方が、もう一度光を感じる事ができないか、そんなことを思いながら研究しています」と語るのは、菅野氏。同じ研究室の富田浩史教授と共に、クラミドモナスの眼点から単離されたチャネルロドプシン遺伝子を利用する遺伝子治療法の開発を目指して基礎研究を行っています。 Read More
血中に存在する分泌型マイクロRNA(miRNA)を疾患バイオマーカーとして利用するための基礎研究として、半導体シーケンサIon PGM™ システムで成人男性の血中miRNAの定量を行った。血清2mlから市販のキットでsmallRNAを抽出し、シーケンサで解析したところ、20bp付近をピークにヒトゲノムにマップされる38万タグのリードが得られた。そのうちの69%は、miRBaseに登録済みの既知のmiRNA配列であり、全部で449種類だった。シーケンスをカウントして発現定量を行ったが、ハイブリダイゼーションを基本とする従来法のマイクロアレイとは異なり、確証的な結果が得られると考えられる。今後、血中の新たなバイオマーカー検索に有望な手法になることが期待される。Read More
岩手大学工学部応用化学・生命工学科・富田研究室の菅野 江里子氏は、ウイルスベクターを使用した遺伝子導入を行っている。菅野氏は、ウイルスの精製は煩雑であり、ウイルス力価のチェックは研究を進める上で一つのボトルネックになりうると指摘する。このアプリケーションノートでは、ウイルスの力価測定についてTali™ イメージベースサイトメーターと従来法であるELISA法とを比較検討していた。その結果、「Tali™ イメージベースサイトメーターは、非常に迅速かつ簡便にウイルス力価を測定でき、しかも、擬陽性カウントを排除したより正確な測定を行うことができた」と述べている。 Read More
2012年8月18・19日、ライフテクノロジーズジャパン株式会社・本社で高校生向け実験教室「幹細胞研究に挑戦しよう!」を開催しました。このイベントは、細胞培養の歴史とともに歩んできたGibco50周年を記念に企画。学校ではなかなか取り組めない、幹細胞をテーマにライフテクノロジーズがオリジナルに開発した実験教室です。夢多き高校生の2日間の実験への取り組みと若手研究者との交流会について報告します。Read More
1998年、順天堂大学に所属していた北田徹氏は、多くの共同研究者とともに、遺伝性の若年性パーキンソン症候群の一つである、常染色体性劣性若年性パーキソニズム(Autosomal Reccesive Juvenile Parkinsonism:AR-JP)の原因遺伝子としてパーキン遺伝子を同定しました。そして現在も、カナダのオタワ病院で研究と臨床の両面でパーキンソン病の克服に取り組んでいます。パーキン遺伝子発見までの夜を日に継ぐ研究の日々、その努力に応え微笑む幸運の女神、そして自然豊かなカナダでの研究生活をご紹介します。Read More
東京大学大学院医学系研究科の徳永勝士教授は、2009年、ヒトゲノム関連解析というアプローチで、C型肝炎治療効果と遺伝子多型の関連を報告。それまで薬剤の奏功性は、ウイルス側が決めると想定して進められてきた研究の流れを覆します。「科学の王道は、仮説と検証だと言われます。しかし生命科学における我々の知識はまだまだ限られています。全ゲノムアプローチは、仮説に捉われず、私たちの予想を遙かに超えた真実をもたらす可能性を秘めています」と語ります。・・Read More
動脈硬化は、心疾患や脳血管疾患の引き金ともなる危険な症状であり、予防法開発は、今後高齢化が進む日本では急務と言えます。神戸大学の佐々木直人氏は、動脈硬化を慢性の炎症と捉え、免疫学から予防法の開発に挑んでいます。特に注目するのは、「制御性T細胞」。研究のお話とともに、高流速でもつまらない、AttuneⓇシステムへのコメントをいただきました。Read More
「本当に驚きました。データを見た瞬間、遺伝子が丸裸になっていると感じたからです」と語るのは金沢医科大学准教授の石垣氏( 写真右)。彼は共同研究者の友杉教授( 写真左)と共に、血液中のマイクロRNAを様々な疾患のバイオマーカーに利用する可能性を探っています。「これまでマイクロアレイで定量していましたが、結果にいま一つ確信が持てなかったんです。ところが・・」Read More
「自食作用、つまりオートファジーは、真核生物に高度に保存された大規模な分解・リサイクルシステムです。タンパク質等の細胞成分だけでなく、ミトコンドリアのような細胞内小器官も丸ごと分解するんですよ」と中戸川氏は研究テーマを説明します。・・Read More