Qubit Flex Fluorometer

Qubit Flex Fluorometerは、Qubit 4モデルと共通の機能を備えています：高精度、特異的、高感度、シンプル、迅速；わずか1 μLのサンプルでかなり希釈されたサンプルでも測定可能；スタンダードの調製に役立つ試薬カリキュレーターを搭載；幅広いQubitアッセイとアプリケーションに対応；蛍光光度計モードでは蛍光そのもの値を測定可能です。

さらに、Qubit Flexには、以下のような付加機能があります：

Qubit Flex Fluorometerは、一度に最大8つのサンプルを定量することで、スループットを向上させることができます。8つ以上のサンプルがある場合は、それらを追加のチューブストリップにロードし、それらを順次処理します。

グラフは、Qubit 4またはFlex Fluorometerと他社製装置で、一定数のサンプルを測定した場合の、サンプル調製と測定を含むデータ取得までの時間を示しています。Qubit Flex Fluorometerは、サンプル数が多い場合、データ取得までの時間を50%以上短縮することができます。

Qubit Flex Fluorometerは、データ取得までの時間を最大50%短縮します。Qubit 1X dsDNA HSアッセイキットを使用してQubit Flex FluorometerとQubit 4 Fluorometerおよび他社の蛍光光度計を比較した時間分析の結果、最大96サンプルでデータ取得までの時間が最大50%短縮されることが示されました。 

ヒント：ハイスループットな定量を行うには、蛍光機能を備えたマイクロプレートリーダーの使用をご検討ください。Thermo Scientific FluoroskanマイクロプレートリーダーおよびVarioskan LUXマルチモードマイクロプレートリーダーはQuant-iTアッセイと互換性があり、Qubit Fluorometerやアッセイと同じ分析物を定量することができます。比較するには、RNA／DNA定量化のページをご覧ください。

すべてのQubit Fluorometerに搭載されているReagent Calculator（試薬カリキュレーター）は、標準溶液を調製する際に使用する試薬とバッファーの容量を、検査するサンプルと標準の数に応じて計算します。サンプルおよび標準溶液のマスターミックス量を決定するために使用することができます。

Qubit Flex Fluorometerには、ワークフローを効率化するための3種類の計算機能が追加されています。Assay Range Calculator（アッセイ範囲計算機能）は、定量に使用するサンプル量に基づいて、もっとも精度の高いコアサンプル濃度範囲を表示します。また、定量サンプル量に基づいて、拡張された低濃度および高濃度範囲も表示します。

下流アプリケーションへの移行を支援するため、2つの計算機能がアッセイサンプルデータの管理と、一般的な単位変換および希釈の実行に役立ちます。Molarity Calculator（モル濃度計算機能）を使用すると、核酸の長さと測定濃度に基づいてサンプルのモル濃度を決定することができます。シーケンスアプリケーションの場合、Normalization Calculator（ノーマライゼーション計算機能）は、ライブラリ準備中にサンプルを正規化するためによく使用されるスプレッドシートに代わるものです。各ランでは、目的の正規化された質量、濃度、またはモル濃度に達するために追加すべきサンプルとバッファーの量を推奨します。

Qubit Flex Fluorometers come equipped with an optional add-on Security, Audit, and e-Signature (SAE) software that supports compliance to 21 CFR Part 11.