動画マニュアル、簡易操作ガイド、セットアップガイド、FAQ、アプリケーションノート、Webセミナーなど、Thermo Scientific™ NanoDrop™分光光度計に関するさまざまなコンテンツを掲載しています。

 

Thermo Scientific™ NanoDrop™ 1000、2000/2000c、Lite、8000分光光度計、および3300蛍光光度計に関する資料は、このページの下部にある「製造販売が終了したNanoDrop装置のリソース」をご確認ください。


操作ガイド

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吸光度測定の基本やNanoDrop One微量分光光度計使用時に役立つヒントを紹介しています。動画資料と合わせてご参照ください。


NanoDrop One動画マニュアル・操作ガイド

簡易操作ガイド・設置手順書

動画マニュアル

基本概要
NanoDrop One本体の基本事項および設定項目の説明です

サンプル測定とデータ確認
NanoDrop One本体での測定手順およびデータ確認方法です
台座メンテナンス(クリーニング)
NanoDrop One本体のお手入れに関する紹介です
本体メンテナンス(診断機能)
NanoDrop One本体に関する3つの動作確認テストの実施方法です

NanoDrop Lite Plus動画マニュアル・操作ガイド

簡易操作ガイド・設置手順書

動画マニュアル

専用プリンターのセッティング
NanoDrop Lite Plus専用プリンターのロール紙交換方法についてです


NanoDrop製品選択ガイド

Thermo Scientific NanoDrop装置は世界中の科学者から信頼されており、核酸およびタンパク質サンプルの正確な濃度およびサンプル純度情報を提供することで、微量分析のスタンダードを確立しています。

NanoDrop Oneを使用した205 nmの吸光度測定によるタンパク質およびペプチドサンプルの定量

ライフサイエンス研究者は、Thermo Scientific NanoDrop One/Oneᶜ微量紫外可視分光光度計で、事前にプログラムされたA205直接吸光度測定アプリケーションを使用して、ペプチドおよびタンパク質サンプルを定量できます。

よくある質問:NanoDrop Oneによるサンプル不純物の同定

Thermo Scientific NanoDrop One微量紫外可視分光光度計は、DNA、RNA、およびタンパク質をわずか1~2 µLのサンプル使用して正確に定量することにより、研究者がダウンストリームアプリケーションで成功できるように設計されています。

バイオ製薬およびバイオサイエンスにおける紫外可視ソリューション

バイオ製薬やバイオサイエンス研究における紫外可視分光光度法の最新のアプリケーションおよび進歩についてお聞きください。無料登録して、5つのすべてのセッションにアクセスできます。

研究ハイライト:SARS-CoV-2研究におけるNanoDrop分光光度計

COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2はエンベロープ構造の非分節1本鎖プラス鎖RNA(+ssRNA)ウイルスで、βコロナウイルスです。SARS-CoV-2ウイルスのライフサイクルは感染の進行を研究する上で重要なステップですが、まだ解明されていません。

 

NanoDrop分光光度計は、サーモフィッシャーサイエンティフィックが提供する多数のSARS-CoV-2研究ツールの1つで、感染症研究で重要な役割を果たします。ウイルスRNA/DNAの定量や不純物の同定が、ダウンストリームで正確な結果を得るために必要なステップであるためです。 

シンプルで、容易で、迅速な核酸およびタンパク質の定量

NanoDrop定量のもっとも魅力的な特長は、シンプルで使いやすいことです。先駆的なNanoDrop台座システムはサンプル使用量を最小限に抑え、操作を簡素化します。わずか1.0~2.0 µLのDNA、RNA、またはタンパク質サンプルを台座にピペットで滴下し、アームを下げるだけです。キュベットやキャピラリーは不要で、結果は数秒で表示されます。

1.アームを開き、サンプルを台座に直接ピペットで滴下します。

2.アームを下ろします。サンプルカラムが形成されます。

3.台座が動き、最適な光路長になるよう自動調整します。

4.測定が完了したら、けば立ちのないラボ用ワイプで台座表面を拭き、次のサンプル測定に進みます。


UV吸光度による正確な核酸およびタンパク質の定量

NanoDrop分光光度計は紫外可視スペクトル(UV-Vis)吸光の原理に基づいて機能します。核酸は260 nmで吸光ピークを示します。精製タンパク質は280 nmで吸光ピークを示し、トリプトファンやチロシン残基を持たないペプチドやタンパク質は205 nmで吸光ピークを示します。抽出プロトコルで残った不純物の多くは、280 nmまたは230 nmで吸光します。

光信号の生成

核酸(DNAおよびRNA)およびタンパク質の光度測定は、その固有の吸光特性に基づいています。吸光スペクトルを測定すると、核酸は260 nmで吸光し、特徴的なピークを示します。

核酸およびタンパク質サンプルの定量

核酸およびタンパク質の濃度は、ランベルト・ベール(Beer-Lambert)の式を使用して、目的の波長で測定された吸光度値から自動的に計算されます。

  • c = モル濃度(M)
  • A = UV吸光度(AU)
  • e = M-1cm-1で表示される波長依存モル吸光係数(または消光係数)
  • L = 光路長(cm)

ランベルト・ベール式が意味することの1つは、低濃度サンプルでは、経路長が長いほど精度とS/N比が向上することです。NanoDrop装置は液体カラムの長さを自動的に最適化し、幅広い濃度範囲で最大限の精度を実現します。

参照装置に対して検証された、NanoDrop OneによるdsDNA定量の正確性。一連のdsDNA希釈液を3~28,000 ng/µLの範囲に調製し、NanoDrop OneおよびEvolution 300分光光度計を使用して260 nmで分光光度定量しました。(A)装置の全濃度範囲にわたって線形性比較をプロットしました。回帰直線は、NanoDrop One dsDNA濃度の結果が、参照装置であるThermo Scientific Evolution 300分光光度計で得られた値と十分に一致していること(R2 = 0.9991)を示しています。(B)低濃度範囲(3~495 ng/μL)における直線性比較の詳細もプロットしました。回帰直線は、Evolution 300の結果との密接な相関関係(R2 = 1)と、検出範囲の下限における優れた直線性を示しています。メソッドおよび詳細なデータは、NanoDrop One核酸テクニカルノートをご確認ください。

核酸およびタンパク質サンプルの純度分析

サンプルの純度は、ある波長と別の波長の吸光度比を使用して評価できます。サンプルの不純物混入は、核酸濃度の過大推定や、ダウンストリームの処理または測定における不正確さにつながる可能性があります。

 

UV吸光度の主な純度比

比率

分析対象

「高純度」と見なされる値

異常な比率を引き起こす可能性のある要因

A260/A280

核酸

DNA:約1.8
RNA:約2.0

低い比率により示唆される不純物:

·    タンパク質

·    抽出プロトコルで使用された残留フェノールまたはその他の試薬

A260/A230

核酸

DNA/RNA:約2.0~2.2

低い比率により示唆される不純物:

·    タンパク質

·    糖質キャリーオーバー(多くの場合植物で発生する問題)

·    核酸抽出からの残留フェノール

·    残留グアニジン(カラムベースのキットでよく使用)

·    沈降に使用されるグリコーゲン

高い比率により示唆される要因:

·    ブランク測定の問題

A260/A280

タンパク質

約0.6

高い比率により示唆される不純物:

·    核酸

不純物は純度比以外にも、図に示すようにピークや谷のシフトなど、スペクトルプロファイルを変化させる可能性があります。

不純物はスペクトルプロファイルのシフトの原因になります

コンタミネーションのない精製DNA(A、赤色)と、グアニジン(B、緑色)およびフェノール(C、茶色)の不純物が混入した同一サンプルのスペクトル。

Acclaroサンプルインテリジェンスソフトウエアを実行するNanoDrop装置は、特長ページで説明されているように、このようなフルスペクトルデータを使用して不純物を同定できます。


NanoDrop One/Oneᶜ分光光度計用ドキュメント

NanoDrop分光光度計の動画


NanoDrop分光光度計のWebセミナー

Webセミナー:NanoDrop One紫外可視分光光度計を使用したタンパク質サンプルの評価

タンパク質サンプルの評価は多くのタンパク質ワークフローにおいて重要なステップです。このWebセミナーでは、NanoDrop装置がどのようにしてプロセスを合理化するかについて説明し、利用可能なさまざまなタンパク質アッセイを比較し、正確なタンパク質定量を実現するためのベストプラクティスを考察します。

Webセミナー:mRNAワクチン:開発、製造、およびNanoDrop Eightはどのように役立つか

このWebセミナーでは、mRNAワクチンの歴史とワークフローについて簡単に説明し、研究者や生産技術者が21 CFR Part 11規制に準拠しながら核酸の濃度と純度を評価する際に、NanoDrop分光光度計がどのようにサポートできるかを検証します。

Webセミナー:製薬QA/QCラボにおけるコンプライアンスの維持

製薬会社が高精度のQA検査を実施しながら、医薬品開発プロセス全体でデータの完全性を確保することにおいて、新しいソフトウエアツールがどのようにしてこれらを実現するかをご確認ください。

Webセミナー:NanoDropの革新と教室:次世代の科学者にインスピレーションを与える

最新の技術にアクセスすることで、今日の教育の世界を変えることができます。教師がNanoDrop装置を教室やラボにどのようにして取り入れ、業界をリードするテクノロジーを学ぶ機会を学生に与えているかについてお聞きください。

Webセミナー:ダウンストリームにおける遺伝子組み換え生物の検出のための大豆DNA抽出物の定量

このWebセミナーでは、qPCRによる遺伝子組み換え生物検出の概要を説明し、反応の成功におけるNanoDrop Eight分光光度計にハイライトを当てます。

NanoDrop分光光度計のサポートおよび教育リソース

NanoDropテクニカルサポート(nanodrop@thermofisher.com)までEメールでご連絡ださい。その他の地域のサポートは、最寄りのNanoDrop代理店までお問い合わせください。

 

上記のドキュメント、文献、動画、およびWebセミナーを参照することで、多くのテクニカルサポートの質問への回答を得られます。さらに、当社の無料のオンライン教育資料には、分光法、タンパク質生物学、および核酸定量に関するラーニングセンターやページが含まれています。 

 

分光分析、元素分析、および同位体分析のラーニングセンター

産業、教育、環境、および医療の幅広い市場向けに迅速で効率的な定性および定量分析を提供する技術について、さらに理解を深めることができます。核酸およびタンパク質の定量に関連するトピックには、NanoDrop One教育用動画や、製薬用の分光、レオロジー、エクストルージョン、およびX線ソリューションがあります。

Protein Biologyラーニングセンター

当社はタンパク質分析手法や技術の入門を無料で提供しており、これにはタンパク質とその研究方法に関する記事、動画、ガイド付き学習などのリソースがあります。この中のタンパク質アッセイ法に関する概要から始めることをお勧めします。

RNA/DNA定量ページ

当社のRNA/DNA定量ページでは、核酸定量のアプローチとしての紫外可視測光と蛍光を対比し、両技術による測定に関してNanoDropおよびQubitの装置とプレートリーダーを比較します。

製造販売が終了したNanoDrop装置のリソース

NanoDrop 2000/2000c、8000、Lite、または1000分光光度計を最大限に活用するためのマニュアル、パンフレット、アプリケーションノート、テクニカルノート、動画、およびその他のリソースが見つかります。

NanoDrop 1000分光光度計のリソース

NanoDrop 2000/2000c分光光度計のリソース

NanoDrop 3300分光光度計のリソース

NanoDrop 8000分光光度計のリソース

NanoDrop Lite分光光度計のリソース