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ダウンストリームプロセスでのニーズを満たせるよう、アフィニティ、イオン交換(IEX)、疎水性クロマトグラフィー(HIC)によるアプリケーション向けのさまざまな樹脂を提供しています。大容量のバイオプロセス用樹脂や小容量の精製用製品から、樹脂充填済みのプレパックカラムや特性評価に用いる分析用製品まで、お客さまの多様なニーズにお応えします。Thermo Scientific CaptureSelectおよびPOROSの樹脂技術により、現在の精製ワークフローにおける難易度の高い課題にも対応できます。
図1.抗体やタンパク質の一般的なダウンストリーム精製プロセスの例
アフィニティクロマトグラフィーは、ターゲット分子と特異的に結合するリガンドを利用して、ターゲット・タンパク質あるいはその複合体を分離・精製する手法です。ターゲット分子との親和性が高いため、より高い収量と純度を1ステップの精製工程で実現できます。こうしたアフィニティクロマトグラフィーの活用により、ダウンストリームプロセスの効率が向上します。
アフィニティクロマトグラフィーを用いるメリット:
実績あるCaptureSelectアフィニティ技術は、抗体、抗体フラグメント、組み換えタンパク質、血漿タンパク質、ウイルスベクターのなどの精製にご利用いただけます。これらの製品は、1ステップで純度と収率を向上させ、ワークフローを簡素化し、バイオ医薬品の開発時間とコストを削減するように設計されています。CaptureSelectアフィニティ樹脂は、その製造工程中に動物由来成分が含まれていないため、多様なバイオ医薬品開発の商用生産での分離に適しています。
CaptureSelectアフィニティ製品のポートフォリオは、複合タンパク質を初期精製(捕捉)するのに適した複数の製品とフォーマットで構成されています。当社のアフィニティ樹脂は、必要な精製ステップ数を削減し、プロセス効率の向上に貢献します。お客さまのニーズに応じて、以下のソリューションを提供します。:
POROSクロマトグラフィー樹脂は、抗体や組み換えタンパク質製品の力価上昇や需要増加に起因した業界のボトルネックに対処できます。高分離能かつ高結合容量で、流速に依存しない性能を発揮できるPOROSクロマトグラフィー樹脂は、プロセスの処理能力と柔軟性の向上に役立ちます。これらの優れたクロマトグラフィー樹脂は、使用目的が分析か商用生産での分離精製かに関わらず、モノクローナル抗体、組み換えタンパク質、DNA、ウイルス、ペプチドなどの生体分子の分離に対応します。高分離能であるPOROS樹脂は、類似した生体分子であっても、優れた分離結果を示します。高結合能と高スループットは、開発プロセスを簡素化し、プロセス時間の短縮に貢献します。
POROSクロマトグラフィー樹脂独自の特長:
図3.走査型電子顕微鏡によるPOROSビーズ(左)およびビーズ表面の大きな多孔性構造(右)の画像
高性能なポリッシングを可能にするPOROS樹脂製品のポートフォリオは、お客さま固有のターゲット分子に対応できるよう、さまざまなモダリティに合わせて設計されています。お客さまのニーズに応じて、以下の製品およびサービスを提供しています:
POROSクロマトグラフィー樹脂は、マサチューセッツ州ベッドフォードにある認定を受けた最先端の製造施設で製造されています。生産設備の拡充により、60,000平方フィートの製造スペースが確保されており、当施設はISO 9001:2015に準拠しています。
CaptureSelectアフィニティ製品の製造は、オランダのナールデンにある製造施設で行われています。当施設はISO 9001:2015に準拠しています。CaptureSelectアフィニティリガンドは、ISO9001-2015およびISO13485に準拠した、リトアニアのビリニュスにあるサーモフィッシャーサイエンティフィックの施設でも製造されています。
Pharmaceutical Grade Reagent. For Manufacturing and Laboratory Use Only.