TaqMan® Multiplex Real-Time (qPCR) Solutions

新しいマルチプレックス qPCR ソリューションにより、サンプルからより多くのデータを得ることができます。

マルチプレックス qPCR は、限られたサンプルおよび高コストという問題を克服するための、シンプルで効率的かつコスト効率が良いソリューションです。異なるレポーターの蛍光色素を使用することで同一ウェル内で複数ターゲットを検出できるので、各実験において貴重なサンプルの使用量を低減することが可能です。

オンラインオーダーの際にご注意いただきたいこと
「QSY」をご注文いただくには、注文ページ(Custom TaqMan® Probes)の「3' Quencher」プルダウンよりQSYをお選びください。
同じプルダウン内に 「MGBNFQ」および「TAMRA」も表示されますが、こちらはオンラインでご注文いただけません。

マルチプレックス qPCR ソリューションでは、遺伝子発現解析では最大4ターゲット、ジェノタイピング解析では2ターゲット(2SNP)の検出が可能です。当社のソリューションでは、蛍光スペクトルのオーバーラップを最小限とするように至適化された 4 種類の色素、新しい QSY クエンチャーを持つTaqMan カスタムプローブ、さまざまなタイプの qPCR マスターミックス、およびスペクトルキャリブレーションプレートをご提供しています。当社のカスタマーサービス、リアルタイム PCR 装置およびソフトウェアと合わせてご利用いただくことにより、より短時間でマルチプレックス qPCR の最適化を行うことができます。

マルチプレックス qPCR の利点

マルチプレックス qPCR により、1 回の反応でより多くの情報が得られます。とりわけサンプル量が限られているときや解析コストを低減させる必要があるときに高い効果が得られます。 

マルチプレックス解析により、反応コストを 40%削減することができます。4 回のシングルプレックス反応を個々に行った場合のコストと比較すると、マルチプレックス反応を行うことにより大幅にコストを節約することができます。 

ご自身のマルチプレックス qPCR プライマーおよびプローブの設計

TaqMan Multiplex ソリューションは 5 つのコンポーネントで構成されます: 

ABY および JUN 色素に FAM および VIC 色素と組み合わせた4種類を、Applied Biosystems の機器のスペクトル波長帯域(各フィルターチャンネル)に対応する色素としてご利用できます。 

マルチプレックス qPCRFigure 1: Fluorescence emission spectra of different dyes used for multiplex qPCR.

TaqMan クエンチャーの QSY を用いることにより、良好なハイレベルマルチプレックス解析(3 ~ 4-plex)実施のための最適化ができるようになりました。 

プローブ

Applied Biosystems TaqMan Multiplex Master MixTaqPath 1-Step Multiplex Master Mix* 、およびTaqPath ProAmp Master Mixes* には、反応間の競合の影響を受けずに全ての反応系が増幅するように、反応組成が調製されています。これらのマスターミックスには、ROX 色素に代わるパッシブリファレンス色素である Mustang Purple 色素が含まれています。No-ROX バージョンもご用意しています。

Multiplexing Master Mix

キャリブレーションプレート は、当社のリアルタイム PCR システム(QuantStudio シリーズ、ViiA 7、および7500 & 7500 Fast の各リアルタイム PCR システム)での使用に対応する複数のフォーマットでご提供しています。 

TaqMan QSY プローブを使用したアッセイとして、GAPDH(JUN ラベル)およびRNase P(ABY ラベル)の発現定量アッセイをご用意しています。プライマー濃度を制限した製品もご用意しています。コントロールアッセイと標的アッセイを、同じウェルで同時にランします。 

マルチプレックス反応最適化のワークフロー

マルチプレックス qPCR 実験用のプローブの選択 

新しい実験を始める場合は、FAM、VIC、ABY および JUN の4種類のレポーター色素を使用した TaqMan QSY プローブを用いるアッセイを設計することを推奨します。マルチプレックス qPCR 実験に必要な試薬が準備できたら、TaqMan Multiplex Optimization ガイド を参照し、マルチプレックス反応の最適化を行います。

アッセイ、プライマー、およびプローブの再設計および注文

再設計:ご自身でプライマーおよび TaqMan QSY プローブを再設計する場合、Primer Express™ ソフトウェアを用いたデザインを推奨します。「TaqMan Multiplex Optimization ガイド」を参照してください。当社カスタムデザインサービスをご利用いただくことも可能です。

再注文:マルチプレックス qPCR 実験の最適化では、プライマー濃度の調整が必要となる場合があります。プライマーとプローブを別々に注文することを推奨します。 

コンタクト:  テクニカルサポート デザイン済みアッセイの色素の変更に関する情報、あるいはデザイン済みアッセイの TaqMan QSY プローブへの変更に関するサポート(別料金)を必要な場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。 

適切なマスターミックスの選択および注文 

TaqMan Multiplex Master Mixまたは、 1 ステップ反応には TaqPath 1-Step Multiplex Master Mix をお選びください。

最適化

マルチプレックス qPCR 実験に必要な試薬が準備できたら、TaqMan Multiplex Optimization guide を参照し、マルチプレックス反応の最適化を行います。 

マルチプレックス qPCR 実験用のプローブの選択 

新しい実験を始める場合は、FAM、VIC、ABY および JUN の4種類のレポーター色素を使用した TaqMan QSY プローブを用いるアッセイを設計することを推奨します。マルチプレックス qPCR 実験に必要な試薬が準備できたら、TaqMan Multiplex Optimization ガイド を参照し、マルチプレックス反応の最適化を行います。

アッセイ、プライマー、およびプローブの再設計および注文

再設計:ご自身でプライマーおよび TaqMan QSY プローブを再設計する場合、Primer Express™ ソフトウェアを用いたデザインを推奨します。「TaqMan Multiplex Optimization ガイド」を参照してください。当社カスタムデザインサービスをご利用いただくことも可能です。

再注文:マルチプレックス qPCR 実験の最適化では、プライマー濃度の調整が必要となる場合があります。プライマーとプローブを別々に注文することを推奨します。 

コンタクト:  テクニカルサポート デザイン済みアッセイの色素の変更に関する情報、あるいはデザイン済みアッセイの TaqMan QSY プローブへの変更に関するサポート(別料金)を必要な場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。 

適切なマスターミックスの選択および注文 

TaqMan Multiplex Master Mixまたは、 1 ステップ反応には TaqPath 1-Step Multiplex Master Mix をお選びください。

最適化

マルチプレックス qPCR 実験に必要な試薬が準備できたら、TaqMan Multiplex Optimization guide を参照し、マルチプレックス反応の最適化を行います。 


*研究用。汎用試薬