cDNA合成において、インプットRNAを正確に反映している高品質な全長cDNAを収率よく得るためには、適切な逆転写酵素(RT)の選択が非常に重要です。さらに、2次構造を持つRNAを効率的に逆転写するため、また遺伝子特異的なRTプライマーを用いる際の特異性を確保するためには、高温でも高い酵素活性があることが重要です。

RNase H活性の低い逆転写酵素はより多くの完全長cDNAを生成し、野生型と同等のRNase H活性を持つ酵素に比べ、遺伝子産物をよりよく反映します。

SuperScript® III逆転写酵素は、典型的な、完全長cDNAを一貫して高収量で得られる実績により、DNA合成に広く利用されています。