抗体特異性プロファイリング

ProtoArray® ヒトタンパク質マイクロアレイは、抗体特異性の検査において優れた方法です。この方法を使用することにより、約9,000種類の機能性タンパク質に対して抗体をプロファイリングでき、潜在的な交差反応性を同定できます。アレイ上の各タンパク質が特定されているので、抗体に結合するあらゆるタンパク質を迅速に同定できます。

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お手持ちの治療用抗体を交差反応性について検査することにより早期にリスクを軽減

  • 約9,000種類の機能性タンパク質をプロファイリング
  • ウェスタン法よりも高感度を獲得
  • 即時のターゲット識別

抗体特異性は、抗体の価値を決定する上での重要な特徴です。検査結果が、抗体による抗原特異性結合に関連するものか、または他のタンパク質と交差反応した結果であるかを特定できれば、アーチファクトや偽陽性検査結果に対する追跡実験を行う必要がなく、時間と労力を省くことができます。そこで当社は、抗体特異性を速やかにプロファイリングできるように、ProtoArray® ヒトタンパク質マイクロアレイのアプリケーションを開発しました。作業手順は非常に簡単であり(図 1)、通常、数マイクロリットルの抗体ほどの極めて少量の試料のみを必要とします。

なぜ抗体の交差反応性についてプロファイリングを行うのでしょうか。

抗体特異性は治療薬の開発にとって極めて重要です。交差反応性は、意図していない重大な結果を招く可能性があります。

FDA のガイダンス

「”Testing of Monoclonal Antibody Products for Human Use(ヒト用のモノクローナル抗体製品の試験)”では、治療用抗体の標的とされる抗原決定基と同一または関連する抗原決定基が、意図する標的組織ではなく、ヒトの細胞や組織上に発現する場合の潜在的リスクを強調しています。」

米国保健福祉省
食品医薬品局
生物製剤評価研究センター
1997年2月28日

FDAは、「適切でより新しい技術が利用可能になり検証され次第、活用すべきである」と提言しています。ProtoArray® 抗体特異性プロファイリングのアプリケーションは、カスタム サービスまたは製品としてご利用できます。

参考文献

ProtoArray® 抗体特異性プロファイリングサービス
  • 受託サービス前のコンサルティング――受託でアッセイを行う前に、当社の経験豊富なサービス科学者とコンサルティングを実施し、実験設計を最適化してください。
  • 受託サービス後の包括的レポート――プロファイリング実験および結果を詳述している完全なレポートを、約 4週間以内にお届けします。(日本の場合に要する日数については受託サービスまでご確認ください)。
  • テクニカルサポート――迅速なサポートと専任スタッフによる対応をプロジェクト期間を通してご提供します。


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リソース

その他のProtoArray® アプリケーション

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For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.