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図 1 (左) プロファイリングを迅速に行い、バイオマーカー探索を容易にするため、ハイコンテントな ProtoArray® ヒトタンパク質マイクロアレイには、数千もの完全なヒトタンパク質が搭載されています。 (右) ProtoArray® プロスペクターソフトウェアは、使いやすいツールであり、迅速なデータ解析および群間比較を可能にします。
個々の ProtoArray® タンパク質アレイには、それぞれ 9,000 個以上のヒトタンパク質が搭載されており、1 × 3 インチのスライド上に複製プリントされています。これらのタンパク質は、Invitrogen Ultimate™ ORF コレクション(Gateway® ベクターにシーケンシングされた完全なインサートを提供する初めてで唯一のクローンリソース)から選択されたクローンをもとに合成されています。タンパク質は、バキュロウイルス発現システムによって、N 末端に GST タグが融合した状態で発現された後、非変性条件下で精製されます。次に、化学固定を行うことなくタンパク質のネイティブ構造を保持するため、ニトロセルロースの超薄膜層上に +4°C の条件下でプリントされます。個々のスライドは、追跡を容易にするため、ユニークなバーコードで標識されています。
ニトロセルロースでコーティングされたスライドガラス上にマイクロアレイが個別に存在することで、実験デザインの柔軟性が最大限に高まることになります。加えて、サポートされた用途向けには、それぞれの手順書をご用意しております。このようなプロファイリング用途(図 2)には、以下のようなものがあります。
| 図 2 ProtoArray® の用途の種類 | A. バイオマーカー探索、B. 酵素活性プロファイリング(キナーゼ基質同定、メチルトランスフェラーゼ基質同定、およびユビキチンリガーゼプロファイリング)、C. タンパク質間相互作用および抗体特異性のプロファイリング、D. 低分子タンパク質プロファイリング
ProtoArray® ヒトタンパク質マイクロアレイは、幅広い研究用途に適用することができ、一定用途向けに最適化された一式のキットとして使用することも、 個々のアレイをそれぞれ利用して広範な用途に対応することも可能です。タンパク質間相互作用およびキナーゼ(数千もの潜在ネイティブタンパク質に対する)のスクリーニング用途に向けて、製品構成を最適化した一式のキットもご用意しております。タンパク質間相互作用解析は、V5 タグまたはビオチン化タンパク質プローブ、および検出用の Anti-V5-Alexa Fluor® 647 抗体または Alexa Fluor® 647 ストレプトアビジンコンジュゲートを使用して、当日中に完了することができますキナーゼのスクリーニングは、特別な機器を使うことなく、わずか 2 日で完了することができます(ホスフォイメージャーまたは一般的なオートラジオグラフィーフィルムで検出することができます)。
ProtoArray® ヒトタンパク質マイクロアレイの使用法は簡単であり、わずかな時間で質の高い結果を得ることができます。お客様の研究内容に関わらず、蛍光法によるプロファイリングを当日中に完了することができます。ProtoArray® マイクロアレイによるプロファイリングは、同一のシンプルなワークフローに従って行われ、アレイ上で試料を培養し、検出試薬で探索してから、蛍光スキャナーまたはホスフォイメージャーで可視化されます(図 3)。
| 図 3 | シンプルかつ堅牢なアッセイで、新たなタンパク質間相互作用を当日中に探索することができます。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.