Search Thermo Fisher Scientific
Search Thermo Fisher Scientific
配列特異的プロテアーゼを使用し、タンパク質をより小さなフラグメントまたはペプチドに切断します。トリプシンはタンパク質消化に最適なプロテアーゼです。しかし、Glu-C、 LysN、Lys-C、Asp-N、キモトリプシンのような他の酵素を用いて分離または配列 解析用に消化することで、各タンパク質の配列カバー率を改善することや、さまざまなMSアプリケーション用の固有のペプチド配列を作成することができます。Thermo Scientific™ Pierce™ プロテアーゼは、最適なタンパク質消化を目的に高度に精製・修飾されており、質量分析(MS)で使用するためにバリデート済みです。
Pierce™ Trypsin Protease, MS Grade | Pierce™ LysN Protease, MS Grade | LysC Protease, MS Grade | Glu-C Protease, MS Grade | Asp-N Protease, MS Grade | |
Source | Porcine pancreatic extracts | Grifola frondosa | Lysobacter enzymogenes | Staphylococcus aureus | Pseudomonas fragi |
Cleavage specificity | Carboxyl side of arginine and lysine residues | Amino side of lysine residues | 10 | 6 | 6 |
Modified? | Yes, TPCK-treated and methylated | No | No | No | No |
Formats | Lyophilized or Frozen | Lyophilized | Lyophilized | Lyophilized | Lyophilized |
Standard packaging | 20 or 100 µg/vial | 20 µg/vial | 20 µg/vial | 10 µg/vial | 2 µg/vial |
Order now | Order now | Order now | Order now | Order now |
溶液中消化で実施するか、またはゲル内消化で実施するかは、一般的にサンプルの量および/またはその複雑さによって決定されます。
溶液中消化は、サンプル量が少なく、低度から中程度の複雑さをもつサンプルにお奨めです。溶液中消化は、サンプルのハイスループット可能にします。
高度に複雑なサンプルに対し、SDS-PAGE ワークフローがタンパク質変性と分離を組み合わせているため、ゲル内消化は固有の利点を持ち、サンプル中の関連するタンパク質量を可視的に表示しますが、 ペプチド回収率は減少します。
弊社はゲル内および溶液中の双方でのサンプル処理用の完全なキットを提供いたします。
タンパク質 | LysN | トリプシン | 混合 |
---|---|---|---|
モエシン | 21% | 24% | 37% |
Src基質コルタクチン | 25% | 10% | 30% |
グルタミン酸脱水素酵素1 | 16% | 12% | 28% |
エポキシドヒドロラーゼ 1 | 13% | 14% | 23% |
LysN プロテアーゼまたはトリプシンを用いて溶液中消化したときのA549 細胞ライセート中の選択したタンパク質の配列カバー率。配列カバー率の合計は、LysN とトリプシンでそれぞれ消化した後にCIDを用いてLC-MS/MS 解析を行ったときの合計したカバー率を表しています。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.