Search Thermo Fisher Scientific
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Chromeleon を起動します。
[ヘルプ]メニューをクリックし、表示されるサブメニューから[Chromeleon のバージョン情報] を選択します。
様々な操作(とくにオンライン制御での操作)でクイックアクセスキーやショートカットキーを利用できます。
シートカットキー | 説明 |
---|---|
ESC | ドラッグ/移動操作を中断 |
F1 | 状況依存型ヘルプを開く |
F2 | 編集可能なセル内で編集モードを有効 |
F4 | クロマトグラムの表示を次のサンプルデータへ |
SHIFT+F4 | クロマトグラムの表示を前のサンプルデータへ |
Alt+F4 | Chromeleonを終了 |
F9 | シーケンス上で欄のフィル 機能を実行 |
F10 | 次の取り込みチャネルへ |
SHIFT+F10 | 前の取り込みチャネルへ |
→↑↓← | クロマトグラムのスクロール |
Chromeleon 6 はインストール時に、OS のローカルグループに“Chromeleon Operators”を作成します。 そのグループに所属するユーザーのみ Chromeleon で分析作業が行えます。
PC がドメインに新たに参加した場合やローカルにユーザーを追加登録した場合などは、この“ChromeleonOperators”グループにログオンユーザーを追加登録する必要があります。
ドメインユーザーは全員、Chromeleon で分析作業ができるようにする場合は、Domain Users を追加して下さい。
ログオンユーザーを個別に追加したい場合は、個別に検索し追加します。
不測の事態に備えて、データのバックアップをあらかじめ取っておくことを推奨します。
[スタート]ボタンをクリックして、スタート メニューから[コントロール パネル]を選択します。
[システムとセキュリティ]リンクをクリックします。
コントロール パネルが「クラシック表示」になっている場合、このリンクは表示されません。
[コンピューター管理]が開いたら、[システム ツール]を展開します。表示されるサービスから[ローカル ユーザーとグループ] をクリックし、表示されるメニューから[グループ] をダブルクリックします。
[Chromeleon Operators] をクリックします。右クリックし、表示されるメニューから[プロパティ] をクリックします
[Chromeleon Operatorsのプロパティ]ウィンドウが立ち上がります。[追加] ボタンをクリックします。
[ユーザー、コンピューター、サービスアカウントまたはグループの選択]ウィンドウが立ち上がります。[詳細設定] ボタンをクリックし、詳細設定の項目を表示させます。
ドメインに参加している場合は、[場所の指定] で参加しているドメインの表示になっていることを確認します。
(ドメインに参加していない場合は、確認は不要です。)
参加しているドメインと違う場合は、[場所] ボタンをクリックし、正しいドメインを指定します。
[共有クエリ] の項目にある、[名前] のテキストフィールドに下記の情報を入力し、[検索] ボタンをクリックします。
ドメインに登録されているユーザー全員を追加する場合
[名前] のテキストフィールドに「Domain Users」と入力します。
ログオンユーザーを個別に追加する場合
[名前] のテキストフィールドに追加したいログオンユーザー名を入力します。
[検索結果] の項目に検索して見つかったグループもしくはユーザー名が表示されます。
(今回の例では、ログオンユーザー"cminstall" を検索しています。)
追加する「Domain Users」 もしくは、ユーザー名を選択します。[OK] ボタンをクリックします。
[選択するオブジェクト名を入力してください] 項目に、追加した「Domain Users」 もしくは、追加するユーザー名が表示されていることを確認します。
表示されていれば、[OK] ボタンをクリックします。
データはデータベースとしてコンピュータに保存されます。
コンピュータの故障に備え、定期的にデータファイルをバックアップすることをお勧めします。
データのバックアップは,フォルダあるいはシーケンス単位でおこないます。
制御パネルや監査証跡はデータ単位でおこなうことができます。
バックアップしたいフォルダ、シーケンス、またはデータを選択します
*“Shirt”キーでデータを複数選択すると、まとめてバックアップをとることもできます。
このとき、選択したフォルダなどの名前が「青地に白抜き文字」で表示されていることを確認してください
[ファイル] メニューをクリックします。
表示されるサブメニューから[エクスポート/バックアップ] の上にカーソルを移動すると、更にサブメニューが表記されます。
表示されるサブメニューから[バックアップ] を選択します。
バックアップのウィンドウが表示されます。
[参照] ボタンを選択します。
[名前を付けて保存] ウィンドウが表示されます
ここで指定した場所にバックアップファイルが作成されます。任意のファイル名を指定します。
[保存] ボタンをクリックします。
[バックアップ] ウィンドウに戻り、[宛先] に保存先のパスが入力されます。[開始] ボタンをクリックします。
バックアップ処理が始まり、指定した保存先にバックアップファイルが作成されます。
バックアップが終了したら [OK] ボタンをクリックします。
バックアップファイルが指定した場所にあることを確認します。
バックアップファイルは、拡張子に cmb が付きます。
タイムベースは現在"停止(Stop)"状態にあります。最初に、手動で"続行(Continue)"コマンドを実行してください。
タイムベースは現在"ホールド(Hold)"状態にあります。最初に、手動で"続行(Continue)"コマンドを実行してください。
下記の手順で続行コマンドを実行できます。
「一括処理には、およそ320Kバイトのディスク容量が必要です。(ドライブc:¥、残容量18409972Kバイト){Pump_ECD}おおよそ88 mL %A が(+60 mL/時、終了後)に必要です。」
例 (警告): 「{Sampler}カウンタSyringe Movements(値: 1234)が、限度(1100)を超過しました。これ以上モジュールを使用することできません。syringeを交換してください。」
例 (エラー): 「{ICS-2100_AS-AP(6)} ICS-2100_AS-AP(6): エラーP0004: '1PushFullが不明なシンボルです。」
例 (中断): 「{ICS-2100_AS-AP(6) - Sampler} デバイスがリモートになっていません。」
一括処理を開始する前に、[レディチェック] ボタンをクリックすると、レディチェックができます。
レディチェックは、一括処理の操作やシーケンスで使用するプログラムファイルが実行可能であるかを確認できます。
レディチェックでは以下の項目を自動で確認します。
メッセージには主に4つの種類があります。
「情報」の場合は、正常でシーケンスを実行するにあたり問題が見つからなかったことを示します。
「エラー」または「中断エラー」が検出された 場合は、一括処理を開始できません。
「警告」が報告された場合は、一括処理を開始できます。
ただし、「警告」の場合でも状況を改善するための適切な処置をおこなうことをお勧めします。
マーク | 説明 |
---|---|
(表示なし) | システムメッセージ。通常、追加のチェックをせずに一括処理を開始できます |
警告: 一括処理は開始できます。ただし、状況を修復するための適切な措置をおこなうことをお勧めします。 | |
エラー: 一括処理を開始できません。 | |
中断エラー:一括処理またはプログラムが中断されます。 |
例えば下記のメッセージが出た場合はSampler(オートサンプラー)と通信ができていません。
{ICS-2100_AS-AP (6) - Sampler} デバイスがリモートになっていません
Chromeleonを起動後にモジュールの電源を一度Offした場合などは、再起動後にそのモジュールを再接続するための操作が必要です。
接続状態にないモジュールは、前面の [ CONNECTED ] ランプが未点灯です。
また、タッチパネルつきのイオンクロマトグラフ ICSシリーズでは 「LOCAL MODE」 になっています。
Chromeleonの制御パネルで、モジュールとの接続を確立してください。
イオンクロマトモジュールの接続チェックボックスです。接続状態ならチェックが入はいります。
各モジュールごとに接続チェックボックスがあります。
接続状態でない場合は、チェックボックスをクリックすると接続されます。
HPLCモジュールでは、主に下記の接続ボタンを使用します。接続状態ならマークが緑色に点灯します。
接続状態でない場合は、[接続] ボタンをクリックすると接続されます。
ThermoFisher製イオンクロマトグラフモジュールやHPLCモジュールの多くは、装置とPCをUSBケーブルで接続しています。
下記のメッセージが出た時は、PCとモジュールの電源をOFFにし、USBケーブルを装置背面とPCのUSBポートの両方で抜き差ししてみてください。
USBの劣化によりUSBケーブルを交換する必要が場合があります。
電源の入れ忘れ以外でこのエラーが出た場合は、テクニカルサポートへご連絡ください。
※表記は {モジュールやデバイスの種類}-モジュール名-@USBアドレス
ChromeleonにおけるLIMSデータ(シーケンス)読み取りフォーマットをワークリスト(拡張子:wle)といいます。
ワークリストの構造と構文は、WindowsのINIファイルに類似しています。
Chromeleonでは、必要な情報が決められたワークリスト書式で提供される場合、LIMSからシーケンスを作成できます。
ワークリストでサンプルリスト、シーケンスで使用するファイル、およびシーケンスのプロパティを定義します。
ワークリストファイル形式でLIMS から情報を出力して頂ければ、Chromeleon でインポートできます。
そのため、LIMS からワークリスト形式で出力できるようにLIMS 側でプログラムを作成する必要があります。
既存のワークリストをインポートするには、[ファイル]→[新規作成]→[シーケンス(LIMS ワークリストから)]を選択してください。インポートが完了すると、インポートされたシーケンスがブラウザに一覧表示されます。
インポートが完了すると、インポートされたシーケンスがブラウザに一覧表示されます。[オプション]セクションで[DeleteWorklist]を"Yes"に設定すると、既存のワークリストが再度インポートされないように自動的に削除されます。
インポート中にエラーが発生した場合は、エラー内容とワークリスト内の発生場所を報告するエラーメッセージがChromeleon で表示されます。このエラーメッセージもログファイルに保存されます。このログファイルの名前は、ワークリスト名に拡張子".log"を付けたものになります。[オプション]セクションで[Rename On Error]を"Yes"に設定すると、不正なワークリストファイルの名前が自動的に"*.err"という形式の名前に変更されます。
ワークリストにはファイル拡張子".wle"(ワークリストエクスポートの意味)が付きます。ワークリストの構造と構文は、Windows のINI ファイルに類似しています。ワークリストは様々なセクションで構成されています。
各セクションは改行されて始まります。セクション名は角括弧で囲まれます。セクション名の下には"構文名 = 値"の書式で1 つまたは複数の項目が入力されています。コメント行の始めにはセミコロンが付き、1 行ごとに終了します。
ヒント
導入量などの情報がワークリストに不足している場合は、ワークリストの読取り後に、Chromeleon で情報を登録できます。ただし、QNT ファイルとPGM ファイルはワークリストで既に指定されていなければなりません。
有効なワークリストの凡例とコメントを、以下に示します(Chromeleon 内でワークリストを使用する場合は、まずコメントを削除してください)。
[options]
Application = Chromeleon
Delete Worklist = No
Rename On Error = No
[file names]
; 生成されたシーケンスのデータソース、パス、シーケンス名
Sequence = ¥labor2_local¥sys58¥sequences¥lims4711
; プログラム欄の既定値
pgm = pgm0815
pgm=Wash
pgm = Stop
; QNT メソッド欄の既定値
qnt = qnt0815
qnt = noint
; ここにPGM ファイルをコピーする(データソース、パス)
pgm templates = ¥server1¥templates¥hplc
; ここに定量メソッド(QNT メソッド)をコピーする(データソース、パス、名前)
[qnt files]
qnt0815 = ¥server1¥templates¥hplc¥pah¥qnt0815
noint = ¥server1¥templates¥common¥noint
[defaults]
; 導入量の既定値
Injection Volume = 10.0
[1]
Name=Wash
Type=Blank Run
Pos=1
; 既定値("pgm0815")の代わりに"洗浄(Wash)"プログラムを使用する
PGM=Wash
QNT=qnt0815
[2]
Name=Std
Type=Standard
Pos=99
[3]
Name=Sample1
Pos=2
[4]
Name=Sample2
Pos=3
[5]
Name=Sample3
Pos=4
[6]
Name=Sample4
Pos=5
[7]
Name=Stop
Type=Blank Run
Pos=1
PGM=Stop
QNT=noint
このワークリストを使って、"lims4711"という名前のシーケンスが"sys58¥sequences"ディレクトリの"labor2_local"データソースに作成されます。シーケンスには、リンス試料、標準、4 つの未知試料、および停止プログラムが含まれます。
すべての制御プログラムがデータソース"Server1"(中央ファイルサーバー)のサブディレクトリ"¥templates¥hplc"からコピーされます。ソースには、"pgm0815"、"wash"、"stop"のプログラムが含まれていなければなりません。
アンプルのリンスと停止の評価メソッドは、"¥templates¥common¥noint.qnt"からコピーされ、分析試料のメソッドは¥templates¥hplc¥pah¥qnt0815.qntからコピーされます(いずれもデータソース"server1"内のディレクトリです)。
ワークリストの完全なパス情報はChromeleon のデータ構造に関連付けられています。そのため、パス名はハードディスクではなくデータソース名から始まります。相対パスは受け入れられません。
パス名はChromeleon の内部構文("Moniker"(名前)プロパティ)(SEQ::¥labor2_local¥sys58¥sequences¥lims4711など)または単純化された構文(上記)のいずれかで表示できます。単純化された構文では、種類の略語と二重コロンが削除されます。この場合、バックスラッシュの代わりにスラッシュやコロンを使用できます。
Sequence = SEQ::¥labor2_local¥sys58¥sequences¥lims4711
Sequence = ¥labor2_local¥sys58¥sequences¥lims4711
Sequence = Labor2_local:sys58/sequences/lims4711
上記の3 つのパスは、すべてデータソース"Labor2_local"の"sys58¥sequences"ディレクトリにあるシーケンスlims4711を参照します。
パス情報には、拡張子(.PGM、.QNT、.SEQ)を含めないでください。
PGMファイルとQNTファイルは常にシーケンス内にあるため、シーケンスのプログラム欄とメソッド欄にはパス情報なしのファイル名のみが含まれます。これは、WLE ファイルのオプション("PGM="および"QNT=")にも適用されます(以下参照)。
これらのファイルは、LIMS インポートモジュールでこれらのファイルをシーケンスにコピーすることによって作成されます。コピーするテンプレートの場所の指定には、以下の2 つのケースがあります。
この 2 つのメソッドは混合できます。疑わしい場合は、2 番目のメソッドが優先されます。セクション[PGM files]に項目が入力されている場合、PGM テンプレートファイルは検索されません。
すべての試料で同じPGM ファイルとQNT ファイルを使用する場合は、メソッドの違いによる影響はありません。
このセクションに表示されるオプションは、インポート機能に影響します。通常は、ここには項目は必要ありません。
ワークリストをテストする場合は、"Delete Worklist"と"Rename On Error"のコマンドを無効することをおすすめします。
これにより、ワークリストはインポート後に削除されることなく保持されます。
Application = Chromeleonは、このワークリストがChromeleon での使用を目的としていることを示します。
ここに別の入力がある場合、このワークリストはChromeleon では受け入れられません。この場合、ログファイルは作成されず、ワークリストの削除も名前の変更もおこなわれません。
Computer Name = <コンピュータ名>は、ワークリストのコピー先を示します。
この入力名がローカルコンピュータと一致しない場合、そのワークリストは受け入れられません。この場合、ログファイルは作成されず、ワークリストの削除も名前の変更もおこなわれません。
Log Error = Yesによって、エラーイベントが発生した場合にエラーメッセージを含むログファイルが作成されます。
Log Success = Yesによって、正常に完了したインポートを文書化したログファイルが含まれます。
Delete Worklist = Yesによって、インポートが正常に完了した場合にワークリストが削除されます。
Rename On Error = Yesによって、エラーイベントが発生した場合にワークリストの名前を"*.err"に変更します。
Character Set = Windowsによって、ワークリストの文字コードが示されます。
作成されるログファイルもこの文字コードで記述されます。漢字などの全角文字やギリシャ文字などの特殊文字が正しく変換されない場合は、このオプションを変更します。
ここで使用できる値は、"Windows"、"ANSI"(システムの文字コード、すなわち変換なし)、"DOS"、"OEM"(Windows関数OEMToAnsi によって変換されるコンピュータの文字コード)です。
このセクションでは、さまざまなファイル名が指定されます。
Sequence =で、作成するシーケンスのパスと名前が示されます。
このパラメータは必ず指定しなければなりません。
PGM =または"QNT ="によって、PGM またはQNT の欄の既定値が指定されます。
(既定値は試料ごとに上書きできます。)
PGM Templates =および"QNT Templates ="によって、テンプレートのディレクトリが指定されます(上記参照)。
これらのセクションでは、PGM ファイルとQNT ファイルのコピー先が定義されます。
このセクションの入力内容は、テンプレートディレクトリよりも優先されます。以下の構文で入力します。
名前 = パス
等記号の左側にはファイル名、右側にはテンプレートの完全パス名が入ります。
このセクションでは、様々な試料変数の既定値を定義します。
Name=、"Comment="、"Type=Unknown"、"Status=Single"、"Sample Weight=1.0"、"Dilution Factor=1.0"、ISTD Amount=、"Std. Add. Group="、"Ref. Amount Set="、"Injection Volume=20.0"は、ブラウザに表示される各項目と同じ意味になります。それぞれの値の範囲も同じです。
補足: PGM ファイルとQNT ファイルの既定値は、[FILE NAMES]セクションで定義されます。
このセクションでは、シーケンスのプロパティを定義します。
Title = Created from worklist <ワークリスト名>では、シーケンスの名前(説明)が指定されます。
Timebase =では、シーケンスを実行するタイムベースが指定されます。
Report =では、レポートテンプレートの既定値が指定されます(印刷ダイアログに表示されます)。
Channel =では、印刷時のチャネルの既定値が指定されます(印刷ダイアログに表示されます)。
1 つのセクションには1 つの試料が記述されます。
このセクションには[n]の名前が付けられます。この[n]には試料番号の数字が入ります(0 は使用しません)。試料には連続する番号が付けられていなければなりません。新しいシーケンスでは、試料の番号付けを1 から開始します。試料は既存のシーケンスに追加できます。この場合、試料の番号付けはシーケンスの次の未使用試料番号(シーケンスの試料数に1 を足した番号)から開始されなければなりません。1 つの試料セクションには"PGM="、"QNT="、Name=、"Comment="、"Sample ID="、"Replicate ID="、"Pos="、Type=Unknown/Blank/Validation/Standard/Matrix/Spiked/Unspiked、Status=Single/Multiple/Finished/Interrupted、"Sample Weight=1.0"、"Dilution Factor=1.0"、"Injection Volume=20.0"の項目を含められます。項目が見つからない場合は、[DEFAULTS]セクションと[FILE NAMES]セクションの既定値が入力されます。
ヒント:
ブラウザでユーザー定義欄 に印をつけるアスタリスク(*)は、ワークリストでは取り除いてください。
クロマトグラムをテキストフォーマットでエクスポートするには、下記の手順で操作をします。
ブラウザでエクスポートしたいデータが含まれているシーケンスを開きます。
次に、サンプルリストからエクスポートしたいサンプルを選択します。(複数のサンプルを選択することもできます。)
[一括レポート] ウィンドウが自動的に開きます。
[印刷オプション] の項目にある[印刷出力] チェックボックスにチェックが入っているか確認します。
チェックが入っている場合は、テキストフォーマットでエクスポートすると同時にプリンターでの印刷も実行されます。
プリンターでの印刷が不要な場合は、[印刷出力] チェックボックスのチェックを事前に外しておきます。
[エクスポートオプション] の項目にある[エクスポート] チェックボックスにチェックを入れます。
[エクスポートウィザード] ウィンドウが自動的に開きます。
(自動的に開かない場合は、[一括レポート] ウィンドウの[エクスポートの設定] ボタンを押して[エクスポートウィザード] を開いてください)
[エクスポート形式] の項目からASCIIテキストフォーマット(*.txt)の項目にチェックを付けます。
[エクスポート先] の項目で下記の項目を任意で設定します。
[次へ] ボタンをクリックします。
[結果のエクスポート] の項目は、選択したシートに指定されている結果データをエクスポートする設定です。
今回の目的では使用しないため、[次のシートを使って結果をエクスポートする] の項目はチェックを外します。
[生データのエクスポート ] の項目でエクスポートする信号を選択します。
なし:生データをエクスポートしない場合は、[なし] を選択します。(今回は、[なし] は使用しません。)
選択したチャネル: 選択したチャネルのデータだけがエクスポートされます。
固定のチャネル: [固定のチャネル]の下のフィールドには、利用できるすべてのチャネルの一覧が表示されます。
エクスポートするチャネルにチェックを付けてください。
すべての項目の設定が終われば[完了] ボタンをクリックすると、[エクスポートウィザード] ウィンドウが自動的に閉じます。
[一括レポート] ウィンドウの[OK] ボタンをクリックすると、エクスポートが自動的に始まります。
エクスポートがすべて処理されると下部の[OK] ボタンをクリックすると[一括レポート] ウィンドウが自動で閉じます。
以上の操作でクロマトグラムをテキストフォーマットでのエクスポート操作は終了です。
エクスポートされたテキストは、前半部分は、条件が記載されています。
リムーバブルメディアにあるデータソースをマウントした場合、データソースのマウントを解除するまで接続先のメディアを取り外さないでください。
接続状態で取り外すとオペレーティングシステムがクラッシュします。
原点通過直線 (少なくとも1点のキャリブレーション試料が必要です)
原点除外直線 (少なくとも2点のキャリブレーション試料が必要です)
c0 (オフセット) : y切片
c1 (スロープ) : 傾き
F(x) : 含有量
x : 応答値 (面積や高さ)
原点通過放物線 (少なくとも2点のキャリブレーション試料が必要です)
原点除外放物線 (少なくとも3点のキャリブレーション試料が必要です)
c0 (オフセット) : y切片
c1 (スロープ) : 傾き
c2 (カーブ) : 湾曲
F(x) : 含有量
x : 応答値 (面積や高さ)
原点通過放物線では、既定の原点通過直線以外の近似法を使う場合、その近似法が適切かどうかはユーザー自身で判断してください。
近似法が適切でない場合、Y値が実測値にならない場合があります。
例えば、キャリブレーション近似式は下に凸の放物線になり、頂点で測定された値は計算できません。
このような場合、Chromeleonでは"n.a."が表示されます。
ベキ関数について
ベキ関数(指数、Exp) の近似式は以下の式です
c0 (オフセット) : y切片
c1 (スロープ) : 傾き
Chromeleonは座標の対数を計算してから最少二乗法の直線を適用します。
このため、このキャリブレーションは"Log-Log Linear"とも呼ばれます。
この検量線は、検量線範囲における最小値から最大値の間での定量にのみ使用してください。
Chromeleon ソフトウェアは入力可能な文字数に制限を設けている部分がございます。
また、外字や特殊文字を正式にサポートしておりません。
外字や特殊文字を使用すると、予期しないエラーが発生することがあります。
シーケンスのサンプル名、装置メソッドや処理メソッドなどのファイル名に、外字や特殊文字を使用されないことをお勧めします。
この資料では、文字数に制限のある箇所と誤動作を起こす可能性のある特殊文字について説明します。
ファイル名、名前、コメントなどに文字数制限がございます。文字数制限がある対象先と入力可能な文字数を一覧表にまとめています。
表の文字数は半角の場合です。全角文字は半角2文字分となります。
対象先 | 入力可能な文字数 |
---|---|
データ保管庫名 / データソース名 | 32 |
ユーザー名 | 32 |
報告書テンプレート名 / レポートファイル名 | 128 |
処理メソッド名 / メソッドファイル名 | 128 |
装置メソッド名 / プログラムファイル名 | 128 |
サンプル名 | 128 |
コメント | 255 |
シーケンス保存先のディレクトリの長さ | 92 |
シーケンス名 | 64 |
装置名 / タイムベース名 | 23 |
シーケンスのタイトル | 255 |
シーケンスが優先する RDF ファイル(パスを含む) | 128 |
シーケンスが優先するチャンネル | 128 |
Chromeleon がユーザー管理で登録できるユーザー名 | 30 |
メソッドで入力できる成分名の長さ | 255 以上 OK |
windows OS 上に保存される Chromeleon 生データの保存先ディレクトリ名の長さ | 92 |
クロマトグラムをクリックします。
次に、[編集] メニューをクリックし、表示されるサブメニューから[クロマトグラムのプロパティ] を選択します。
[クロマトグラムの装飾] ウィンドウが表示します。[外部オーバーレイ] タブを選択します。
[追加] ボタンをクリックします。
[参照] ウィンドウが表示します。
[参照先] で重ね描きするサンプルが保存されているシーケンスを選択し、重ね描きするサンプルを選択します。
[チャネル] で重ね描きするチェネルを選択します。
[開く] ボタンをクリックすると、[参照] ウィンドウが閉じます。
[その他のオーバーレイ] の項目に選択したサンプルが表示します。
別のシーケンスのサンプルを追加する場合は、手順⑥から⑨を繰り返します。
[OK] ボタンをクリックすると、[クロマトグラムの装飾] ウィンドウが閉じます。
Chromeleon では、スプレッドシート形式で、計算式をレポートテンプレートに組み込むことができるレポートパブリッシャの機能があります。
この機能を使用するには、レポートパブリッシャライセンス(オプション製品)が有効である必要があります。
Chromeleon を起動します。
[ヘルプ]メニューをクリックし、表示されるサブメニューから[Chromeleon のバージョン情報] を選択します。
[Chromeleon クライアントバージョン情報] ウィンドウが表示します。
[クライアント機能] の項目にレポートパブリッシャの状態が表示されます。
状態が「無効」になっている場合は、レポートパブリッシャのライセンスがございません。
Chromeleon 6.8 シリーズのサポートは、2019年1月末で終了しています。
現在は、レポートパブリッシャのライセンスを追加購入していただくことはできません。
プリンタレイアウトを表示します。[編集] メニューをクリックし、表示されるサブメニューから[レイアウトモード]を選択します。
計算式を組み込みたいセルを選択します。次に、数式バーに "=" を入力します。続けて、組み込みたい関数を入力します。
例 1 : セル間の数値を合計する
今回は、例としてセル「B34」 に「メチルパラベン」と「プロピルパラベン」 の面積を合計した値を表示します。
セル「B34」 をクリックします。数式バーに "=E29+E31" と入力し、キーボードの[Enter] キーを押します。
セル「B34」に「メチルパラベン」と「プロピルパラベン」 の面積を合計が表示されます。
例 2 : 関数を使用する
今回は、例としてセル 「E29」 の値を小数点 3 桁以降切り捨てた値を表示します。(ROUNDDOWN 関数の使用)
セル「B34」 をクリックします。数式バーに "=ROUNDDOWN(E29+E31,2)" と入力し、キーボードの[Enter] キーを押します。