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ミックスモードクロマトグラフィーは、1つの相互作用メカニズムのみに依存する従来のクロマトグラフィー法とは異なり、疎水基と荷電基(イオン交換基)の両方の機能を有する独自の固定相を採用しています。従来の樹脂とは異なる選択性を示すため、標的分子との相互作用がより広範囲になり、凝集体除去率が向上します。バイオ医薬品開発のタンパク質精製において、この複合的なアプローチを活用できるミックスモードクロマトグラフィーは、多様な化合物の分離と精製を可能にする強力なツールとなります。
Thermo Scientific POROS Caprylate Mixed-Mode Cation Exchange Chromatography Resinは、フロースルーモードでのモノクローナル抗体(mAb)の製造プロセスにおけるダウンストリーム工程において、凝集体などの不純物を効率的に除去することができます。POROS Caprylateはミックスモードの陽イオン交換樹脂として、宿主細胞由来タンパク質(HCP)や高いレベルの凝集体などの不純物を効果的に除去します。
架橋ポリ(スチレン-ジビニルベンゼン)による独自の樹脂骨格は、径を大きくした独自の多孔性構造で、ビーズ内の対流を可能とし、精製プロセスを効率化します。粒子表面は独自の親水性ポリマーでコーティングされており、さらにカプリル酸で誘導体化されます。
このポスターでは、凝集体などの不純物を効率的に除去できるミックスモード樹脂の柔軟性の高い操作範囲を知ることができます。
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Pharmaceutical Grade Reagent. For Manufacturing and Laboratory Use Only.