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Attune NxTフローサイトメーターは、高感度とハイスループットの両方の鍵となる、アコースティックフォーカシング流路系を備えた高度なセルアナライザーです。
Attune NxTフローサイトメーターは、Attune CytPixモデルと共通の機能を共有しています。
感度を高めるアコースティックフォーカシング
迅速で正確なデータ取得
希少イベント検出
自由度のある設計
新しい光学設計
目詰まり防止テクノロジー
パワフルで直感的なソフトウェア
バイオセーフティフードに対応
イメージングが強化されたフローサイトメーターについては、Attune CytPixモデルをご覧ください。
Attune NxTフローサイトメーターの高い感度とスループットは、ほぼすべての標準的なフローサイトメトリーアプリケーションにメリットをもたらします。感染症研究、蛍光タンパク質、CRISPR遺伝子編集、免疫腫瘍学研究、微生物学、植物の倍数性、血小板、幹細胞、およびT細胞に広がる事例については、サンプルデータページをご覧ください。
従来のフローサイトメトリーアプリケーションの1つに、イムノフェノタイピングがあります。フローサイトメトリーは、複雑な不均一集団内で細胞を同定するための方法であり、何千何百万という細胞に対する短時間でのマルチパラメーター解析を可能にします。Attune NxTフローサイトメーターの強力なシグナル分離により、免疫表現型別に細胞集団からサブセットへの卓越した分離が可能です。広範な試薬の選択肢に加えて、システムの自動補正モジュール、空間的に分離された4つのレーザー、14色の選択肢が、マルチカラーのパネル設計の簡素化に役立っています。
染色/溶血プロトコルを用いたヒト全血の13色イムノフェノタイピングのためのゲーティング法。アプリケーションノートに記載されているとおりにヒト全血細胞を染色し、Attune NxTフローサイトメーターで解析しました。(A)死細胞は、ドットプロットで生細胞(ヨウ化プロピジウム–)をゲーティングすることにより、解析から除外されました。(B)CD45+ゲーティングを使用して、溶血した全血から白血球集団を選択しました。(C)前方および側方散乱プロファイルに基づいて、リンパ球および単球を同定しました。(D)単球は散乱プロット上のリンパ球の上方に見られ、CD14とCD33の両方を発現します。(F)リンパ球ゲート内で、免疫細胞はCD3(T細胞)、CD19(B細胞)、またはそれ以外(NK細胞)の発現に基づいて分割できます。(E)B細胞は、さらにHLA-DRおよびCD45RAの発現によって特性付けられます。(G)T細胞はさらにCD4+(Tヘルパー細胞)およびCD8+(細胞毒性T細胞)のサブ集団に分割でき、(J)調節T細胞はCD4およびCD25を発現します。(H、K)CD62Lは、ナイーブ(TN)CD4およびCD8 T細胞を同定し、HLA-DRは活性化T細胞(TA)によって発現します。(I)最後に、NK細胞にはB細胞およびT細胞マーカー(CD19–CD3–)の発現がなく、CD56を発現します。
レーザー | レーザー構成 | 含まれるレーザー、検出チャンネル数 | 総検出チャンネル数※ | カタログ番号 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Violet、405 nm | Blue、488 nm | Yellow、561 nm | Green、532 nm | Red、637 nm | ||||
1 | Blue | ✝ | 4 | ✝ | ✝ | ✝ | 6 | A24864 |
2 | Blue/Green | ✝ | 3 | 4 | ✝ | 9 | A28995 | |
Blue/Yellow | ✝ | 3 | 4 | ✝ | 9 | A24861 | ||
Blue/Red | ✝ | 4 | ✝ | ✝ | 3 | 9 | A24863 | |
Blue/Violet | 4 | 4 | ✝ | ✝ | ✝ | 10 | A24862 | |
Blue/Violet 6 | 6 | 3 | ✝ | ✝ | 11 | A29002 | ||
3 | Blue/Green/Red | ✝ | 3 | 4 | 3 | 12 | A28997 | |
Blue/Red/Yellow | ✝ | 3 | 4 | 3 | 12 | A28993 | ||
Blue/Green/Violet | 4 | 3 | 4 | ✝ | 13 | A28999 | ||
Blue/Violet/Yellow | 4 | 3 | 4 | ✝ | 13 | A24859 | ||
Blue/Red/Violet | 4 | 4 | ✝ | ✝ | 3 | 13 | A24860 | |
Blue/Red/Violet 6 | 6 | 3 | ✝ | 3 | 14 | A29003 | ||
4 | Blue/Red/Violet/Green | 4 | 3 | 4 | 3 | 16 | A29001 | |
Blue/Red/Yellow/Violet | 4 | 3 | 4 | 3 | 16 | A24858 | ||
Blue/Red/Yellow/Violet 6 | 6 | 2 | 3 | 3 | 16 | A29004 | ||
※検出チャンネル数は、すべての蛍光チャンネル、および前方散乱と側方散乱チャンネルを含みます。 ✝レーザーのアップグレードが可能です |
光学系:蛍光検出 | レーザー出力
| レーザー | 波長(nm) | レーザー出力(BSO)※1(mW) | ダイオードパワー※2(mW) |
Violet | 405 | 50 | 100 | ||
Blue | 488 | 50 | 100 | ||
Green | 532 | 100 | 140 | ||
Yellow | 561 | 50 | 100 | ||
Red | 637 | 100 | 140 | ||
※1 光がビーム光学系およびシェイピングフィルターを通過した後に使用可能なレーザー出力の測定量。 ※2 製造者指定の理論最大値。 | |||||
レーザー励起 | 迷走レーザーラインのノイズと反射損失を最小限に抑えるための最適な励起 | ||||
レーザープロファイル | 堅牢なアライメントを提供する10 x 50 µmフラットトップレーザー | ||||
蛍光フィルター | 波長調整光電子増倍管(PMTs)を備えた最大14種類のカラーチャンネル、ユーザーが変更可能、波長に合わせたフィルター | ||||
異軸レーザー: | 150 μm | ||||
光学調整 | プレアラインした融着ファイバーによる固定アライメント、ユーザーメンテナンス不要 | ||||
オンボード熱電冷却器 | ウォームアップによる遅延なし、ファイバーは「電源オン/オフ」により影響されない | ||||
Simmerモード | 即時「オン/オフ」により使用および/または10倍のエージング、サンプル取得時にのみオン、使用時間をレポート | ||||
フローセルで規定されたフラットトップレーザー | フラットトップレーザーの幅の変動係数(CV)3%未満 | ||||
アップグレード可能 | 便利なフィールドでの変更 | ||||
流路系 | フローセル | クオーツキュベットゲルで接合された開口数(NA)1.2の集光レンズ、200 x 200 µm | |||
サンプル解析量 | 20 µL~4 mL | ||||
カスタムサンプルフローレート | 12.5~1,000 µL/min | ||||
サンプル送達 | 容量分析のための容量シリンジポンプ | ||||
サンプルチューブ | 17 x 100 mm~8.5 x 45 mmのチューブに対応 | ||||
水位検知 | 有効 | ||||
標準液体タンク | 1.8 Lのフォーカシング液タンク、1.8 L廃液タンク、175 mLシャットダウン溶液タンク、175 mL洗浄溶液タンク | ||||
液体の保管 | すべての液体は装置内に保管 | ||||
流路系の拡張オプション | 10 Lのフォーカシング液を設置可能 | ||||
平均液体消費量: | 1.8 L/日 | ||||
自動メンテナンスサイクル | 15分以下の立ち上がりとシャットダウン—ディープクリーン、サニタイズ、および気泡除去のモード | ||||
性能:蛍光検出 | 蛍光感度 | FITCで80 MESF以下、PEで30 MESF以下、APCで70 MESF以下 | |||
蛍光分解能 | ヨウ化プロピジウム染色後のニワトリ赤血球核(chicken erythrocyte nuclei;CEN)のシングルピークCV値<3% | ||||
データ取得速度 | 最大イベント数35,000イベント/秒、34パラメーター、ポアソン統計による同時通過率10%に基づく | ||||
最大電子速度 | すべてのパラメーターについて65,000イベント/秒 | ||||
キャリーオーバー | シングルチューブフォーマット:<1% | ||||
前方および側方散乱光の感度 | ノイズから血小板を区別可能 | ||||
前方および側方散乱光の分解能 | 溶血後の全血サンプル中のリンパ球、単球、顆粒球を区別できるよう最適化 | ||||
前方散乱光 | 488/10 nmバンドパスフィルターとフォトダイオード検出器 | ||||
側方散乱光 | 488/10 nmバンドパスフィルターとPMT、オプションの405/10 nmバンドパスフィルター | ||||
蛍光検出器 | 14の個別検出器 | ||||
電子パルス | すべての検出器において、パルス面積、パルス高、パルス幅を測定 | ||||
バイオレットレーザーの側方散乱光の分解能: | ノイズと微小粒子を区別するためにバイオレットレーザーの側方散乱光を用いる構成にアップグレード可 | ||||
最小粒子サイズ | 0.2 µm(側方散乱、Bangs Laboratoriesのサブミクロンビーズキャリブレーションキット使用)—0.1 µm(側方散乱)、以下の条件による:Attune NxTフローサイトメーター使用(0.5 mmブロッキング構成)、Invitrogen Attune NxT 488/10フィルター(カタログ番号100083194)、およびAttune Focusing Fluid(カタログ番号4488621、4449791、またはA24904)(0.025 µmフィルターを通過済みのもの) | ||||
ソフトウエア | 蛍光補正(コンペンセーション): | フルマトリックス蛍光補正ー自動モードおよびマニュアルモード、On-Plot Compensation機能を用いて微調整が可能;チューブおよびプレートに対応 | |||
フローレート | ソフトウエアによるフローレートの精密制御:ハードウェアの調整は不要 | ||||
ライブストリーミング | 最大35,000イベント/秒までのイベント取得中に統細胞数をリアルタイムで表示 | ||||
オーバーレイ | サンプル間での比較解析;3Dビュー | ||||
サンプル回収 | 未使用サンプルの回収が可能 | ||||
濃度 | 計数用ビーズを使用せずに濃度測定が可能 | ||||
ソフトウエアレイアウト | ユーザーアカウントごとに完全にカスタマイズ | ||||
気泡検出テクノロジー | 自動ランを停止してサンプルの完全性を維持 | ||||
最大シングルイベントファイル: | 2,000万イベント(付加オプションあり) | ||||
ヒートマップ | プレートレイアウトの定義に関する設定;チューブおよびプレートの解析に関するスクリーニングビュー | ||||
Threshold | 最大4項目のThreshold設定、ブール論理演算のユーザーオプションを適用可能 | ||||
ゲーティング | ゲート派生可能な階層的ゲーティング | ||||
ボルテージ | ユーザーにより調整可能 | ||||
ウィンドウの拡張 | ユーザーにより調整可能 | ||||
Area scaling factor(ASF) | ユーザーにより調整可能 | ||||
取得設定 | FCSファイルとして文書化、インポート時に保持される | ||||
テンプレート | 既存の実験からテンプレートを作成—過去に最適化・定義した機器設定、ワークスペース、ランのプロトコル、ヒートマップ設定、蛍光補正設定を利用できる | ||||
チューブからプレートへの切り替え | チューブからプレートにワンクリックで移行、逆も同様、プレートおよびチューブ間の変換に解体不要、追加QC不要、再起動不要 | ||||
グラフィックの解像度 | 出版レベルの高品質画像;TIF、PNG、BMP、JPG、GIF、EMF をサポート;プロットをすばやくコピー&ペーストして外部アプリケーション(Microsoft™ PowerPoint™ など)で利用可能 | ||||
ユーザーアカウントの管理 | 割り当てロール、高度な設定権限、個々のアカウント管理、ユーザーの時間追跡、およびサンプル数に関して、複数のユーザーアカウントの作成および管理が可能 | ||||
品質および規制 | 機器のトラッキング | Levey-Jenningsプロットに基づく日々のベースラインとパフォーマンステストを自動化 | |||
保証 | 1年間 | ||||
製造時検証試験 | 各機器は組み立ての完全性および性能に関して、規格に合致していることを試験および検証済み | ||||
品質管理システム | 製造基準はISO 13485:2003の要件に準拠 | ||||
堅牢な設置仕様 | 技術者によるユニット設置、チェックリスト、供給、および設置の事前計画、標準化手順による性能検証コンプライアンス | ||||
規制状況 | 研究用途にのみ使用できます | ||||
コンピューター | ソフトウエア要件 | Invitrogen Attune Cytometricソフトウエア | |||
モニター | 23インチフラットトップパネル(1,920 x 1,080解像度)、デュアルモニター可能 | ||||
コンピューター | ミニタワー型デスクトップ | ||||
オペレーティングシステム | Microsoft™ Windows™ 10 64ビット | ||||
FCSフォーマット | FCS 3.1、3.0 | ||||
プロセッサー | Intel™ Core™ i7プロセッサー | ||||
RAM | 32 GB | ||||
ハードドライブ | 2 x 2 TB SATA 3.0 GB/s、8 MBデータバーストキャッシュ、コントローラーRAID1、内蔵型 | ||||
設置要件 | 電気的要件 | 100~240 VAC、50/60 Hz、150 W未満 | |||
放熱 | <150 W | ||||
動作環境温度範囲: | 15~30℃(59~86°F) | ||||
動作環境湿度 | 10~90%(結露しないこと) | ||||
ノイズレベル | 距離1.0 mで65 dBA未満 | ||||
機器のサイズ(高さx幅x奥行き) | 約49 x 58 x 43 cm(19 x 23 x 17インチ)(液体ボトルを含む) | ||||
重量 | 約29 kg(64 lb) |
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.