TOPO® cloning kits with Mach1™-T1R competent cellsを用いると、迅速、簡便にクローニングを行うことができます。Mach1™大腸菌を使用すると、ミニプレップ解析に必要な菌量をわずか4時間で得られます。制限酵素とライゲーションによるクローニングに比べ、実験にかかる時間を最大2日間短縮できます。

Taqで増幅した断片や平滑末端を持つ断片のベーシッククローニング、シーケンシング、long PCRクローニング、Gateway®システムへのエントリー用に、TOPO®クローニングキットとMach1™-T1Rコンピテントセルをセットでご提供しております。操作は非常に簡単で、PCR産物(平滑末端を持つ断片またはTaqポリメラーゼで増幅した断片)を適当なベクターと混合し、5分間インキュベートした後、生育速度の速いMach1™コンピテントセルに形質転換するだけです。

Mach1™-T1R大腸菌

Mach1™-T1R大腸菌 InvitrogenのMach1™-T1R大腸菌株は生育速度が速いため、一晩培養したコロニーからスタートして、わずか4時間でミニプレップに十分な菌体数が得られます(図1)。それに比較して、従来の大腸菌株では一晩のインキュベーションが必要となります。


Mach1™- T1R大腸菌には次のような長所があります。

  • 不必要な組換えが起こりにくい
  • T1およびT5ファージに耐性がある
  • 高純度のDNAを精製できる
  • 青/白スクリーニングで簡単に組換えクローンが目視で確認できる

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.