Neon System を用いた細胞株特異的な CRISPR RNP エレクトロポレーションの条件

Neon Transfection System 10 μL Kitを使用して、TrueGuide Synthetic gRNA および TrueCut Cas9 Protein v2を野生型細胞にトランスフェクションするための開始点として、以下の細胞株特異的な条件を示します。最良の結果を得るには、エレクトロポレーション条件またはヌクレオフェクション条件のさらなる最適化が必要となる場合があります。

細胞の種類	由来	培地	細胞数／反応液 10 μL（× 10³）	TrueCut Cas9 Protein v2/gRNA (ng/pmoles)	Neon エレクトロポレーション条件*
ウェルフォーマット	—	—	24-ウェル
HEK293	ヒト胎児腎臓	DMEM	150	1250/7.5	1150 V/20 ms/2 pulses
U2OS	ヒト骨肉腫	McCoy5A	150	1250/7.5	1400 V/15 ms/4 pulses
A549	ヒト上皮肺癌	DMEM	120	1250/7.5	1200 V/20 ms/4 pulses
THP1	ヒト末梢血単球白血病	RPMI	200	2000/12	1700 V/20 ms/1 pulse（#5）
K562	ヒト骨髄性白血病	RPMI	200	1250/7.5	1700 V/20 ms/1 pulse（#5）
iPSC	ヒト人工多能性幹細胞	Essential 8	80	1500/10	1200 V/20 ms/2 pulses（#14）
iPSC	ヒト人工多能性幹細胞	StemFlex	80	1500/10	1200 V/30 ms/1 pulse（#7）
ヒト初代 T 細胞	Healthy donor derived	OpTmizer + 2％ヒト血清	200	1250/7.5	1600 V/10 ms/3 pulses（#24）
Jurkat T 細胞	ヒト末梢血リンパ球	RPMI	200	1250/7.5	1700 V/20 ms/1 pulse（#5）
HepG2	ヒト肝細胞癌	DMEM	120	1250/7.5	1300 V/30 ms/1 pulse（#8）
N2A	マウス脳神経芽細胞腫	DMEM	100	1250/7.5	1400 V/30 ms/1 pulse（#9）
*Neon エレクトロポレーションの推奨設定は、試験された培養条件に基づきます。

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.

Neon システムを用いた細胞株特異的な CRISPR RNP エレクトロポレーション条件