包括的なCRISPRおよびTALENゲノム編集ツールキット

ゲノムが表現型にどのように影響するかを解明しようとする研究者を支援するために、当社はゲノム編集ワークフローのすべのステップにおいて信頼できる完全なソリューションのセットを開発しました。CRISPR-Cas9システムやTALENのコンストラクトを設計し、正確な切断、ノックイン、タグ付けを行い、それらを細胞に効率的にトランスフェクションし、遺伝子型および表現型の結果を検証できます。当社の最適化され、検証済みの製品、プロトコル、ツールが連携して機能することで、試行錯誤の過程を排除し、より迅速かつ少ない労力で答えを得ることができます。

ラボによってそれぞれニーズは異なるため、当社はさまざまなゲノム編集ソリューションを提供することで、あらゆるニーズに対応します。迅速な結果の取得、すべての設計ステップの完全な制御、細胞エンジニアリングについての支援など、求められる要件がどのようなものであっても、適したソリューションが用意されています。

ゲノム編集リソースガイドをダウンロード


ゲノム編集のためのツールとリソース

TrueDesign Genome Editor

この無料のオンラインツールは、研究者の経験レベルを問うことなく、正確なゲノム編集実験に必要な試薬を簡単に設計および選択することができます。


 

自分専用に編集を設計


包括的なCRISPRワークフロー

当社は、ゲノム編集ワークフローのあらゆるステップに対応したツールおよびソリューションを提供しています。当社のゲノム編集製品のポートフォリオは、30年にわたって業界をリードしてきた革新的技術をベースとしており、今後も研究ニーズに合わせた開発を続けていきます。



ワークフローを確認する

高性能なCas9タンパク質

幅広い遺伝子ターゲットや細胞種で一貫した高い編集効率を提供するTrueCut Cas9 Protein v2、オフターゲット効果を最小限に抑えるhigh-fidelity Cas9、または細胞療法アプリケーション向けのGMP製造Cas9など、用途に適したCas9タンパク質をお選びください。

Cas9タンパク質を選択する

バリデーション済みのCRISPRプロトコル

さまざまな細胞種と遺伝子ターゲットにおいて、効率性、生存率、再現性の最適化がされたステップバイステップのCRISPRプロトコルは、試行錯誤の過程をスキップします。
 

プロトコルを見る

ゲノム編集ラーニングセンター

これからゲノム編集を始める必要がありますか?当社の無料ラーニングセンターには、最先端のCRISPRおよびTALENメソッドとベストプラクティスをカバーした教育コンテンツ、ビデオ、Webセミナーなどが含まれています。


ラーニングセンターを見る


ゲノム編集ワークフロー

ゲノム編集実験は、多くの場合、3つのデザインステップ、トランスフェクションステップ、バリデーションステップからなる基本的な標準ワークフローにしたがって進行します。この標準的なワークフローは、遺伝子ノックアウト、タグ付け、ノックイン、細胞工学のアプリケーションに適用できます。ワークフローの手順は、各実験に合わせて調整できます。たとえば、ノックアウト実験や機能ゲノミクスのスクリーニングでは、ノックインのステップが省略される場合があります。

各ワークフローのステップで使用する製品の詳細については、それぞれのリンクからご覧いただけます。多くの場合、 TrueDesign Genome Editorを使用して、ゲノム編集実験に必要なすべての試薬を設計・確認することができます。

設計と構築導入検出と検証

TrueGuide Synthetic gRNA

TrueCut Cas9 Protein v2

TrueTag Donor DNA Kit, GFP

Neon Transfection System

Attune NxT Flow Cytometer, blue

設計ツール

CRISPR gRNA

CRISPRライブラリ

Cas9ヌクレアーゼ

  • 蛍光およびエピトープタグ
  • SNPおよびインデル
  • 選択マーカー
  • 終止コドン



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  • トランスフェクション試薬
  • エレクトロポレーション装置
  • 細胞培養


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  • 切断検出
  • クローン単離
  • 遺伝子型の確認
  • 表現型の確認

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TALEN mRNA pairs

この遺伝子編集ワークフローの実例については、CRISPR-Cas9システムを用いたCAR T細胞ノックインに関するWebセミナーをご覧ください。


CRISPR-Cas9とTALENゲノム編集プラットフォームの選択

ゲノム編集を設計する際には、CRISPRまたはTALEN技術のどちらかを選択できます。

CRISPR-Cas9ゲノム編集では、目的の切断部位の近傍にプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)部位が必要ですが、このプラットフォームは一般的に設計と実装がより簡単であると見なされています。gRNAは、目的のゲノム配列のほぼすべてを標的として低コストで作製することができ、細胞内で複数のgRNAを発現することでCRISPR編集の多重化が可能です。

これと対照的にTALENは、PAMサイトの有無に依存せず、ゲノム上の任意の位置で利用できます。TALENが標的挿入部位に近接していることも、相同組み換え修復(HDR)の改善につながる可能性があります。TALENでは特異性と柔軟性におけるメリットを期待できる反面、CRISPRよりも時間がかかり、費用対効果が低くなります。

CRISPRとTALENのゲノム編集技術の比較

技術CRISPR-Cas9TALEN
最終目標永続的な遺伝子ノックアウトまたはノックイン永続的な遺伝子ノックアウトまたはノックイン
主な利点
  • 優れた切断効率
  • シンプルなRNPアセンブリプロセス
  • マルチプレックス機能
  • 柔軟な設計、PAMが不要
  • 挿入部位により近いため、優れたHDR効率
  • 基本的なTALの知的財産権に基づく権利が含まれる
設計上の制限目的の編集遺伝子座に近いPAMサイト(S.pyogenes Cas9の場合はNGG)なし
詳細情報詳細を見る詳細を見る
ツールを確認するCas9フォーマットを選択するTALENの選択肢を確認する


Flpリコンビナーゼベースのベクターと、安定的に統合されたFlp組み換え標的(FRT)部位を含む親細胞株とを用いて、シングルコピーの同質遺伝子型細胞株を作製できます。

本ページに掲載されている製品の用途は変更される可能性があります。用途の詳細な説明については、製品ラベルをご確認ください。