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TALENゲノム編集 |
TALENとは転写アクチベーター様(TAL)エフェクターヌクレアーゼを意味し、生細胞での正確かつ効率的なゲノム編集に広く使用されています。CRISPR-Cas9技術とは異なり、TALENではゲノム内の任意の配列をターゲットにすることができ、PAMサイトの存在は不要です。具体的には、TALENは特定のエフェクター ドメイン(Fok1 ヌクレアーゼなど)に結合したDNA結合ドメインで構成されます。
オールインワンソリューションである当社のInvitrogen FlexCut TALEN mRNA pairsでは、ノックアウトまたはノックインのゲノム編集が行えます。これらは、すぐにトランスフェクション可能なmRNAフォーマットで提供されるため、ゲノム編集実験を迅速化できます。
TALENのデザインについての支援が必要な場合は、Invitrogen TrueDesign Genome Editorソフトウェアを利用することで、お客様のアプリケーションに適したFlexCut TALEN mRNA pairsのデザインと注文が簡単に行えます。目的とする遺伝子転写産物と編集の種類を特定するだけです。このソフトウェアは、ゲノム編集を成功させるために必要な製品のリストを作成し、包括的なレポートとしてダウンロードすることができます。
TALENゲノム編集技術は、設計に適したCRISPR PAMサイトが利用できない場合に役立ちます。また、ヘテロクロマチンなどの編集困難なゲノム領域を扱う際には、CRISPRよりも効率的である可能性があります[1]。さらに、TALENは挿入部位により近いため、優れたHDR効率を示すことが確認されています。
FlexCut TALEN mRNA pairsは、ゲノム内の任意の遺伝子座を編集できるという点でアクセスに制限はなく、難易度の高いゲノム編集実験に必要な効率と特異性を提供します。
図1.3つの遺伝子の単一SNPに対するTALEN(赤色)およびCRISPR(紫色)でのHDR効率TALEN mRNAの3ペアのスクリーニングを、一塩基多型(SNP)ごとに、目的の編集部位から-4、0、+4塩基での切断について実施しました。 もっとも性能のよいペアを編集に使用しました。CRISPRガイドRNA(gRNA)については、目的の編集部位から25塩基以内を切断したものすべてを、Cas9タンパク質とともにスクリーニングしました。最も性能のよいgRNAを編集に使用しました。これら遺伝子のSNPsにおいて、TALENはCRISPRよりも高いレベルのHDR効率を達成しました。
当社はTALENのメソッドに関する権利も保持しています。TALENライセンスに関するお問い合わせは、当社ラインセンス部門へお問い合わせください(英語)outlicensing@thermofisher.com
目的とする遺伝子用のTALENペア生成についての支援が必要な場合は、TrueDesign Genome Editorソフトウェアを利用することで、デザインと注文が簡単に行えます。
当社のオンラインツールから注文可能なInvitrogen FlexCut TALEN mRNA pairsは、ゲノム内の任意の遺伝子座を編集できるという点でアクセスに制限はなく、難易度の高いゲノム編集実験で必要な効率と特異性を提供します。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.