23208-BSA-Standards-b-230

タンパク質の定量測定に最適なリファレンススタンダードとは、未知試料中に存在するアッセイ対象タンパク質の、精製された濃度既知試料です。高度に精製された当該タンパク質が入手できないか、スタンダードとして使用するには高価すぎる場合、アッセイで類似した反応を呈する(すなわち、類似した色や大きさを示す)、入手可能で安価なタンパク質を代わりに用いることができます。

一般的なタンパク質アッセイでは、ウシ血清アルブミン(BSA)がタンパク質スタンダードとしてよく用いられています。BSA は純度が高く、調整品が比較的安価で広く流通しているためです。あるいは、抗体試料の測定、または免疫グロブリン濃度が高い試料については、ウシガンマグロブリン(BGG)がスタンダードに好適です。なぜならば、BGG の呈色反応曲線が IgG のそれと酷似しているからです。

比色タンパク質アッセイ用スタンダード

  • 正確かつ一貫—2.00 ± 0.03 mg/mL(NIST 参照標準との比較)に精密配合され、ロット間の一貫性に優れいています
  • 高純度かつ安定—0.05% アジ化ナトリウム添加 超高純度 0.9% 生理食塩水に溶解されており、室温で安定です
  • 簡便—1 mL アンプル、または即時使用可能な希釈済み溶液 7 本セットからお選びいただけます
製品ウシ血清アルブミン(BSA)スタンダードウシガンマグロブリン(BGG)スタンダード
用途
  • タンパク質定量のスタンダードとして、試料(比色アッセイの場合、免疫グロブリンを含有しないこと)とともに使用します
  • 脱塩などのカラムを用いる手法において、タンパク質回収コントロールとして使用することができます
  • 分光光度計 UV ランプの大まかな校正(吸光度 280 nm)が可能です
  • タンパク質比色アッセイにおいて、免疫グロブリン定量の優れたスタンダードになります
  • 脱塩などのカラムを用いる手法において、抗体回収コントロールとして使用することができます
  • 分光光度計 UV ランプの大まかな校正(吸光度 280 nm)が可能です
形式23209:1 mL ガラスアンプル
23210:50 mL ポリプロピレンボトル
23208:即時使用可能 希釈済み溶液 7 本セット(各 3.5 mL 入)
23212:1 mL ガラスアンプル
23213:即時使用可能 希釈済み溶液 7 本セット(各 3.5 mL 入)

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.