特定クラスのタンパク質定量

過ヨウ素酸 Schiff 試薬（PAS）を使用して、付属の糖タンパク質スタンダードとの比較で、タンパク質のグリコシル化を精製したタンパク質全量に対する割合として測定します。

アッセイの概要

• 定性的—精製したタンパク質の糖タンパク質としての同定、または糖がコンタミネーションした試料の識別が簡単に行えます
• 半定量的—付属の糖タンパク質スタンダードとの比較により、精製した糖タンパク質の炭水化物含有率（w/w）が推定できます
• シンプルな手順—このキット、マイクロプレート、および炭水化物含量測用のプレートリーダーを用意するだけで、75 分以内に作業が完了します
• 調節可能—標準曲線のフォーマットは、アルデヒド類および炭水化物成分の代替テストがデザインできるよう考慮されています

リン酸化（セリンおよびトレオニン）タンパク質の選別および同定を行い、リン酸化レベルを半定量的に推定します。

アッセイの概要

• 特異的—ホスホセリン（p-Ser）およびホスホトレオニン（p-Thr）のみを測定し、ホスホチロシン（p-Tyr）は測定しません
• 簡便性—テストチューブおよび 96 ウェルのマイクロプレートを用いる付属の手順書に従って作業を行うことで、90 分以内に結果を得ることができます
• 半定量的—付属のホスビチンスタンダードを用いて、タンパク質 1 モルあたりのリン酸塩（P）モル数を算出できます
• カスタマイズ可能—特性評価が行われた既知のスタンダードが入手できれば、フォーマットを調節して、純粋なリン酸化タンパク質に特化したアッセイを開発することが可能です

用途

• ホスホセリンまたはホスホトレオニン リン酸化タンパク質を同定することができます
• pS および pT リン酸化量を推定することができます
• 特性評価が十分に行われた特定のリン酸化タンパク質に対して、特化した定量アッセイを開発することができます