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ザイモグラフィーは、カゼインまたはゼラチンを基質として使用できるメタロプロテイナーゼ、コラゲナーゼなどのプロテアーゼの検出および特長付けに使用します。Novex® ザイモグラムゲル は、カゼインまたはゼラチンを基質として使用するプロテアーゼの検出と特長付けに最適なツールです。カゼインとゼラチンは、プロテアーゼの活性を実証するために最も広く使用されている基質です (図1) 。Novex® ザイモグラムゲル は、マトリックスメタロプロテイナーゼ、リパーゼなどのプロテアーゼを含むさまざまな酵素の解析に使用されています[1-4].
プロテアーゼサンプルをSDSバッファー中で非還元条件で加熱せずに変性させ、Tris-Glycine SDS ランニングバッファーを使用してNovex® ザイモグラムゲル 上で泳動させます。電気泳動後、非イオン性界面活性剤を含むザイモグラム再生バッファー中でゲルをインキュベートして酵素を再生します。このゲルをザイモグラム展開バッファー中で平衡させ(酵素活性に必要な2価金属イオンを添加するため)、次に染色、脱染を行います。プロテアーゼ活性がある領域は、濃い青色をバックグラウンドとする透明な バンドとして現れ、このバンド内ではプロテアーゼが基質を消化しています(図1)。 Novex® ザイモグラムゲル には3つの種類があります。 ゲルの種類の規格と選択については、表 1 を参照してください。
図1 ゲル電気泳動後のタンパク質のザイモグラフィー Novex®ザイモグラムゼラチンゲル (10%)上で分離した後、 Novex® ザイモグラフィー再生バッファー を使用してタンパク質を再生し、基質を開裂させます。Coomassie Blue® でゲルを染色すると、プロテアーゼにより基質が消化された透明な部分が現れます。 レーン 2–7:IV型コラゲナーゼの段階希釈液1.5 x 10-5 単位(7.8 ng)。
図2 Novex® Tricineゲル、IEFゲルおよびザイモグラムゲル上でのタンパク質マーカーの泳動パターンを示します。タンパク質バンドがシェード領域内で泳動する場合、最適な分解能が得られます。ザイモグラムゲルパターンにある番号付きのバンドは、次のプロテアーゼを示します。バンド1:I型コラゲナーゼ(40 kDa);バンド2:サーモリシン(37 kDa);バンド3:キモトリプシン(30 kDa);バンド4:トリプシン(19kDa)。
Novex® ザイモグラムゼラチンゲル | Novex® ザイモグラムカゼインゲル | Novex® ザイモグラムブルーカゼインゲル | |
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ゲルの成分 | 10% Tris-Glycineゲル | 12% Tris-Glycineゲル | 4–16% Tris-Glycine ゲル |
基質 | 0.1% ゼラチン | 0.05% カゼイン | 0.1% カゼイン + 青色の染色試薬 |
感度 | 10–6単位のコラゲナーゼ | 7 x 10–4 単位のトリプシン | 1.5 x 10-3 単位のトリプシン |
後染色が必要か? | 必要 | 必要 | 不要 |
モル重量分離範囲 | 20–120 kDa | 30-150 kDa | 10–220 kDa |
カタログ 番号 | 10 ウェル (EC6175BOX) 12 ウェル(EC61752BOX) 15ウェル(EC61755BOX) | 10ウェルEC6405BOX) 12 ウェル(EC64052BOX) | 10 ウェル(EC6415BOX) |
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.