次世代クローニングキット GeneArt™ SeamLess Cloning and Assembly kit で対応します。

利点

  • 連結部位にリンカー配列を必要としないため、長鎖の遺伝子とPCRにより断片化してクローニングすることが可能です。
  • 4つまでの遺伝子断片が連結でき、13kb以上のベクター構築やキメラ遺伝子の発現クローン構築が可能です。
  • 従来法クローニングと比較して制限酵素を選びません。
  • 一箇所の制限酵素処理でも方向性を維持したクローニングが可能です。
  • 既に他の配列がクローニングされたベクターでも使用することが可能です。
  • 組換え効率が非常に高いため、稀少サンプルのクローニングも可能です。

ご提供いただくもの

  1. 目的遺伝子の配列情報または登録番号(NM_xxxxxx, ACxxxxxx等)
  2. 鋳型となるDNAサンプル : cDNAはPCR10反応分以上、プラスミドは1 μg以上
  3. クローニングを希望されるベクター : 5μg以上


※ 2、3をご提供いただけない場合は追加料金が発生する場
合があります。

基本作業・期間

PCR相補配列を付加したプライマーを用いてPCRを行います。1週間
制限酵素処理 SeamLess クローニング反応ベクターを制限酵素等を用いて直鎖状に処理し、得られた PCR 増幅産物をクローンニングします。得られたクローンのインサート長および両末端配列を確認します。2週間
インサート全長配列
解析
末端配列が確認されたクローンの全長配列解析を行います。2週間

Q&A

Q.

提供するテンプレートはRNAでもよいですか?

A.

対応可能です。total RNA(5μg)をご提供いただければ有償にてcDNAを合成します。

Q.

鋳型となるDNAサンプルを用意できない場合は?

A.

ヒトについては当社のInvitrogen™ Gene pool™ cDNAライブラリーを有償にてご用意しています。(配列が既知で鋳型の入手が困難な場合には人工遺伝子合成をお勧めします。)

Q.

クローニング不成功となった場合の支払いについては?

A.

成功したステップまでは全額、実施途中のステップは半額をご請求となります。

Q.

希望のベクター上に使用できる制限酵素がない場合は?

A.

PCR によりベクター側を増幅し、直鎖状のベクターを取得します。クローニング完了後、PCRにより増幅した箇所の配列解析を行い、情報配列と一致していることを確認します。
お問合わせフォーム

こちらのフォームにご記入の上、メールにてjpcustom@thermofisher.com までお送りください。