Thermo Scientific MapsおよびThermo Scientific Auto Slice and Viewなどの電子/イオン顕微鏡用の自動化ソフトウェアパッケージは、標準的なイメージング技術の収集を容易にするのに最適です。しかし、最先端の研究目標を達成するため、または特定の産業要件を満たすために取り組む内容は、ほとんど標準的なことではありません。

産業オートメーションや基礎研究では、汎用ソフトウェアではカバーできないイメージングや分析のための高度な技術が必要になることがよくあります。

Thermo Scientific AutoScript 4ソフトウェアは、電子顕微鏡用およびイオン顕微鏡用のカスタマイズツールキットです。AutoscriptソフトウェアはPythonをベースに開発されており、特定の研究課題を解決するために構築されたイメージングおよび関連する処理パイプラインを自動化する機能を提供します。

AutoScriptソフトウェア:

  • 研究ニーズと顕微鏡自動化をダイレクトに結びつけます
  • 再現性と精度の向上を可能にします
  • 顕微鏡に時間を集中することができ、高いスループットを実現できます

主な特長

統合IDE

統合開発環境(IDE)により、AutoScriptソフトウェアを簡単に使いこなすことができます。オブジェクト参照ツールおよび自動補完機能を備えたシンタックスツールがすべて含まれており、豊富なユーザー体験と迅速で一貫性の高いスクリプトフレームワークを実現します。

Python

もっとも普及している科学用プログラミング言語を使って、顕微鏡の能力を活用できます。Autoscriptソフトウェアは、Python 3.5をベースに構築されており、科学計算、データ分析、データ可視化、画像処理、機械学習用の多数のライブラリがプリインストールされています。

 

スクリプトツールボックス

AutoScript 4ソフトウェアには、一般的に必要とされるビルト済みルーチンのセットがバンドルされています。ゼロからのスタートではないので、研究に必要な独自のワークフローを定義するスクリプトの開発に集中することができます。


仕様

Style Sheet for Products Table Specifications
サポートされている顕微鏡コントロールメソッド
  • 電子ビーム制御
  • イオンビーム制御
  • SEMおよびFIBイメージング(すべての検出器)
  • ステージ制御
  • パターン化
  • ガス注入システム(GIS)
一般的なパッケージ
  • NumPy、SciPy、Pandas、OpenCV、SciKit-image、Matplotlib、Jupyter
応用例
  • 関心領域の発見とイメージングの自動化
  • パラメータースイープ(さまざまなkV、電流などで画像を取得)
  • 特徴追跡やドリフト補正
  • FIBナノパターニング
  • データ取得中の機能測定
  • データ取得中の画像処理(セグメンテーション、デコンボリューション、しきい値、カラーマップ変更、画像反転、3Dプロット、FFT、ヒストグラム演算)
適合性
  • Windows™ 7またはWindows 10に対応したコンピューターで動作します
  • Windows 7またはWindows 10ベースのSEMおよびDualBeamシステムに対応
Style Sheet for Media Tabs

応用例

電子顕微鏡を使用したプロセス制御

電子顕微鏡を使用したプロセス制御

近年の産業では、確かなプロセス制御によって維持される優れた品質とスループットの両立が求められています。専用の自動化ソフトウェアを搭載したSEMおよびTEMツールは、プロセスモニタリングおよびプロセス改善のための迅速なマルチスケール情報を提供します。

 

電子顕微鏡を使用した品質管理と不良解析

品質管理と不良解析

近年の産業では、品質管理と品質保証が不可欠です。私たちは、欠陥をマルチスケールかつ多モードで分析可能なEMおよび分光ツールを提供しており、これらにより得られる信頼性の高い十分な情報によりプロセス制御および改善のための決定が可能となります。

Fundamental Materials Research_R&D_Thumb_274x180_144DPI

基礎材料研究

新材料開発では、その物理的および化学的特性を最大化するために、より小さなスケールでの研究がなされています。電子顕微鏡は、マイクロスケールからナノスケールのさまざまな材料特性について重要な情報を研究者に提供します。

 

3D材料解析

多くの場合、材料の開発にはマルチスケールの3D解析が必要です。DualBeam装置により、大量の連続スライスと、その後のナノメートルスケールでのSEMイメージングが可能となり、試料の高品質な3D再構成処理を行うことができます。

詳細はこちら ›

マルチスケール分析

新しい材料の場合、その構造全体を把握しながら、高い分解能で分析する必要があります。マルチスケール分析では、X線マイクロCT、DualBeam、レーザーPFIB、SEM、TEMなどのさまざまなイメージング技術や方法の相関が可能です。

詳細はこちら ›

3D材料解析

多くの場合、材料の開発にはマルチスケールの3D解析が必要です。DualBeam装置により、大量の連続スライスと、その後のナノメートルスケールでのSEMイメージングが可能となり、試料の高品質な3D再構成処理を行うことができます。

詳細はこちら ›

マルチスケール分析

新しい材料の場合、その構造全体を把握しながら、高い分解能で分析する必要があります。マルチスケール分析では、X線マイクロCT、DualBeam、レーザーPFIB、SEM、TEMなどのさまざまなイメージング技術や方法の相関が可能です。

詳細はこちら ›


お問い合わせ

材料科学向けの
電子顕微鏡サービス

最適なシステム性能をお届けするため、当社は国際的なネットワークで、分野ごとのサービスエキスパート、テクニカルサポート、正規交換部品などを提供しています。

Style Sheet for Support and Service footer
Style Sheet for Fonts
Style Sheet for Cards