ウミホタルルシフェラーゼアッセイおよびベクター

弊社では、分泌型ウミホタル（Cypridina）ルシフェラーゼを用いた、ルシフェラーゼレポーター試薬、マルチクローニングサイトベクター、ならびにフラッシュタイプ、グロータイプ、およびデュアルスペクトルのルシフェラーゼアッセイキットをご用意しております。ウミホタル ルシフェラーゼは、海生貝虫であるCypridina noctilucaに由来する61 kDaのタンパク質です。ウミホタルルシフェラーゼを、細胞培養メディウム中に高濃度分泌させることで、生細胞のレポーター活性モニタリングが可能になります。ルミノメーターで測定した発光は、産生したウミホタルルシフェラーゼタンパク質量と相関し、ウミホタル遺伝子発現のプロモーター活性測定に用いることができます。

Thermo Scientific™ Pierce™ウミホタルLucベクターのウミホタル遺伝子は、 哺乳動物細胞中で発現するよう改変されており、アッセイキットと合わせて用いることで最適な性能を発揮します。ウミホタルグロー発光試薬は、ウミホタルルシフェラーゼ反応によってグロータイプの発光シグナルを放出するため、インジェクターのないルミノメーターを用いる場合や、試料のバッチ処理が必要な実験にお勧めです。

ウミホタルルシフェリン（別名ヴァルグリン）の基質がウミホタルルシフェラーゼによって酸化されることで、ウミホタルオキシルシフェリンと二酸化炭素が生成されるとともに光シグナルが放出されます。