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再現性のある正確な質量分析結果を得るためには適切なサンプル調製が極めて重要です。質量分析コアラボは信頼性のある一貫したデータをユーザーに提供しようと努めています。弊社では、タンパク質消化からペプチド濃縮、クリーンアップ、定量まで最適な成果が得られるように試験した試薬と便利なキットを提供しています。
タンパク質定量アプリケーションに関しては、tandem mass tags、SILAC 代謝標識システム、SureQuant targeted Mass Spec Assays または HeavyPeptide AQUA カスタム合成サービスの詳細をご確認ください。
図 1.従来のプロトコルおよび他の市販キットとの比較におけるEasyPep Mini MS Sample Prep Kit。EasyPep Mini MS Sample Prep Kit は高ペプチド収率と、細胞ライセート中の同等のペプチドおよびタンパク質同定を良好な再現性で提供します。
図 2.アバンダントタンパク質除去によって固有のタンパク質の同定精度が改善します。除去されなかった(a)、HSA/免疫グロブリン(b)、Top14(c)除去樹脂を用いて除去された正常ヒト血漿サンプルに関するタンパク質群同定プロファイルを示します。すべてのサンプルは還元/アルキル化とトリプシン消化処理しました。1 回あたり 750 ng のサンプルをインジェクションし、60 分のグラジエントにて Orbitrap Fusion Tribrid 質量分析計により LC-MS 分析しました(3 回実施)。Thermo Scientific Proteome Discoverer 1.4 ソフトウェアを用いて、ヒトタンパク質データベース検索を行いました。各サンプルの種類に関して重複を除いたタンパク質群同定数が報告されます。
図 3:MS グレードトリプシン製品の開裂選択性の比較。5 種類のタンパク質混合サンプル(10 μg)は、Pierce Trypsin Protease または Promega Trypsin Gold によって 3 時間かけて消化され、Velos Pro Mass Spectrometer を用いて LC-MS 分析されました。「酵素なし」消化設定で Mascot 検索エンジンを用いてデータ解析を行いました。Pierce Trypsin Protease では、リジンとアルギニン(K/R)に対して 95%以上の開裂選択性が確認されました。
図 4.Pierce ペプチド脱塩スピンカラムを用いたさまざまな負荷量での天然ペプチドのペプチド回収。消化した HeL a抽出物(5 ~ 5,000 μg)を Pierce Peptide Desalting Spin Columns で処理しました。Pierce Quantitative Colorimetric Peptide Assay を用いて、回収した脱塩ペプチド総数を推定しました。
図 5.Pierce Quantitative Colorimetric Peptide Assay の感度。(A)BSA 消化を用いた Pierce Micro BCA Assay と比較した Pierce Quantitative Colorimetric Peptide Assay の感度。(B)12 種類の培養哺乳類細胞溶解物を用いた Pierce Quantitative Peptide Assays 間の定量比較。
この迅速な質量分析サンプル調製キットを使用して、タンパク質の抽出、消化、およびペプチドクリーンアップを 2 ~ 4 時間で行えます。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.