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現在の造血器悪性腫瘍の解析方法は、多くの場合、複数の連続的な試験と労力を要するワークフローを伴います。次世代シーケンス(NGS)法を臨床研究ラボに導入することで、骨髄性悪性腫瘍における複数の関連ドライバー遺伝子を 1 回の試験でプロファイリングするという、これまでにない機会が生まれました。
Ion Torrent Oncomine Myeloid Research Assay は、骨髄性悪性腫瘍に対する理解を支援するようデザインされた、包括的なターゲット NGS アッセイです。具体的には、骨髄疾患に関連する DNA 変異および融合転写産物を迅速で簡便な 1 回の NGS ランで調べることができます。このパネルは40 の主要 DNA ターゲット遺伝子、および 29 のドライバー遺伝子を含む幅広い融合遺伝子のパネルで構成されており(表 1)、急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS)、骨髄増殖性腫瘍(MPN)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)、および若年性骨髄単球性白血病(JMML)などの主要な骨髄疾患をすべてカバーしています。
お問い合わせはこちら フライヤーをダウンロード本アッセイは Ion PGM システムとIon GeneStudio S5 システムの両方に互換性があり、手動もしくは Ion Chef システムを用いた自動ライブラリー調製に対応した構成になっています(図 1)。サンプルの種類に応じて 2 ~ 3 日でサンプル調製から解析まで実施可能で、バリアントには関連疾患、ラベル、ガイドライン、および国際共同治験にリンクしている Oncomine Reporter ソフトウェアによってアノテーションが付けられます。
図 1. サンプル調製からレポートまでの完全なワークフロー。
特定のアッセイとアプリケーション用に開発された包括的なバイオインフォマティクスソリューション
「Ion Torrent 骨髄関連パネルを用いたことで、すべての骨髄性悪性腫瘍に関する検査を一つのアッセイに移行し、コストを抑えながら所要時間を短縮することができました。過去に特性解析されたサンプルの評価では、融合遺伝子を含む関連変異について、非常に良く一致していました。」
—Nancy Carson、
室長、遺伝学検査室、
臨床検査・病理部門、セント・ジョン リージョナル病院、
カナダ
当社のパネルの内容は、各国の専門家および国際的ガイドラインとの広範囲にわたる協議を踏まえ、当社のマニュアル管理者からなる専任チームにより慎重に選択されました。
表 1.Oncomine Myeloid Research Assay の遺伝子ターゲット
Oncomine Myeloid Research Assay では、骨髄疾患に関連する DNA 変異および融合転写物を 1 回の NGS ランで調べることができます。研究分野にフォーカスする目的および造血器悪性腫瘍に関連するゲノム上の特性を調査するための包括的な手法を提供するために関連のある遺伝子がターゲットに含まれます。本アッセイには、Ion PGM および Ion GeneStudio S5 シーケンスシステム(Ion 318チップ/Ion 530 チップ)と互換性があり、手動または Ion Chef を用いたライブラリー調製、 Oncomine Reporter を用いて包括的な変異アノテーションレポートを作成するオプションがあります。
所要時間を短縮し、複数のアッセイと手法を用いた連続する試験に伴う面倒なワークフローを最小限に抑えます。