Technical Review : 【第1回】「Exosome(エキソソーム/エクソソーム)とは?」

始めよう!エキソソーム研究 vol.1

Exosome (エキソソーム/エクソソーム)研究が注目を集めています。興味はあるけど、どのように研究を進めたらよいか悩んだり、解析方法が面倒で躊躇していませんか?このシリーズは、エキソソーム研究を行う上で、シンプルな実験ワークフローをご提案いたします。実験の簡便性だけでなく、これから始める研究計画の参考にしていただければ幸いです。Read More

Date Posted: 03/05/15

Technical Review : Cells-to-CT™ 1-Step TaqMan® Kitを用いた迅速で シンプルな遺伝子発現解析

Technical Review vol.11

典型的な遺伝子発現実験では、細胞からRNAを精製後、DNAへ逆転写してリアルタイムPCRを実施するため、2ステップ操作が必要で数時間かかる作業でした。これに対してAmbion® Cells-to-CT™ Kitは、培養細胞からRNA精製なしで、直接リアルタイムPCRを実施するシリーズ。手間と時間を省き、しかも高精度な結果が得られます。この度、より迅速で、より簡単をコンセプトに、逆転写とリアルタイムPCRを1ステップで行えるCells-to- CT™ 1-Step TaqMan® KitとCells-to-CT™ 1-Step Power SYBR® Green Kitの2製品が、このシリーズに仲間入りしました。ここでは新しいキットの利点や使用方法を始め、他製品との比較を紹介します。Read More

Date Posted: 01/04/15

Technical Review : エキソソーム: 様々なサンプル由来、様々な機能、様々な サブポピュレーションの解析を可能に

Technical Review vol.10

細胞外小胞(EV: Extracellular Vehicle) は、細胞から分泌される脂質に囲まれた小胞であり、急速に注目を集めている生物学の魅力的な分野です。EVの中でも小サイズ(30~100nm)のエキソソームは、血液、唾液、尿、母乳などの様々な体液中に存在し、多様な自然の生物学的プロセスに関与していることから、特に関心を持たれています。この分野の研究がますます進展するにつれ、細胞間の複雑な情報伝達などエキソソームが関与する機能が明らかとなってきています。Read More

Date Posted: 01/03/15

Technical Review : 困難な膜タンパク質の発現を実現

Technical Review vol.9

膜タンパク質は、多くの細胞プロセスに関 わる重要な構成要素であり、基礎研究や新薬開発の鍵となるタ ー ゲットです。しかし、このような重要なタンパク質であるGPCRやトランスポーター、接着分子、イオンチャンネル およびウイルス外皮タンパク質は、研究に十分な量や質を確保することが難しい場合が多々あります 。そ のため、インタクトな構造を保ち、正しい方向で配置された、機能を有する膜タンパク質を高収量で回収する発現システムへの要望は非常に強いものでした。この必要性に応えるために私たちは、MembranePro™ Functional Protein Expression Systemと、哺乳類細胞を用いる高収量の一過性タンパク質発現システムExpi293™ Expression System を組み合わせ、Expi293™ Membrane Pro™ Expression Systemを開発しました。 Read More

Date Posted: 10/04/14

Technical Review : フローサイトメーターにおける細胞増殖測定を新しいステージで

Technical Review vol.8

Jurkat細胞を用い、新しい細胞増殖測定キットClick-iT® Plus EdUと従来のClick-iT® EdUを比較しました。その結果、新しいキットは従来品と同等以上に新生DNAを検出し、優れた多重染色が行えました。また操作ステップに要する時間は、従来品と変わらず、トータル1~2時間ほどで済みましたが、Attune®Acoustic Focusing Cytometerでデータを比較したところ、新しいキットは従来品よりも解像度が高いことがわかりました。Read More

Date Posted: 06/01/14

Technical Review : 1ステップRT-qPCRで、より速く、より簡単に!

Technical Review vol.7

一般的なRNA発現解析は、逆転写反応と定量PCR反応を2段階で行いますが、Fast-PCR用 1ステップ RT qPCR用マスターミックスの TaqMan® Fast Virus 1-Step Master Mixを使えば、より速く、より簡単に行えます。この試薬は、製品名からウイルス定量に特化した 試薬と思われがちですが、一般的な遺伝子発現解析にも使える万能マスターミックスです。本稿では、通常2ステップのRT qPCRで使用す るTaqMan® Array Card(図2)で、TaqMan® Fast Virus 1-Step Master Mixの有用性を検証しました。Read More

Date Posted: 04/02/14

Technical Review : Lipofectamine® 3000でゲノム編集の効率を、もっと高く

Technical Review vol.6

HepG2細胞またはU2OS細胞のゲノム編集において、新製品Lipofectamine® 3000を用いることで、トランスフェクション効率が向上し、TALENやCRISPRによるゲノム編集の効果が改善することを確認しました。Lipofectamine® 3000は、最新の脂質ナノ粒子テクノロジーを利用し、様々な導入困難な細胞でも導入効率と細胞生存率を向上させます。またゲノム編集の効果測定には、GeneArt® GenomicCleavage Detection kitを使用し、従来よりも少ないステップと簡便な操作で目的部位の遺伝子改変効率を評価しました。このようなツールを組み合わせることで、ゲノム編集効率の改善、およびその評価に係る煩雑な作業が最小限になります。Read More

Date Posted: 04/01/14

Technical Review : 抗原との結合能をそのままに、Fc領域を特異的に標識!SiteClick™ 抗体標識システム

Technical Review vol.5

SiteClick™ システムは、新しいタイプの部位特異的な抗体標識キットです。 クリックケミストリ法と酸素反応を組み合わせ、抗体分子の重鎖N-結合型グリカンを特異的に標識します。 煩雑で一貫性を欠きがちな従来の抗体標識法と比較して、SiteClick™ は部位特異的で、再現性の高い抗体標識が行えます。 Qdot® やR-PEなど、標識分子の選択肢も豊富なので、さまざまなアプリケーションに対応します。Read More

Date Posted: 02/02/14

Technical Review : Synthetic Biology and Cell Engineering at Life Technologies

Technical Review vol.4

生物の遺伝子操作を追求することで、様々なアプリケーションに応用が期待されるSynthetic Biology。創薬研究では、遺伝子操作で作製した疾患モデル細胞や動物をスクリーニングや評価に用いることで、より効率的で費用対効果の高いアプローチが可能になります。またエネルギーや製造分野では、微生物や植物の遺伝子操作によって効率的なバイオ燃料や工業用化学物質の生産が期待されます。Synthetic Biologyは、未来へのエキサイティングな研究分野と言えます。Read More

Date Posted: 02/01/14

Technical Review : EXOSOMES: The tiny vesicles with a tremendous potential

Technical Review vol.3

エキソソームは、様々な種類の培養細胞から分泌される小型膜小胞として発見され、近年、ほとんどの種類の体液中に含まれることが明らかになってきました。この小胞は、特別なmiRNAやmRNA、そしてタンパク質を運び、幅広い生物学的機能を持つと考えられていますが、未だにわずかな知見しか得られていません。それでもエキソソームは、・・・Read More

Date Posted: 12/01/13