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平衡塩類溶液
細胞培養の平衡を維持
平衡塩溶液は、in vitroで細胞の構造的および生理学的完全性を維持する環境を提供します。Gibco平衡塩類溶液は、細胞を生理学的なpH範囲に保ち、短期間のインキュベーション中に高い生存率の維持するための等張緩衝液システムを提供します。
液体と粉末の両方で多数の組成とフォーマットをご用意しています。 すべての粉末平衡塩溶液は、安定性を高めるために炭酸水素ナトリウムを使用せずに製造されています。粉末フォーマットでは、調製時に炭酸水素ナトリウムの添加、 pH調整、およびろ過が必要です（詳細は、このプロトコルをご参照ください）。
すべてのGibco平衡塩溶液は、ISO認証を取得した最先端のcGMP準拠施設で製造されているため、最高レベルの品質と一貫性を確保し、常に再現性のある結果を提供します。テストには浸透圧、pH、安定性、細菌および真菌による汚染の有無、およびエンドトキシン試験が含まれます。
平衡塩類溶液セレクションガイド
平衡塩類溶液の重要な機能は、pHと浸透圧のバランスを維持し、細胞に水と必須の無機イオンを提供することです。Gibco平衡塩類溶液は、さまざまな組成およびフォーマットで提供されています。特定の研究ニーズを満たす平衡塩溶液を選択するには、以下の選択ガイドを使用してPBS、DPBS、HBSS、EBSSを比較してください。
平衡塩類溶液に含まれる一般的な組成成分と、それらが細胞培養にどのように影響するかをご紹介します。
カルシウム（Ca2+）およびマグネシウム（Mg2+）は細胞接着に関与しています、そのため、細胞が培養基質への接着を維持する必要がある場合、カルシウムおよびマグネシウムを含有することが推奨されます。カルシウムおよびマグネシウム含有および不含のPBS、DPBS、HBSS、およびEBSSがあります。
グルコースおよびピルビン酸はエネルギー源として作用し、細胞の生存をサポートします。これらが平衡塩類溶液に含まれていると、培養培地がない場合でも細胞をより長く生存させるのに役立つ場合があります。グルコースおよびピルビン酸含有および不含のPBS、DPBS、HBSS、およびEBSSがあります。
フェノールレッドは、pH 6.8～8.2の間で黄色からピンクへと徐々に色が変化するpH指示薬です。フェノールレッド含有および不含のHBSSおよびEBSSがあります。
炭酸水素ナトリウムはpHを安定させるのに役立ちます。EBSS中の炭酸水素ナトリウム量は、5%CO2下で使用するように設計されています。一方、HBSS中の炭酸水素ナトリウム量は大幅に少なく、CO2インキュベーター外で使用するよう設計されています。炭酸水素ナトリウム含有および不含のHBSSおよびEBSSがあります。
PBSおよびDPBS
リン酸緩衝生理食塩水（PBS）およびダルベッコのリン酸緩衝生理食塩水（DPBS）は、生物学的アプリケーションで一般的に使用されます。どちらも塩化ナトリウムおよびリン酸塩緩衝液を含み、浸透圧ショックを防いで、生細胞の水分バランスを維持するように配合されています。
PBSはシンプルな組成で一般的に使用されるバッファーで、DPBSには塩化カリウムも含まれており、カルシウムやマグネシウムの有無、グルコースやピルビン酸の有無など、さまざまな組成で提供されています。
適切なバッファーの選択は、目的のアプリケーションによって異なります。たとえば、解離前に細胞を洗浄する場合は、カルシウム／マグネシウムを含まないバッファーが推奨されます。細胞を増殖培地外で適度な期間生存させるには、グルコース／ピルビン酸およびカルシウム／マグネシウムを含むバッファーが適しています。
| アプリケーション | Ca2+、Mg2+ | グルコース、ピルビン酸 | PBSカタログ番号 | DPBSカタログ番号 | 出版物 |
|---|---|---|---|---|---|
| 細胞解離、免疫染色 | – | – | |||
| 組織解剖、アッセイ、免疫染色、灌流 | + | + | |||
| 免疫沈降、免疫組織化学 | + | – | |||
| 細胞療法アプリケーション | – | – | |||
| + | – | ||||
| フローサイトメトリー | – | – |
HBSSおよびEBSS
Hank平衡塩類溶液（HBSS）およびEarl 平衡塩溶液（EBSS）は、生物学的アプリケーションにおける浸透圧とpHの維持に使用される等張液です。HBSSとEBSSの両方には、細胞を増殖培地外で短期間維持するためのグルコースと炭酸水素ナトリウムが含まれています。EBSS中の重炭酸ナトリウム量は、5%CO2下でpHを維持するように設計されています。一方、HBSSは炭酸水素ナトリウム量濃度が低く、CO2を使用しないインキュベーションを目的としています。これらのバッファーには、カルシウム／マグネシウムの有無、フェノールレッドの有無など、さまざまな組成で提供されているため、アプリケーションに応じて適切なバッファーを選択できます。
その他の細胞培養培地製品
GMP manufacturing
Gibco cell culture products are manufactured in facilities that are compliant with current good manufacturing practices (GMP) for medical devices and adheres to a robust quality management system.
Sustainable solutions
We are committed to delivering products that serve the research needs of our customers, while striving to develop them in a way that minimizes our use of natural resources and our impact on the environment.
リソース
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Media Formulation Tool
FiDMEM、DMEM/F-12、MEM および RPMI-1640培地に対して、適切な Gibco 培地組成を見つけることができます。
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サポート
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