Search Thermo Fisher Scientific
Search Thermo Fisher Scientific
逆転写反応はRNAから相補的DNA(cDNA)を生成します。cDNAはその後、RNA研究のための様々なダウンストリームアプリケーションにおいて、テンプレートとして役立ちます。そのため、実験結果の正当性を維持するために、cDNA合成における潜在的な課題を理解し防ぐことが重要となります。ここに、逆転写反応に関するトラブルシューティングのためのヒントを、最も一般的なアプリケーションについて、特に(定量的)逆転写PCR、すなわちRT-(q)PCRについて重点的に紹介します。
考えられる原因 | 推奨事項 |
---|---|
RNAの完全性が不十分 |
|
RNAの純度が低い |
|
高いGC含量と(あるいは)二次構造 |
|
RNAの量が少ない |
|
逆転写酵素が最適ではない |
|
反応時間と反応温度が最適ではない |
|
間違ったプライマーデザイン |
|
使用する試薬の品質(あるいは安定性) |
|
考えられる原因 | 推奨事項 |
---|---|
ゲノムDNA(gDNA)のコンタミネーション |
|
問題のあるプライマーデザイン |
|
考えられる原因 | 推奨事項 |
---|---|
RNAの完全性が不十分 |
|
逆転写反応を阻害する物質について |
|
高いGC含量と(あるいは)二次構造 |
|
プライマーに問題がある |
|
逆転写酵素が最適ではない |
|
考えられる原因 | 推奨事項 |
---|---|
RNAの濃縮が不十分 | |
RNAの完全性が不十分 |
|
RNAの純度が低い |
|
高いGC含量と(あるいは)二次構造 |
|
プライマーに問題がある |
|
反応時間と反応温度が最適ではない |
|
逆転写酵素が最適ではない |
|
考えられる原因 | 推奨事項 |
---|---|
逆転写酵素が最適ではない |
|
ゲノムDNA(gDNA)のコンタミネーション |
|
より詳細なトラブルシューティングのヒントについては、逆転写反応RACEのサポートセンター、cDNAライブラリとcDNAライブラリの構築、そして次世代シーケンシングサポートセンターを参照して頂くか、テクニカルサポートチームまでご連絡ください。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.