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生体アミンは植物および動物に広く含まれ、成長を調整し、血圧を制御し、神経伝達を促進する働きをします。食品飲料中では、微生物活性によるアミノ酸脱炭酸化により、生体アミンが生成されることがあります。また、魚、肉、乳製品、果物、野菜、チョコレート中に自然に存在します。生体アミンの摂取は、低濃度であれば危険はありませんが、高濃度で摂取した場合には高血圧、偏頭痛、心拍出数の上昇など、好ましくない症状が発生することがあります。
生体アミンは通常疎水性で、発色団が少なく、複合マトリクス内に低濃度しか含まれないため、その測定は極めて困難なことがあります。弱酸性陽イオン交換カラムを使ったイオンクロマトグラフィーは、高濃度の酸性溶離液や有機溶媒を使わずに生体アミンを分離でき、ほぼ溶出ピークの分解能を実現します。緩やかな分離条件により、抑制導電率を使って多くの非誘導化生体アミンを検出できます。
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| 以下などのカテコラミン:
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米国および他国では、生体アミンの上限はほとんど規定されていません。
アプリケーションノート | サンプル | MDL | カラム |
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抑制導電率およびパルスドアンペロメトリック検出と組み合わせた IC によるアルコール飲料中の生体アミン測定(英語)(AN182) | アルコール飲料 | 3.5 ~ 81 µg/L | Dionex IonPac CS18 カラム |
抑制導電率とパルスアンペロメトリック検出を組み合わせた IC による果物、野菜、チョコレート中の生体アミン測定(英語)(AU 162) | 食品 | 3.5 ~ 81 µg/L | Dionex IonPac CS18 カラム |
サプレッサー付電気伝導度検出器とパルスアンペロメトリック検出を組み合わせた IC を使った発酵/非発酵食品中の生体アミン測定(英語)(AN 183) | 食品 | 3.5 ~ 81 µg/L | Dionex IonPac CS18 カラム |