ルシフェラーゼ アッセイ

Thermo Scientific™ Pierce™ ルシフェラーゼレポーターアッセイでは、目的のプロモーターの制御のもとに発現するルシフェラーゼ酵素からの発光量を測定することにより、プロモーター活性の解析ができます。ルシフェラーゼ遺伝子の安定性、発光出力、およびスペクトル特性の程度はそれぞれ異なり、レポーターキットでは、シングルおよびデュアルスペクトル解析用の複数種のルシフェラーゼが利用可能です。

Thermo Scientific™ Pierce™ルシフェラーゼレポーター遺伝子は、ヒト結腸に最適化されており、哺乳類細胞中の発現に最適化されたプラスミドベクターが用意されています。

Gaussia、Gaussia-Dura （ネイティブのルシフェラーゼよりも優れた生物発光シグナルの安定性を持つGaussia ルシフェラーゼ遺伝子の変異体）、およびCypridina ルシフェラーゼタンパク質は、細胞の培地に分泌されるため、レポーター活性を生細胞でモニタリングできます。これら3つの分泌型ルシフェラーゼで生成される光シグナルは、ネイティブのFireflyまたはRenillaルシフェラーゼに比べて極めて高くなります。Gaussia、Gaussia Dura、およびCypridinaルシフェラーゼタンパク質の85%以上は分泌されますが、残りの細胞内型の部分はライセート中に強力に検出されるため、他の細胞内ルシフェラーゼとのマルチプレックスが容易になります。

Green Renillaルシフェラーゼは、細胞内タンパク質であり、ネイティブのRenilla およびFireflyルシフェラーゼと比べて血清安定性に優れ、また発光量もより高くなります。そのため、Green Renillaレポーターアッセイは、ネイティブのRenillaルシフェラーゼを用いたアッセイと比べてより感受性が高くなります。

Red Fireflyルシフェラーゼは、細胞内タンパク質であり、ネイティブのFireflyルシフェラーゼと比べて発光ピークがより赤色側のスペクトルにシフトしているため、Gaussia、Cypridina 、およびGreen Renillaとのマルチプレックスが可能になります。