カスパーゼ活性用のマイクロプレートアッセイ

アポトーシスの早期における顕著な特徴はカスパーゼ酵素の活性化であり、タンパク質基質の分裂とその結果として生じる細胞の分解に関与します。一連のカスパーゼアッセイによって、生細胞の活性カスパーゼがリアルタイムで、または細胞ライセートもしくは抽出物の活性カスパーゼを簡単に検出することが可能になります。

生細胞アッセイ

CellEvent® Caspase-3/7 Green Detection Reagentは、アポトーシス解析用に最適化されており、シンプルで洗浄不要のプロトコルのためデリケートなアポトーシス細胞の解析に最適です。マイクロプレートウェル内の生細胞のアポトーシス活性を、蛍光強度測定によってリアルタイムにモニターすることができます。

カスパーゼ-3/7アッセイ

カスパーゼ-3/7測定用のマイクロプレートアッセイキットは、 蛍光波長の異なる基質を選ぶことができます。カスパーゼ活性をレポートするためにローダミン110またはAMCを用いるキットをご利用いただけます。基質は、バルク試薬として、またはマイクロプレートウェルに前もって分注された形でも利用可能です。

他のカスパーゼ基質

異なるカスパーゼに対する様々な特性を有するローダミン110由来のカスパーゼ基質をご利用いただけます。それらの基質は、最初にプロテアーゼによって切断されることで蛍光モノアミドに変換され、その後、蛍光がさらに増したR110に変換されます。このような基質を用いて、細胞抽出物および精製酵素の酵素活性を蛍光マイクロプレートリーダーにより連続的に測定することができます。

CellEvent™ Caspase-3/7 Green Detection Reagent
CellEvent™ Caspase-3/7 Green Detection Reagentによる用量反応曲線CellEvent™ Caspase-3/7 Green Detection Reagentを用いて、スタウロスポリン処理U2OS細胞の活性caspase3/7およびEC50の陽性率を、決定しました。

選択ガイド
 CellEvent® Caspase-3/7 Green Detection Reagent
ターゲットカスパーゼ3/7
レポーター独自の蛍光色素が結合したDEVDペプチド
励起/蛍光 (nm)502/530
生細胞
ライセート
酵素調製不可
構成品生細胞カスパーゼ3/7酵素基質
フォーマットストック溶液100 µLを用いて最大400アッセイ
プロトコルの概要
  1. 試薬を任意の濃度に希釈。
  2. 細胞に添加
  3. 30分間インキュベート。
  4. 蛍光測定。
カタログ番号C10423
 EnzChek® Caspase-3 Assay Kit #1, Z-DEVD-AMC SubstrateEnzChek® カスパーゼ-3アッセイキット #2、Z-DEVD-R110 SubstrateRhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Aspartyl-L-Glutamyl-L-Valyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-DEVD-R110)RediPlate™ 96 EnzChek® Caspase-3 Assay Kit, Z-DEVD-R110 Substrate
ターゲットカスパーゼ-3/7カスパーゼ-3/7カスパーゼ-3/7カスパーゼ-3/7
レポーターZ-DEVD-AMC基質Z-DEVD-R110基質Z-DEVD-R110基質Z-DEVD-R110基質
励起/蛍光 (nm)342/441496/520496/520496/520
生細胞不可不可不可不可
ライセート
酵素調製
構成品スタンダードおよびインヒビターを含みます。スタンダードおよびインヒビターを含みます。細胞ライセート用の酵素基質バッファーおよびインヒビターを含みます。
フォーマット反応容量100 µLで500アッセイ反応容量100 µLで500アッセイ20 mg96-マイクロプレートウェルに予め分注
プロトコルの概要
  1. 細胞を溶解して上清を単離。
  2. DEVD基質を調製してウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. 蛍光測定。
  1. 細胞を溶解して上清を単離。
  2. DEVD基質を調製してウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ活性を算出。
  1. カスパーゼ-3/7活性を含むサンプルを精製。
  2. DEVD基質を調製してウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ活性を算出。
  1. 反応バッファーを最適化。
  2. 基質とスタンダードを再水和。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. インキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ活性を算出。
カタログ 番号E13183E13184R22120R35100
 Rhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Tyrosinyl-L-Valyl-L-Alanyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-YVAD-R110)Rhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Valyl-L-Glutamyl-L-Isoleucyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-VEID-R110) Rhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Valyl-L-Aspartyl-L-Valyl-L-Alanyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-VDVAD-R110)
ターゲットカスパーゼ1/4カスパーゼ6カスパーゼ2
レポーターZ-YVAD-R110Z-VEID-R110Z-VDVAD-R110
励起/蛍光 (nm)496/520496/520496/520
生細胞不可不可不可
ライセート
酵素調製物質
構成品バルクサイズバルクサイズバルクサイズ
フォーマット2 mg2 mg2 mg
プロトコルの概要
  1. 細胞を溶解。
  2. 基質を調製し、ウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ1または4の活性を算出。
  1. 細胞を溶解。
  2. 基質を調製し、ウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ6の活性を算出。
  1. 細胞を溶解。
  2. 基質を調製し、ウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ2の活性を算出。
カタログ 番号R33750R33754R33755
 CellEvent® Caspase-3/7 Green Detection Reagent
ターゲットカスパーゼ3/7
レポーター独自の蛍光色素が結合したDEVDペプチド
励起/蛍光 (nm)502/530
生細胞
ライセート
酵素調製不可
構成品生細胞カスパーゼ3/7酵素基質
フォーマットストック溶液100 µLを用いて最大400アッセイ
プロトコルの概要
  1. 試薬を任意の濃度に希釈。
  2. 細胞に添加
  3. 30分間インキュベート。
  4. 蛍光測定。
カタログ番号C10423
 EnzChek® Caspase-3 Assay Kit #1, Z-DEVD-AMC SubstrateEnzChek® カスパーゼ-3アッセイキット #2、Z-DEVD-R110 SubstrateRhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Aspartyl-L-Glutamyl-L-Valyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-DEVD-R110)RediPlate™ 96 EnzChek® Caspase-3 Assay Kit, Z-DEVD-R110 Substrate
ターゲットカスパーゼ-3/7カスパーゼ-3/7カスパーゼ-3/7カスパーゼ-3/7
レポーターZ-DEVD-AMC基質Z-DEVD-R110基質Z-DEVD-R110基質Z-DEVD-R110基質
励起/蛍光 (nm)342/441496/520496/520496/520
生細胞不可不可不可不可
ライセート
酵素調製
構成品スタンダードおよびインヒビターを含みます。スタンダードおよびインヒビターを含みます。細胞ライセート用の酵素基質バッファーおよびインヒビターを含みます。
フォーマット反応容量100 µLで500アッセイ反応容量100 µLで500アッセイ20 mg96-マイクロプレートウェルに予め分注
プロトコルの概要
  1. 細胞を溶解して上清を単離。
  2. DEVD基質を調製してウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. 蛍光測定。
  1. 細胞を溶解して上清を単離。
  2. DEVD基質を調製してウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ活性を算出。
  1. カスパーゼ-3/7活性を含むサンプルを精製。
  2. DEVD基質を調製してウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ活性を算出。
  1. 反応バッファーを最適化。
  2. 基質とスタンダードを再水和。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. インキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ活性を算出。
カタログ 番号E13183E13184R22120R35100
 Rhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Tyrosinyl-L-Valyl-L-Alanyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-YVAD-R110)Rhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Valyl-L-Glutamyl-L-Isoleucyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-VEID-R110) Rhodamine 110, bis-(N-CBZ-L-Valyl-L-Aspartyl-L-Valyl-L-Alanyl-L-Aspartic Acid Amide) (Z-VDVAD-R110)
ターゲットカスパーゼ1/4カスパーゼ6カスパーゼ2
レポーターZ-YVAD-R110Z-VEID-R110Z-VDVAD-R110
励起/蛍光 (nm)496/520496/520496/520
生細胞不可不可不可
ライセート
酵素調製物質
構成品バルクサイズバルクサイズバルクサイズ
フォーマット2 mg2 mg2 mg
プロトコルの概要
  1. 細胞を溶解。
  2. 基質を調製し、ウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ1または4の活性を算出。
  1. 細胞を溶解。
  2. 基質を調製し、ウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ6の活性を算出。
  1. 細胞を溶解。
  2. 基質を調製し、ウェルに添加。
  3. サンプルをウェルに添加。
  4. サンプルをインキュベート。
  5. 蛍光測定。
  6. スタンダードカーブを用いてカスパーゼ2の活性を算出。
カタログ 番号R33750R33754R33755

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.