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Thermo Scientific Talos L120C TEMは、20~120 kVの熱電子放出電子銃(走査)透過型電子顕微鏡であり、細胞、細胞小器官、アスベスト、ポリマー、 およびソフトマテリアルなどの2Dおよび3Dイメージングを、常温および極低温で可能であり、幅広い試料やアプリケーションに対応できるように設計されています。Talos L120C TEMは、あらゆるスキルレベルのユーザーが最小限の操作で高品質な結果を得ることができるように、新規に設計されています。高速で洗練された自動化と高度な3Dイメージングワークフローにより、研究者は顕微鏡操作ではなく科学的な実験に集中できます。
Talos L120C TEMは、オプションの電動リトラクタブルクライオボックスと低ドーズ技術により、イメージングを次のレベルに引き上げ、ビームダメージを受けやすい材料でも高品質の画像を取得します。特にマルチユーザー、マルチ材料環境での生産性を向上させるために、コンスタントパワー対物レンズと低ヒステリシス設計により、再現性の高いモードと加速電圧変更を簡単に実現します。
高いアプリケーション柔軟性を提供する高コントラストC-Twinレンズのワイドなポールピースギャップは、再現性の高い電子カラムと組み合わせて、高分解能での3D解析、in situの動的観察、回折データの取得、それに高コントラストTEM観察やクライオTEMが必要なアプリケーションに新たな可能性を提供します。
Talos L120C TEMは、マルチユーザー環境やマルチ分野環境向けに設計されており、すべてのThermo Scientific TEMシステム共通の使いやすいユーザーインターフェース(UI)を備えており、初心者にとっても専門家にとっても理想的な装置となっています。日常のTEM調整はすべて自動化されており、精度の良いかつ再現性の高いアラインメントを実現し、初心者の操作習得時間を短縮し、マルチユーザー環境でのストレスを軽減し、経験豊富なユーザーのデータ取得時間も短縮します。Talos L120C TEMでは、UIに組み込まれた教育用オンラインヘルプも使用できます。
さらに、Thermo Scientific Mapsソフトウェアを使用することにより、さまざまなイメージング装置のデータを簡単に相関でき、試料全体の画像による直感的なナビゲーションができます。Mapsソフトウェアは自動的に多くの画像を連続に取得し、つなぎ合わせることにより高分解能で高品質な広領域のイメージデータを記録します。走査電子顕微鏡や光学顕微鏡など、他のシステムからの画像のインポート、オーバーレイ、およびアライメントを可能にします。これにより、相関性のある低倍率TEMやSEMから高分解能TEM(HRTEM)へのデジタルズームが可能になり、価値の高い試料全体の構造情報が得られます。
最大4チャンネルの統合STEM検出器を用いた同時マルチ信号検出による、高コントラストで高品質なTEMおよびSTEMのイメージング。
フレキシブルなエネルギー分散型X線分光法(EDS)分析による組成情報の取得。
トモグラフィーまたはin situ試料ホルダーに対応する分析用広いギャップ対物レンズを使用。大きなステージ傾斜範囲および広いZ移動範囲。
高速なモード切替および加速電圧変更に対応した超安定カラム、コンスタントパワー対物レンズおよびSmartCamによるリモート操作。マルチユーザー環境向けの高速で簡単なモード切り替え。
フォーカス、試料の高さ、ビームシフト、コンデンサー絞りの位置、ローテーションセンターなどのすべての日常TEM調整が自動化されています。
4k × 4k Thermo Scientific Ceta CMOSカメラ。広い視野、全加速電圧範囲に渡って高感度、高速のライブデジタルズーム機能を提供します。
設置面積と寸法が小さいため、より狭い部屋での設置が可能になり、費用も削減できます。
リトラクタブルクライオボックスおよびロードーズ技術により、極低温での優れたイメージングが可能です。Thermo Scientific EPUソフトウェアの使用により、単一粒子分析イメージングを自動化できます。
TEM 線分解能 |
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TEM点分解能 |
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LaB6を用いたHAADF STEM分解能(nm) |
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EDS(サイドエントリー、リトラクタブル) |
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クライオボックス:(サイドエントリー、電動自動リトラクタブル) |
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クライオ電子顕微鏡技術により、さまざまなスケールの3D生体構造が自然に近い状態で観察できるようになり、より迅速かつ効率的な医薬品開発を促進しています。
クライオ電子顕微鏡法により、巨大複合体や柔軟な分子種、膜タンパク質など、解析が困難な生体試料の構造を解析できます。
多くの主要な医薬品候補群について合理的薬物設計を行い、最高レベルの医薬品を開発する方法をご覧ください。
クライオ電子顕微鏡法によって、タンパク質(単粒子解析法)から細胞環境(トモグラフィー)、植物の全体構造(大容量解析)まで調べることができ、基礎的な植物学研究が行えます。
透過型電子顕微鏡法(TEM)は、他の方法で疾患の性質が確定できなかった場合に用いられます。TEMのナノ生物学イメージングにより、特定の病態について正確で信頼性の高い知見が得られます。
近年の産業では、品質管理と品質保証が不可欠です。私たちは、欠陥をマルチスケールかつ多モードで分析可能なEMおよび分光ツールを提供しており、これらにより得られる信頼性の高い十分な情報によりプロセス制御および改善のための決定が可能となります。
新材料開発では、その物理的および化学的特性を最大化するために、より小さなスケールでの研究がなされています。電子顕微鏡は、マイクロスケールからナノスケールのさまざまな材料特性について重要な情報を研究者に提供します。
近年の産業では、確かなプロセス制御によって維持される優れた品質とスループットの両立が求められています。専用の自動化ソフトウェアを搭載したSEMおよびTEMツールは、プロセスモニタリングおよびプロセス改善のための迅速なマルチスケール情報を提供します。
エネルギー分散分光法
エネルギー分散分光法(EDS)を使用することにより、電子顕微鏡の画像情報に加えて、詳細な元素情報も収集できます。電子顕微鏡観察時に重要な組成分布を得ることができます。EDSにより、全容を示す低倍率のスキャンから、原子分解能マッピングに至るまで、試料の元素組成情報が短時間で得られます。
3D EDSトモグラフィー
現代の材料研究は、3次元のナノスケール分析にますます依存しています。3Dの電子顕微鏡解析およびエネルギー分散型X線分光法を使用することにより、全元素の組成情報を含む微細構造の3D解析が可能になります。
EDS元素分析
EDSは、電子顕微鏡観察に不可欠な組成情報を提供します。特に、当社独自のSuper-XおよびDual-X検出器システムはSTEM-EDS分析の速度や感度を向上させるため、材料の研究に必要な元素分布情報が入手しやすくなります。
EDSによる原子分解能元素マッピング
原子分解能EDSでは、個々の原子のレベルで元素を識別できるため、優れた高分解能の組成情報が得られます。高分解能S/TEMイメージングとの組み合わせにより、試料中の原子構成を正確に観察できます。
電子エネルギー損失分光法
高分解能EELSは、材料科学研究の幅広い分析アプリケーションに対応します。EELSを利用することで速くて高S/N比の元素マッピング、酸化状態の確認や表面フォノンの解析などが可能です。
In situ試験
加熱、冷却、液中での再結晶化、グレイン成長、相変態などの動的プロセスの基本原理を理解するには、電子顕微鏡を用いて、微細構造変化を直接かつリアルタイムで観察する必要があります。
粒子解析
粒子解析は、ナノマテリアルの研究および品質管理において重要な役割を果たします。電子顕微鏡のナノスケールの分解能と優れたイメージングは、粉末や粒子の迅速な解析のための専用ソフトウェアと組み合わせて使用することが出来ます。
マルチスケール分析
新しい材料の場合、その構造全体を把握しながら、高い分解能で分析する必要があります。マルチスケール分析では、X線マイクロCT、DualBeam、レーザーPFIB、SEM、TEMなどのさまざまなイメージング技術や方法の相関が可能です。
単粒子解析法
単粒子解析法(SPA)はクライオ電子顕微鏡法のひとつであり、原子分解能に近い構造解析が可能で、ダイナミックな生物学的プロセスおよび生体分子複合体/アセンブリの構造を明らかにします。
クライオトモグラフィー
クライオ電子線トモグラフィー(cryo-ET)を用いれば、個々のタンパク質の構造情報と細胞内の空間的な位置関係の両方を明らかにできます。これはcryo-ET特有の機能であり、この機能により、cryo-ETは細胞生物学における大きな可能性を秘めています。Cryo-ETは光学顕微鏡法と、単粒子解析法などの原子レベルに近い分解能を達成する手法とを橋渡しする技術です。
MicroED
MicroEDは低分子化合物や微小タンパク質の構造決定に使用されるすばらしい新手法です。この方法を用いれば、不均一な混合物であっても、個々のナノ結晶(200 nm未満の大きさ)から原子レベルの詳細情報が得られます。
自動NanoParticleワークフロー(APW)は、ナノ粒子分析用の透過型電子顕微鏡ワークフローです。広領域のナノスケール高分解能イメージングとデータ取得、およびその場での処理を行えます。
エネルギー分散分光法
エネルギー分散分光法(EDS)を使用することにより、電子顕微鏡の画像情報に加えて、詳細な元素情報も収集できます。電子顕微鏡観察時に重要な組成分布を得ることができます。EDSにより、全容を示す低倍率のスキャンから、原子分解能マッピングに至るまで、試料の元素組成情報が短時間で得られます。
3D EDSトモグラフィー
現代の材料研究は、3次元のナノスケール分析にますます依存しています。3Dの電子顕微鏡解析およびエネルギー分散型X線分光法を使用することにより、全元素の組成情報を含む微細構造の3D解析が可能になります。
EDS元素分析
EDSは、電子顕微鏡観察に不可欠な組成情報を提供します。特に、当社独自のSuper-XおよびDual-X検出器システムはSTEM-EDS分析の速度や感度を向上させるため、材料の研究に必要な元素分布情報が入手しやすくなります。
EDSによる原子分解能元素マッピング
原子分解能EDSでは、個々の原子のレベルで元素を識別できるため、優れた高分解能の組成情報が得られます。高分解能S/TEMイメージングとの組み合わせにより、試料中の原子構成を正確に観察できます。
電子エネルギー損失分光法
高分解能EELSは、材料科学研究の幅広い分析アプリケーションに対応します。EELSを利用することで速くて高S/N比の元素マッピング、酸化状態の確認や表面フォノンの解析などが可能です。
In situ試験
加熱、冷却、液中での再結晶化、グレイン成長、相変態などの動的プロセスの基本原理を理解するには、電子顕微鏡を用いて、微細構造変化を直接かつリアルタイムで観察する必要があります。
粒子解析
粒子解析は、ナノマテリアルの研究および品質管理において重要な役割を果たします。電子顕微鏡のナノスケールの分解能と優れたイメージングは、粉末や粒子の迅速な解析のための専用ソフトウェアと組み合わせて使用することが出来ます。
マルチスケール分析
新しい材料の場合、その構造全体を把握しながら、高い分解能で分析する必要があります。マルチスケール分析では、X線マイクロCT、DualBeam、レーザーPFIB、SEM、TEMなどのさまざまなイメージング技術や方法の相関が可能です。
単粒子解析法
単粒子解析法(SPA)はクライオ電子顕微鏡法のひとつであり、原子分解能に近い構造解析が可能で、ダイナミックな生物学的プロセスおよび生体分子複合体/アセンブリの構造を明らかにします。
クライオトモグラフィー
クライオ電子線トモグラフィー(cryo-ET)を用いれば、個々のタンパク質の構造情報と細胞内の空間的な位置関係の両方を明らかにできます。これはcryo-ET特有の機能であり、この機能により、cryo-ETは細胞生物学における大きな可能性を秘めています。Cryo-ETは光学顕微鏡法と、単粒子解析法などの原子レベルに近い分解能を達成する手法とを橋渡しする技術です。
MicroED
MicroEDは低分子化合物や微小タンパク質の構造決定に使用されるすばらしい新手法です。この方法を用いれば、不均一な混合物であっても、個々のナノ結晶(200 nm未満の大きさ)から原子レベルの詳細情報が得られます。
自動NanoParticleワークフロー(APW)は、ナノ粒子分析用の透過型電子顕微鏡ワークフローです。広領域のナノスケール高分解能イメージングとデータ取得、およびその場での処理を行えます。