プラスチック材質の選択

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当社が使用する樹脂のほとんどは Drug Master File（DMF）に登録済みであり、USP Class VI、EP モノグラフおよび非細胞毒性（生物学的物質との適合性を示す）、40 CFR Pt 177、EU の食品接触指令、CONEG、 RoHS、CA プロップ 65、SARA Title III Sec 313、21　等に準拠しています。ほとんどの Nalgene プラスチック樹脂には、動物由来化合物（ADC）、ビスフェノール A（BPA）³フタル酸エステル²ラテックスとの接触はありません。

樹脂固有の規制データは、Nalgene Regulatory Support に連絡することにより、顧客の機密保持下で重要なアプリケーションで使用することができます。

1.一部の PMP ラボウェアは食品グレードではありません。具体的な製品クレームについてのお問い合わせは、Nalgene Regulatory Support にお問い合わせください。
2.PVC チューブを除く。Nalgene PVC チューブには、フタル酸可塑剤 DEHP が含まれています。
3.PC および PSF 製品には BPA が含まれています。

プラスチックは、有機ポリマーと材料を安定化させる添加剤とからなる高分子量の合成材料のファミリーです。  

            異なるモノマーを重合させ、異なるポリマーが出来ます

モノマー	イソプロピレン	スチレン	メチルペンタン	フッ化エチルプロピレン
ポリマー	ポリプロピレン	ポリスチレン	ポリメチルペンタン	テフロン FEP

ポリマー特性は、

• 鎖の長さ
• 分子鎖の化学反応部位
• 鎖の枝分かれ
• 3 次元構造への鎖の折りたたみ

• 3 次元ポリマー構造

結晶		アモルファス
	鎖は秩序化されている。 半透明／不透明 化学薬品耐性が高い 構造的安定性が低い LDPE、HDPE、PP		鎖はランダムである 半透明／透明 化学薬品耐性が低い より構造的に安定 PS、PC、PETG

必要な添加剤は、通常、プラスチック材料を溶融してポリマー分解を伴わずに有用な製品に成形する熱安定剤と、ポリマーの分解や、変色、脆化、ひび割れなど経年劣化を抑える抗酸化剤を含みます。実験室での成功の鍵は、抽出物の可能性が最も低い可能性のある製品を作り出すために、これらの添加剤をできるだけ少なく（そして不要な添加剤を使用せずに）使用することです。スリップ剤、充填剤、可塑剤などの不要な添加物は、実験室で使用するプラスチックには存在しないことが不可欠です。

適正な材質であることは、Nalgene の品質と製品の一貫性の鍵となっています。Nalgene では、実験用品やボトルを作る際には、プラスチック樹脂を非常に慎重に選んで、実験室のお客様にとって最高の品質を確保しています。私達は、各製品に使用する正確な樹脂を認定し、指定することができます。私達自身以外の理由で材料は変更しません。競合他社が市場で最も安価なコモディティ樹脂をその都度購入しているとしても、私達はそのようなことはいたしません。私達は、生産しているすべての製品について、品質の高さをテストした樹脂を使用しています。樹脂サプライヤが配合変更を行う場合など、変更を加えなければならない場合には、広範な材料検証テストを実施し、専用データベースに登録したお客様にその変更を通知いたします。

異なる種類のプラスチックは、異なる化学的および物理的特性があります。そして、異なるアプリケーションに対応します。ポリエチレン（LDPE および HDPE）、ポリプロピレン（PP および PPCO）、ポリメチルペンテン（PMP）、およびテフロン（PFA および FEP）のようなプラスチックは、さまざまな実験室で使用される化学物質に対する耐性があり、 ポリカーボネート（PC）、ポリエチレンテレフタレート G 共重合体（PETG）、ポリスチレン（PS）などのプラスチックは、容器内の内容が簡単にわかるガラスのような透明性があり、メディアボトル、デシケータ、クライオボックス、フィルタウェアなどに使用されます。あるプラスチックは、他のプラスチックでは溶解するであろうオートクレーブが可能です。氷点下（–20°C、–80°C、さらには –250°C）の温度で弾性特性を維持するものもあれば、その温度下では脆くなるものもあるため、より注意して取り扱わなければいけません。

ラボでプラスチックラボをうまく使用し、最大の価値を引き出すために高分子科学の専門家である必要はありません。私達は簡単にわかるリソースを提供しています。

• 私達のオンライン Nalgene Bottle と Carboy Selection Guide は、インタラクティブでアプリケーション毎に対応しています。 
• 各種プラスチックに対する 250 種以上の特定の化学物質との化学的適合性評価のため Nalgene Chemical Resistance Wall Chart をご利用ください。 
• アプリケーションに何が必要かのご相談には、 テクニカルサポートまで電話または E メールでお問い合わせください。