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半導体デバイス不良のトラブルシューティングは、製造歩留まりの改善、コストの削減および全体的な最終テスト不良の最小限化に不可欠です。しかし半導体設計がますます複雑化しているため、不良解析ワークフローにおける不良や欠陥(例えばオープン、メタルショート、リーク)の特定がますます困難になっています。
光学的不良個所特定(OFI)は、さまざまな光学技術(フォトンエミッションや静的レーザー刺激など)を利用して、デバイスの不良原因を検出する電気的不良解析の一手法です。
これには以下に示す静的・動的の両方のOFIが含まれます。
静的OFI技術 | 動的OFI技術 |
---|---|
光加熱抵抗変化(OBIRCH) | レーザーボルテージイメージング(LVI) |
光誘起電流(OBIC) | レーザーボルテージプロービング(LVP) |
光誘起電圧変化(LIVA) | レーザーボルテージトレーシング(LVT) |
熱誘起電圧変化(TIVA) | レーザー励起デバイス変化(LADA) |
静的フォトンエミッション(PEM) | ソフト不良個所特定(SDL) |
動的フォトンエミッション(PEM) |
一般に、これらの手法によってデバイスの電気的動作性能を解析し、デバイスの不良につながる重大な欠陥を特定することができます。 これらの欠陥を把握し製造プロセスからそれらを排除することが、最新のファブを高い歩留まりと収益性を保って操業するうえで不可欠です。
サーモフィッシャーサイエンティフィックは、Meridian製品ラインとして、さまざまな光学的不良個所特定システムを提供しています。これには上記すべてのOFI手法が含まれます。すなわち、フォトンエミッションとレーザー刺激法の両方のアプリケーション向けシステムです。Meridian製品ラインは半導体デバイスの電気的不良個所を特定するための費用対効果の高い高感度ソリューションで構成されており、サーモフィッシャーサイエンティフィック・ポートフォリオに含まれる他の解析ワークフローやソリューションと組み合わせることで特に威力を発揮します。詳細については下記の該当製品ページをご覧ください。
高性能半導体デバイス製造を可能にするソリューションや設計へ導く高度な電子顕微鏡、集束イオンビーム、および関連する分析手法。
当社は、幅広い半導体アプリケーションやデバイスの生産性向上と歩留り改善に寄与する、欠陥分析、計測、およびプロセス制御のための高度な分析機能を提供しています。
半導体デバイスは益々構造が複雑化しているため、欠陥の原因と成り得る箇所が増えています。私たちの次世代ワークフローは、歩留り、性能、信頼性に影響を与える僅かな電気的不良の特定と解析に役立ちます。
継続的な性能要求により、小型で高速、かつ安価な電子デバイス開発が促進されています。これらの製造には、多岐に渡る半導体およびディスプレイデバイスのイメージング、分析、解析を行う、生産性の高い装置とワークフローが重要な役割を果たします。
静電放電(ESD)管理計画においては、ESD感度の高い機器を特定することが必要です。当社は、使用機器の適格要件適合を補助するための完全な検査システムセットを提供しています。
電力用装置には、障害位置特定にかかわる特有の課題があります。これは主に、動力用装置のアーキテクチャとレイアウトを原因としています。当社のパワー半導体デバイス解析ツールとワークフローを使用すると、動作条件下の不良個所をすばやく特定し、材料、インターフェース、装置構造の高精度かつハイスループットの特性分析を行えます。
半導体デバイスが微細化し複雑になるにつれて、新しい設計と構造が必要になります。生産性の高い3D解析ワークフローはデバイス開発時間の短縮や、歩留まりの最大化を実現し、デバイスが業界の将来のニーズを確実に満たすようにします。