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1990年に開始されたヒトゲノム計画は、2001年2月の概要版発表を経て、2003年4月に解読終了。その時、6カ国の首脳と研究代表者は協同で解読完了を宣言しました。榊佳之氏は、日本代表として国際プロジェクトに参画し、21番染色体の解読を始め、ヒトゲノム計画に大きく貢献しました。DNA Anniversary記念インタビュー第一弾は、ライフサイエンス分野で初めてのプロジェクト型研究を推進した榊氏です。Read More
「Non coding RNAの一種であるmicroRNA(miRNA)は、生命現象の微調整役として多くの遺伝子やタンパク質の発現制御に関わっています。こうしたmiRNAの機能解析は細胞内が主な対象でしたが、数年前、エクソソームに内包されて細胞外に分泌されるmiRNAが報告されたことで、研究の流れが大きく変わってきました」。国立がん研究センター研究所の落谷孝広氏は、新たな局面を迎えたmiRNA研究についてこのように語ります。そして・・・Read More
【パネルディスカッション 前半】 4名の講演者をパネリストに、パネルディスカッションを開催しました。前半は「研究から見えてくる生命、生命らしさ」、後半は「地球外生命探査」をテーマに参加者ともにディスカッションを展開。パネリストは、理化学研究所・発生再生科学総合研究センターの笹井芳樹氏、理化学研究所・脳科学総合研究センターの宮脇敦史氏、東京工業大学・総合理工学研究科の木賀大介氏、東京工業大学・理学部の井田茂氏です。Read More
【パネルディスカッション・後半】 パネルディスカッション後半は、3人のパネリストで、「生命とは何か」を軸に「地球外生命探査」にまで話を進めていきました。生命をどう定義するか、パネリストと参加者の議論が続きます。 Read More
NEXT FORUMは、最先端の研究動向と技術情報を共有し、研究のネットワークを広げるためのイベントです。第2部は、細胞研究を起点に、合成アプローチや地球外生命探査という異なる視点で生命を眺め、参加者との交流を深めました。ご講演タイトルは、理化学研究所の笹井芳樹氏は「細胞の社会が生み出す不思議な秩序:器官の形成を例に」、同じく理化学研究所の宮脇敦史氏は「Cruising inside cells」、東京工業大学の木賀大介氏は「細胞を創る」研究から知るありえた生命のかたち」、同じく東京工業大学の井田茂氏は「地球から地球たちへ 生命を宿す惑星を探す」とし、個性豊かな研究者の話に参加者は魅了されました。Read More
NEXT FORUMは、最先端の研究動向と技術情報を共有し、研究のネットワークを広げるためのイベントです。第1部は、新たな時代を切り拓く「半導体シーケンサ」技術をテーマに、このテクノロジーを使いこなす3人の研究者が講演。大阪府立成人病センター研究所長の加藤菊也氏は「変異DNA分子計測による非侵襲性個別化医療の実現」、東京大学教授服部正平氏は「微生物(叢)のゲノム・メタゲノム研究へのIon PGM™ システムの利用」、理化学研究所の平尾一郎氏は「人工塩基対による遺伝情報の拡張技術:新規DNAアプタマーの創出」と題して、研究におけるIon PGM™システムの活用について様々な可能性をお話いただきました。Read More
「iPS細胞でマウス誕生。世界初、精子のもとを作る。」 2011年8月、ちょっと刺激的な表現で研究の成果が一般紙やテレビを騒がせました。話題になったこの研究を進めたのは、京都大学医学部教授の斎藤通紀氏。当時、研究者やジャーナリストだけでなく、海外の不妊に悩む人たちからもたくさんの問い合わせのメールが届いたそうです。斎藤氏の研究目標は、「エピゲノム制御の本質を理解し、細胞の分化・増殖・機能を自由に制御すること」。一代限りの体細胞とは異なり、次世代へ受け継がれる生殖細胞。そのゲノムに織り込まれる制御システムを解明することで、多様な形と多彩な機能を発揮する細胞の個性の源を探ろうとしています。Read More
1998年、順天堂大学に所属していた北田徹氏は、多くの共同研究者とともに、遺伝性の若年性パーキンソン症候群の一つである、常染色体性劣性若年性パーキソニズム(Autosomal Reccesive Juvenile Parkinsonism:AR-JP)の原因遺伝子としてパーキン遺伝子を同定しました。そして現在も、カナダのオタワ病院で研究と臨床の両面でパーキンソン病の克服に取り組んでいます。パーキン遺伝子発見までの夜を日に継ぐ研究の日々、その努力に応え微笑む幸運の女神、そして自然豊かなカナダでの研究生活をご紹介します。Read More
東京大学大学院医学系研究科の徳永勝士教授は、2009年、ヒトゲノム関連解析というアプローチで、C型肝炎治療効果と遺伝子多型の関連を報告。それまで薬剤の奏功性は、ウイルス側が決めると想定して進められてきた研究の流れを覆します。「科学の王道は、仮説と検証だと言われます。しかし生命科学における我々の知識はまだまだ限られています。全ゲノムアプローチは、仮説に捉われず、私たちの予想を遙かに超えた真実をもたらす可能性を秘めています」と語ります。・・Read More