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20世紀後半の分子生物学の急速な発展に、自分の興味がちょうど共鳴したと語る理化学研究所の平尾一郎氏。平尾氏は、現在、DNAに人工塩基を組み込み標的タンパク質に結合する「アプタマー」の開発で世界をリードしています。創薬・生命科学研究への人工塩基の応用、そして生命をデザインするサイエンスの魅力について、お話をお聞きしました。Read More
ニューヨークとダブリンへポスドクで留学した経験をもつ長谷川秀樹氏。現在は国立感染症研究所で、経鼻インフルエンザワクチンの開発、HTLV-1 感染を原因とする成人T細胞白血病リンパ腫の発症機序の解明やモデル動物の開発と、多忙な研究生活を送っています。留学して業績は出るの? 設備は日本より優れている?…そんな不安のある若者には「先を考えすぎないで、やりたいことにチャレンジするといい」とアドバイスします。Read More
米国留学中に嗅覚受容体遺伝子の発見に感動し、レセプター研究に取り組むこととなった東原和成氏 (東京大学教授)。Robert J. Lefkowitz博士(Gタンパク質共役型受容体の研究で2012年ノーベル化学賞を受賞)にポスドクとして師事します。渡米7年目に帰国、日本で独立のチャンスをつかむも、成果が出ない時期もありました。海外での経験は、現在の研究へどうつながっているのでしょうかRead More
2013年6月、厚生労働省の審査委員会は、理化学研究所から申請された人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床研究の実施を承認しました。慶應義塾大学教授の岡野栄之氏は、「今回の臨床研究でiPS細胞の治療に関わる課題が抽出され、安全面では何を注意すべきか等、多くの情報が得られるはず。それらは再生医療を多くの方に届けるための貴重な知見です」と語ります。Read More
20世紀後半の分子生物学の急速な発展に、自分の興味がちょうど共鳴したと語る理化学研究所の平尾一郎氏。平尾氏は、現在、DNAに人工塩基を組み込み標的タンパク質に結合する「アプタマー」の開発で世界をリードしています。創薬・生命科学研究への人工塩基の応用、そして生命をデザインするサイエンスの魅力について、お話をお聞きしました。Read More
「この技術が一つの技術領域に成長していくという期待があり、早くからES細胞など幹細胞への導入を進めてきました」。こう語るのは、理化学研究所グループディレクターの笹井芳樹氏。笹井氏は2年前、試験管内でマウスES細胞から立体構造を有する網膜を作り出し、世界中の研究者を驚かせました。笹井氏の言う冒頭の技術とは、「ゲノム編集」のこと。「少なくとも幹細胞のレベルでは、すでに安定的に使える技術」と評します。そして・・・・Read More
2003年のヒトゲノム解読終了で、ゲノム研究は大きな転換点を迎えました。この時からがんゲノム研究は、遺伝子の個別解析からゲノム全体を解析するゲノム解読型へパラダイムシフトし、更に次世代シークエンス技術がその方向性を決定づけたと、柴田氏は振り返ります。2008年には世界13か国のがん研究機関が共同で、重要な50種類のがんのゲノム情報を解析するという「国際がんゲノムコンソーシアム」が発足。柴田氏はこのプロジェクトにおいて、国立がん研究センターグループのリーダーを務めています。ゲノムの病気である、「がん」。その制圧への道のりを柴田氏にお聞きしました。Read More
研究者なら一度は考える海外留学。とはいえ、次のポジションは? 英語は通用する? ……悩む人も多いはず。新連載「いつ行く? どうする? 海外留学」では、研究者への留学体験インタビューを通し、海外経験を活かし研究人生をサバイブするヒントをお届けします。 第一回目のゲストは東京大学教授の東原和成氏。1993年にニューヨーク州立大学で博士号を取得、デューク大学研究員などを経て、現ラボを立ち上げました。嗅覚受容体の解析から匂いのメカニズム・行動・進化を探り、その成果を立て続けにNatureやScienceで発表する東原氏は、海外経験をいかに現在の研究につなげたのでしょうか。連載スタートを記念し、2回にわけて特集しますRead More
「まさか全ゲノム情報がこんなに簡単に手に入る時代が来るとは思っていませんでした。次世代シーケンサの登場で時代が変わり、生物学や生命科学が大きく進展したと思ったら、今度はゲノム編集。生物種を限らず、誰もが遺伝子改変を試せる、そんな時代が来てしまいました。・・・・」。京都大学の阿形清和氏は、革新的な技術をバネに跳躍するゲノム研究の世界に目を輝かせて語ります。Read More
2003年のヒトゲノム解読プロジェクト終了宣言の数年前、東京大学先端科学技術研究センターの油谷浩之氏はポストゲノムを見据えてゲノムワイドな遺伝子探索を開始。種々のがんのマーカー遺伝子を同定し、その後「コピー数多型」というゲノムの個人差のマップを報告しました。常に最新技術を疾患研究に応用し、新しい発見を続ける油谷氏。次世代シーケンサやマイクロアレイから得られる、膨大なゲノム情報を解析し、生命現象と疾患のメカニズム解明から、より深く「ヒト」を理解しようとしています。Read More