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「生物の体の中では多くの合成系が盛んに働き、いろいろなものがどんどん増えていくのに、なぜ体はそれほど大きくならないのか。できたものがなくなる仕組みはどうなっているんだろう」。そんな学部生時代からの疑問に水島氏が向き合ったのは1997年、内科医として大学病院で臨床と研究に取り組んでいた頃です。Read More
線虫C.elegansの胚発生をモデル系に、細胞極性、紡錘体形成を解析し、細胞分裂のダイナミズムを鮮やかに描き出すライブイメージング技術も開発する杉本亜砂子氏(東北大学大学院生命科学研究科教授)。大学院では酵母を研究し、その後新しいモデル生物として注目されだした線虫に興味をもち、卒業後は線虫研究のメッカである米国ウィスコンシン大学へ留学しました。ユニークな留学体験や線虫研究の魅力について伺います。Read More
2013年1月、第三のゲノム編集技術として、世界中の研究者の注目を集めたCRISPR/Casシステム。標的配列へ対応する短いRNAをガイド役にヌクレアーゼを誘導、ゲノム上の目的箇所を切断し、DNA配列の削除や追加を行なう。大阪大学微生物病研究所教授の伊川正人氏は「論文を読むと同時にこのシステムを使う準備を始め、5月から10月にかけて50を超える遺伝子のノックアウト(標的遺伝子破壊)マウスを作製しました。従来法では50年かかってもおかしくない実験が半年でできたことに驚きつつも、この技術の可能性を確信しました」と語ります。そして・・・Read More
ショウジョウバエが音と重力を感じ分ける神経基盤を2009年にNature誌で発表し、その後、36才の若さで名古屋大学の教授となった上川内あづさ氏。「子供の保育園の迎えもあるので、18時半にはラボを出ます。一般的な研究者より早いと思われるかもしれませんが、切り替えを上手くやれれば仕事の効率は逆に上がる。これはドイツ留学で身につけたやり方です」と穏やかに語ります。Read More
シマウマ、キリン、ヒョウ、チータ。動物の皮膚には多様な模様がありますが、面白いことに、模様と内部の構造には何の関係もありません。模様は皮膚の上で、自律的に浮かび上がってくるのです。この模様づくりの制御方法を解き明かせば、生物の形態形成の基本原理に迫まれないか?大阪大学教授の近藤滋氏は、学生時代から追い求めてきた体づくりの謎を解く糸口を見い出します。Read More
留学先の米国カリフォルニア大学サンディエゴ校のロジャー・ツェーン研究室にてGFPやFRET(蛍光共鳴エネルギー移動)と格闘し、カルシウム指示タンパク質カメレオンを生み出した、宮脇敦史氏(理化学研究所 脳科学総合研究センター)。カメレオン開発にまつわるエピソードに宮脇サイエンスの根源を垣間見ることができそうです。Read More
ライフサイエンスに関わるすべての研究者に新しい出会いの場を提供するNEXT FORUM。 2013年のテーマは、「想像の歴史から、創造の未来へ。」です。日本を代表してヒトゲノムプロジェクトを率いた榊佳之氏をナビゲーターに、再生医療、進化工学、脳科学の各分野を切り拓く科学者 ― 岡野栄之氏、四方哲也氏、大隅典子氏 ― が登壇。六本木ニコファーレの参加者とオンライン視聴者と共に、次世代のライフサイエンスについて語り合いました。Read More
「みんなががん細胞を解析しているのであれば、自分はがん細胞ではないものを解析しようと思います」。「いきなり新しいことを始めても勝ち目はありません。戦法が重要です」。国立がん研究センター研究所の牛島俊和氏の研究戦略だ。その結果、見つかったことは、・・。Read More
色鮮やかに生命のダイナミクスを描き出す蛍光イメージング。理化学研究所の宮脇敦史氏は、サンゴやウナギから新規の蛍光タンパク質を遺伝子クローニングしたり、カルシウム、レチノイン酸や細胞周期の動態を可視化するプローブを開発したり、また、生体組織を透明化する試薬を開発するなど、バイオイメージング技術開発分野で独創的な成果を出し続けています。宮脇氏は1995年~98年に米国カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学、後(2008年)に「GFPの開発」でノーベル化学賞を受賞するロジャー・ツェーン博士に師事。ユニークな留学体験から若手研究者への提言まで、2回にわたってお届けします。Read More
1997年、白血病でがん幹細胞の存在が初めて報告されました。2000年代に入ると、乳がん、脳腫瘍、食道がん、肝臓がんでも、がん幹細胞の報告が相次ぎます。 慶應義塾大学教授の佐谷秀行氏は、がん幹細胞のマーカーとして報告されたCD44の機能解析から、がん幹細胞を狙い撃ちする薬剤を探しだし、その効果の検証を進めています。 一方、金沢大学教授の後藤典子氏は、がん幹細胞に特有のシグナル伝達経路を捉え、 新たな分子標的医薬品のターゲットをあぶり出そうとしています。がん研究にパラダイムシフトをもたらした、「がん幹細胞」。その意義とこれからについて二人の研究者が語り合います。Read More